刀伊の入寇平安時代、最大の対外危機
関幸彦 著
藤原道長が栄華の絶頂にあった一〇一九年、対馬・壱岐と北九州沿岸が突如、外敵に襲われた。東アジアの秩序が揺らぐ状況下、中国東北部の女真族(刀伊)が海賊化し、朝鮮半島を経て日本に侵攻したのだ。道長の甥で大宰府在任の藤原隆家は、有力武者を統率して奮闘。刀伊を撃退するも死傷者・拉致被害者は多数に上った。当時の軍制をふまえて、平安時代最大の対外危機を検証し、武士台頭以前の戦闘の実態を明らかにする。
書誌データ
- 初版刊行日2021/8/19
- 判型新書判
- ページ数216ページ
- 定価880円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102655-2
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・日本経済新聞(朝刊)2022年4月2日/今村翔吾(作家)
・歴史地理教育2022年1月号/駒田和幸(東京都歴史教育者協議会)
・週刊エコノミスト2021年11月9日号/今谷明(国際日本文化研究センター名誉教授)
・産経新聞2021年9月19日/倉本一宏(国際日本文化研究センター教授)
・毎日新聞(夕刊)2021年9月16日/伊藤和史
・世界日報2021年9月12日/高嶋久