新版 大化改新「乙巳の変」の謎を解く
遠山美都男 著
皇極四年(六四五)、中大兄皇子と中臣鎌足は蘇我蝦夷・入鹿父子を武力で排除した。この乙巳の変が国政改革「大化改新」の序幕だったという筋書きはあまりにも有名である。だが、これに関して残された史料は中大兄・鎌足中心に事件を描く極めて偏ったものだった。クーデターの真の目的は何か。その首謀者は誰だったのか。本書は、王位継承をめぐる路線対立に着目して旧版を大幅改稿し、熾烈な権力闘争の内実に迫るものである。
書誌データ
- 初版刊行日2022/5/23
- 判型新書判
- ページ数360ページ
- 定価1056円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102699-6
書店の在庫を確認
SNS公式アカウント情報
書評掲載案内
・週刊読書人2022年12月23日/木本好信(元龍谷大学教授・日本古代政治史)
・月刊大和路ならら2022年12月号/竹端絢子
・週刊読書人2022年7月22日/木本好信(元龍谷大学教授・日本古代政治史)
・東京新聞(朝刊)2022年6月25日
関連書籍