ホーム > 検索結果
全10641件中 765~780件表示

精選ルポルタージュ集
児玉隆也 著
〈昭和・光と影〉三十八歳で早逝したルポライターが三年間に発表した作品の中から、戦後の湿度を色濃くまとった日本人の姿を掬いとった秀作ルポルタージュを厳選。田中首相退陣の契機となった表題作をはじめ、死と闘う自らを描いた闘病記「ガン病棟の九十九日」も収める。
2025/01/22 刊行

古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで
鶴見太郎 著
ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。■目次序 章 組み合わせから見る歴史第1章 古代 王国とディアスポラ1 ユダヤ教以前のユダヤ人?――メソポタミアとエジプトのあいだで2 ユダヤ教の成立――バビロニアとペルシア帝国3 ギリシアとローマ――キリスト教の成立まで第2章 古代末期・中世――異教国家のなかの「法治民族」 1 ラビ・ユダヤ教の成立――西ローマとペルシア2 イスラーム世界での繁栄 西アジアとイベリア半島3 キリスト教世界での興亡――ドイツとスペイン第3章 近世――スファラディームとアシュケナジーム1 オランダとオスマン帝国――スファラディームの成立2 ポーランド王国との邂逅――アシュケナジームの黄金時代3 偽メシア騒動からの敬虔主義誕生――ユダヤ教の神秘主義第4章 近代――改革・革命・暴力1 ドイツとユダヤ啓蒙主義――同化主義なのか2 ロシア帝国とユダヤ政治――自由主義・社会主義・ナショナリズム3 ポグロムとホロコースト――東欧というもう一つのファクター第5章 現代――新たな組み合わせを求めて1 ソ連のなかの/ソ連を超えるユダヤ人――社会主義的近代化2 パレスチナとイスラエル――「ネーション」への同化3 アメリカと文化多元主義――エスニシティとは何かむすびあとがき参考文献ユダヤ人の歴史 関連年表
2025/01/22 刊行

吉田裕 著
先の大戦で230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。 この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士の生活・衣食住の無視があった。 進まない機械化、パン食をめぐる精神論、先進的と言われた海軍の住環境無視......日中戦争の拡大とともに限界が露呈していく。 本書は帝国陸海軍の歴史を追い、兵士たちの体験を通し日本軍の本質を描く。【目次】はじめに序 章 近代日本の戦死者と戦病死者――日清戦争からアジア・太平洋戦争まで疾病との戦いだった日清戦争 戦病死者が激減した日露戦争 第一次世界大戦の戦病死者 シベリア干渉戦争の戦没者数 伝染病による死者の激減 軍事衛生の改善・改良と満州事変 退行する軍事衛生――日中戦争の長期化 アジア・太平洋戦争の開戦 陸海軍の戦没者数 日露戦争以前に戻った戦病死者の割合第1章 明治から満州事変まで――兵士たちの「食」と体格1 徴兵制の導入――忌避者と現役徴集率徴兵令の布告 現役徴集率二〇%の実態 徴兵忌避の方法 沖縄の現実、徴兵忌避者の減少 軍医の裁量権――高学歴者への配慮と同情2 優良な体格と脚気問題――明治・大正期明治の兵士――身長一六五センチ、体重六〇キロ 脚 気――総人員三割から四割の罹患 兵士たちを魅了した白米3 「梅干主義」の克服、パン食の採用へ栄養学の発展――第一次世界大戦後の日本 陸軍の兵食改善 一九二〇年のパン食導入 冷凍食品の導入と大型給糧艦 洋食の普及と充実――満州事変期 壮丁と兵士の体格4 給養改革の限界――低タンパク質、過剰炭水化物シベリア干渉戦争の失敗 飯盒炊さん方式による給養 兵食における質の問題 陸軍でのパン食のその後 揺れる海軍のパン食――「皇軍兵食論」の登場第2章 日中全面戦争下――拡大する兵力動員1 疲労困憊の前線――長距離行軍と睡眠の欠乏苦闘を強いられる日本軍 萎縮し「奮進」できない兵士たち 多発する戦争栄養失調症 「殆ど老衰病の如く」2 増大する中年兵士、障害を持つ兵士低水準の動員兵力 軍隊生活未経験者の召集 召集が原因の出生率低下 国民兵役までも 知的障害の兵士 吃音の兵士 野戦衛生長官部による批判 攻撃一辺倒の作戦思想3
2025/01/22 刊行

松浦弥太郎 著
―― どんなことでも楽しむための工夫をしてみる 工夫をするとコツが見つかる日々の生活、仕事、人間関係、食などについて、著者が見いだした「工夫・コツ」。ささやかなことだけれど、気づくと嬉しい。そんな、暮らしの「しあわせの種」113篇を一冊にまとめました。巻末に「一日を喜ぶ」を新たに収録。そのままの味を探す「お金は友だち」と思うことずる休みの効能「後味おいしい仕事」学びたい「ようこそようこそ」感謝の心傘の巻き方から学ぶ七十歳をしあわせのピークに土曜日は餃子の日(目次一部)
2025/01/22 刊行

森崎和江 著
私にとって能登は、やさしい土地だった――。二月の能登に降り立った作家が出逢ったのは、話したがりで優しい人々と、土地がもつ豊かな歴史。海女、漁師、賑わう朝市。不思議な伝承に彩られた集落の祭り。著者の旅路とともに能登半島に魅了される小さな旅行記。渡島半島から函館を巡る『津軽海峡を越えて』を併録。〈解説〉渡邊英理【目次】○第一部 能登早春紀行・第一章 雪雷 能登・志雄町・第二章 潮しぶき 能登・羽咋市・第三章 風待港 外浦・富来町福浦・第四章 千浦の又次 外浦・富来町赤崎・第五章 栗ひろい 外浦・富来町富来・第六章 アワビ 奥能登・輪島市・第七章 民話 奥能登・珠洲市高屋・第八章 白い山 奥能登・珠洲市大谷・第九章 お山祭り 内浦・能都町・能登早春紀行 あとがき○第二部 津軽海峡を越えて・第一章 津軽海峡・第二章 旅は道連れ・第三章 少年と姥神・第四章 函館旅情・津軽海峡を越えて あとがき ○文庫解説旅する言葉、海と女の思想圏 渡邊英理
2025/01/22 刊行

中央公論新社 編
※以下の作品は、『たまごだいすき』(中公文庫)にのみ収録されています。電子版には収録されておりませんのでご了承ください。「フライパン問題と目玉焼き」江國香織「親子の味の親子丼」東海林さだお「卵焼きキムパプ」平松洋子生卵は、王様みたいだった――西加奈子ありふれているようで唯一無二の食材、たまご! 思い出の料理、忘れられない記憶、その姿が訴えかけてくる謎など、多種多様なエッセイを読めば、もっとたまごが好きになるはず。■電子版収録作品「卵」辰巳芳子「玉子」高山なおみ「極道すきやき」宇野千代「プレーンオムレツ」阿川佐和子「おうい卵やあい」色川武大「ピータンのタン」新井一二三「未観光京都」「続・卵焼きサンド」「卵サンド、その後のその後」「たどり着いたほんものの味!」角田光代「幸福の月見うどん」稲田俊輔「卵料理さまざま」阿川弘之「鏡タマゴのクレープ」「神父さんのオムレツ」「タイの焼きタマゴ」玉村豊男「残り物の白身を使ってフリアンを」甘糟幸子 「温泉玉子の冒険」嵐山光三郎「たまごを数式で表した偉人たち」小林真作「冷凍食品の話」西村淳「たまごシールとわたし」ひらいめぐみ「卵酒」小泉武夫「ゆで卵」鎌田實「ジャンクスイーツの旅」「迷路の卵」若菜晃子「塗り椀の卵 微妙に重い」片岡義男「オフ・ア・ラ・コック・ファンタスティーク―空想半熟卵―」森於菟「鶏卵」矢野誠一「ねェねェ私のこと好き?」佐野洋子「茹玉子」水野正夫「スポーツマンの猫」堀江敏幸「やんなった」千早茜「ゆでたまご」向田邦子「カイロの卵かけごはん」西加奈子
2025/01/22 刊行

坂岡真 著
雨中の武家屋敷前、包丁を片手に佇む棒手振りの女。殺意の漲る横顔をみて声を掛けようとするも、女は雨に紛れて姿を消す。放っておけない勘兵衛は、その女おしゅんの秘された過去を調べはじめる。そんな折、世間を騒がす義賊仁盗がおしゅんの貧乏長屋に小判をばらまき……。還暦を迎えた“うぽっぽ”の「終活指南」シリーズ第三作、書き下ろし。
2025/01/22 刊行

斎藤美奈子 著
この1行が、人生の教養になる。死ぬまでに読みたい本が多すぎるから――1作1ページで解説!意外すぎる文豪たちのラスト1行を見よ。森鴎外『雁』は読者に八つ当たり!?ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の否めない唐突感樋口一葉『たけくらべ』の胸キュンラストカミュ『異邦人』は自己承認欲求が爆発?福沢諭吉『学問のすゝめ』は人間関係に悩む若者に……橋本治『桃尻娘』はJKのひそやかな自立宣言だオチを知ったくらいで名作の魅力は減じない。文豪のセンスをエンディングから学ぼう!読売新聞人気連載「名作うしろ読み」に書き下ろし26篇を増補した決定版。(日本の小説152篇、海外の小説96篇、ノンフィクション52篇)
2025/01/22 刊行

私説昭和史3
関川夏央 著
初刊時、世が「平成」となって10年あまりが経ち、「昭和」はすでに懐かしむ対象となっていた。日本人のありようを見つめる著者が、自身の個人史的随想と昭和を生きた作家への思いを軸に、かつて確かに存在した清々しい日本の姿、静かなる停滞(=老い)へと向かう自身の内面を綴った「昭和」アンソロジー。穏やかだが切ない「関川文体」が気持ちにしみ通る一冊。巻末に書き下ろしエッセイを増補する。
2025/01/22 刊行

柴崎友香 著
コロナウィルス感染拡大のなか、小説家のヤマネは、『実践講座・身近な場所を表現する/地図と映像を手がかりに』という講座を担当することになる。PCを通して語られるそれぞれの記憶、忘れられない風景、そこから生まれる言葉……。PC越しに誰かの記憶が、住む場所も年齢もばらばらな人たちの別の新たな記憶を呼び覚まし、ゆるやかにつながりあってゆく。読売新聞夕刊連載小説、待望の単行本化。
2025/01/22 刊行

天下布武
岩室忍 著
織田信長 VS 斎藤龍興!!永禄3(1560)年、桶狭間の戦いで今川義元軍を撃破した信長は、すぐさま斎藤龍興が支配する美濃攻略に乗り出す。勇猛な柴田勝家、策士の丹羽長秀、人たらしの木下藤吉郎など信長の家臣がめざましい働きぶりを見せるが、なかなか攻め落とすことはできない。一方、室町幕府の置かれた京には、不穏な空気が立ち籠めていた。第十三代将軍足利義輝を邪魔に思う三好三人衆と松永久秀の軍勢が、ついに御所を包囲する――。信長の旧臣太田牛一が著した『信長公記』に基づきながら、大胆な発想で信長が本能寺に散るまでを描く大河小説! 大人気シリーズ『剣神』の岩室忍が一番書きたかった織田信長の生涯。全八巻、隔月発売予定。
2025/01/22 刊行

伊坂幸太郎 著
伊坂幸太郎デビュー25周年記念書き下ろし作品。これはディストピア小説か? ユートピア小説か?所在不明の人工知能〈天軸〉の暴走で、世界が混乱に陥る近未来。開発者が遺した絵画〈楽園〉を手掛かりに五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の選ばれし3人は、〈天軸〉の在処を探す旅に出る――。書き下ろしの短編小説を、気鋭のアーティスト、井出静佳の装画・挿絵とともに味わう「伊坂幸太郎史上最も美しい1冊」。
2025/01/22 刊行

ジェーン・スー 著
きのうまでの「普通」を急にアップデートするのは難しいし、ポンコツなわれわれはどうしたって失敗もする。変わらぬ偏見にゲンナリすることも、無力感にさいなまれる夜もあるけれど、「まあ、いいか」と思える強さも身についた。明日の私に勇気をくれる、ごほうびエッセイ。〈目次〉第1章 今日もなんとか生きていく第2章 ポンコツな我々と日々のタスクと第3章 大人の醍醐味・中年の特権第4章 それでも生活は続くのだから
2025/01/22 刊行

兵器篇 【電子限定特典付】
大石英司 著/安田忠幸 画
【電子限定特典】〈サイレント・コア〉シリーズ既刊カバーイラスト60点特別収録!大石英司〈サイレント・コア〉シリーズを徹底解析するガイドブック、待望の〈兵器篇〉登場!陸海空の兵器や隊員の個人装備など、安田忠幸によるイラスト400点をオールカラーで完全収録。精密なイラストと詳細なデータ満載で、ファン必携の一冊。〈サイレント・コア〉メンバーが登場する書き下ろし短篇「オメガと呼ばれた男」も必読です!【目次】〈サイレント・コア〉隊員装備&隊舎ガイド陸上装備一覧海上装備一覧航空装備一覧個人装備一覧大石英司書き下ろし小説「オメガと呼ばれた男」『台湾侵攻』&『アメリカ陥落』作品地図
2025/01/22 刊行

堀内誠一 著
\伝説的アートディレクターで絵本作家/堀内さんと世界をぐるり、美食・秘宝・島巡り!チュニジアの魚介スープ、台湾の屋台飯、ウクライナの肉団子をたいらげ、国宝の美術品から露店の玩具までこよなく愛した堀内さん。世界の美食・秘宝・島々をぐるりとび回る!「パンパンになったお腹をなでなで、食後酒のグラッパをやってると、いつしか自分がまるで常連客だったようにくつろいでいる。」カラーイラスト約200点と単行本未収録エッセイを満載に、初文庫化。アテネの町のあちこちでトウモロコシを焼いて売ってる。醤油があったら、と一瞬思ったが、それはアサハカな習慣なのがスグ分って〝こりゃウマいや!〟と叫んだ。オジサンのふってくれた塩だけ、というのがいいのだ。(本文より)
2025/01/22 刊行