中国ナショナリズム民族と愛国の近現代史
小野寺史郎 著
二一世紀に入り、尖閣諸島や南沙諸島の領有問題などで中国の愛国的な行動が目につく。なぜ、いま中国人はナショナリズムを昂揚させるのか。共産党の愛国主義教育や中華思想による強国意識からなのか。西洋列強や日本に蚕食されてきた一九世紀半ばから、日本の侵攻、さらに戦後中国が強大化するなか中華民族にとってナショナリズムとは何であったのか。本書は、清末から現代までの一二〇年の歴史のなかで読み解く。
書誌データ
- 初版刊行日2017/6/21
- 判型新書判
- ページ数280ページ
- 定価946円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102437-4
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書評掲載案内
・中国研究月報2018年3月号/吉澤誠一郎(東京大学)
・史学雑誌2017年12月号/衛藤安奈
・週刊読書人2017年12月22日号/関智英(日本学術振興会特別研究員・明治大学兼任講師)
・週刊エコノミスト2017年8月22日号/加藤徹(明治大学教授)
・図書新聞2017年8月19日号
・週刊文春2017年8月3日号
・日本経済新聞(朝刊)2017年7月29日