日本語を翻訳するということ失われるもの、残るもの
牧野成一 著
「古池や蛙飛び込む水の音」芭蕉のこの俳句を英語で説明するとき、「蛙」をa frogとfrogsのどちらで訳すべきだろうか。単数か複数かを決めないまま翻訳することは英語では許されない。ほかにも「ちらちら」「どんどん」などの擬音・擬態語、「雨ニモ負ケズ」の漢字カタカナ交じりの表記、「顔が能面のようだ」といった比喩など、翻訳困難な日本語表現を紹介。夏目漱石も村上春樹も登場する、海を越えた日本語論。
書誌データ
- 初版刊行日2018/6/21
- 判型新書判
- ページ数208ページ
- 定価858円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102493-0
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書評掲載案内
・俳句四季2024年11月号/堀田季何
・文藝春秋2018年9月号/武田徹(評論家・専修大学教授)
・朝日新聞(朝刊)2018年8月4日
・週刊読書人2018年7月27日号/大野公賀(東洋大学教授)
・週刊東洋経済2018年7月21日号