元老―近代日本の真の指導者たち
伊藤之雄 著
明治憲法成立後の1890年代以降、天皇の特別な補佐として、首相選出を始め、内閣の存廃、戦争、条約改正など重要国務を取り仕切った元老。近代日本は、伊藤博文、山県有朋、西園寺公望ら元老8人の指導下にあった。非公式な組織のため、当初は政治の黒幕として批判されたが、昭和初期の軍部台頭下では未成熟な立憲国家を補う存在として期待が高まる。本書は、半世紀にわたり権力中枢にいた元老から描く近代日本の軌跡である。
書誌データ
- 初版刊行日2016/6/22
- 判型新書判
- ページ数336ページ
- 定価968円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102379-7
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書評掲載案内
・読売新聞(夕刊)2016年9月12日/宇野重規(東京大学教授)
・日本経済新聞(朝刊)2016年8月21日/井上寿一(学習院大学学長)
・読売新聞(朝刊)2016年8月21日/牧原出(政治学者・東京大学教授)
・中国新聞2016年8月14日/著者インタビュー
・文藝春秋2016年9月号
・週刊新潮2016年8月4日号/楠木建(一橋大学教授)
・東京新聞(朝刊)2016年8月7日
・夕刊フジ2016年7月7日
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