平沼騏一郎検事総長、首相からA級戦犯へ
萩原淳 著
司法と行政の頂点を極めた唯一の政治家・平沼騏一郎。東大を首席で卒業後、能吏の聞こえ高く、大逆事件を処理し、検事総長、大審院長を歴任。政界進出を目論み右翼団体・国本社を組織する。軍人らの期待を集め、日中戦争下、首相に就任。日米開戦後は重臣、枢密院議長として和平派へ。機会主義と映る行動から右翼に銃撃され、自宅放火にも遭った。天皇崇拝の国家主義者、陰謀家、A級戦犯として断罪され続けた平沼の実像を描く。
書誌データ
- 初版刊行日2021/8/19
- 判型新書判
- ページ数320ページ
- 定価990円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102657-6
書店の在庫を確認
SNS公式アカウント情報
書評掲載案内
・日本歴史2022年2月号
・史学雑誌2022年1月号/太田聡一郎
・図書新聞2021年11月27日号
・日本経済新聞(朝刊)2021年10月2日/井上寿一(学習院大学教授)