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政治活動と民主主義のルールブック
竹内彰志 著
政治資金規正法は、政治活動の公明と公正を確保するため、一九四八年に施行された。しかし、政治とカネの問題は繰り返し生じて、その度に改正してきた。本書は、議員たちの収入と支出や、現在までの歴史的経緯を踏まえ、同法の枠組みを示す。さらに政治資金パーティーなどの事例を通じ、金銭の動きなども解説。そのうえで情報公開のあり方や今後の課題などを論じる。政治活動や選挙運動で注意すべき点なども多く扱う。
2025/06/20 刊行

ドストエフスキー 著/江川卓 訳
ドストエフスキー作品の謎に最も迫った翻訳者・江川卓による魂の訳業、初文庫化。各巻に、訳者自身による詳細な注解を付す。〈巻末資料〉訳者解説
2025/06/20 刊行

吉村昭 著
戦前・戦中の東京下町を、昭和2年生まれの著者が体験を通して振り返る。綿密な考証と巧みな描写にもとづく歴史小説・ノンフィクションに定評のある著者による、昭和事物回顧。「歴史」「昭和史」という括りからは見落とされた、庶民の暮らし・風俗、東京下町の情景が、生き生きと甦る。単なるノスタルジーではない、冷静な視線で、自らの記憶を掘り起こす。「『古き良き』とは浅薄な過去を美化する言葉でしかない。決して『良き』ばかりとは言えず、簡単にそんなことを口にしてもらいたくはないのだ」(本文より)【本書に出てくる事物】物干台/毛糸/焼芋屋/羅宇屋/お化け煙突/自転車泥棒/電柱掘り/焼け金庫屋/ソフト帽/下駄・雪駄/銀流し/朴歯の高下駄/ハダシ足袋/ソロバン/エジソン・バンド/大学芋/電球/提灯/リヤカー/山手線/地下鉄/汽車/チッキ/花柳病/肺病/肝油/脚気/浣腸/ヒマシ油/蚊帳/火の見櫓/湯タンポ/長火鉢/焚火/映画館/ポスター貼り/ラジオ体操/仏法僧/ベルリン・オリンピック/二・二六事件/喫茶店/お定事件/浪曲・講談/徳川夢声/玉音放送/ラジオ/ツェッペリン号/説教強盗/下駄スケート/大八車/オート三輪/木炭自動車/輪タク/都電・市電/谷中墓地の桜/アメ横のサクラ/井の頭のひき蛙/食用蛙/夏服/カンカン帽/パナマ帽/アッパッパー/南京虫/蚤/虱/DDT/銭湯/行水/朝顔/石榴/金魚/山の湯宿/赤トンボ/柿木金助/B29/夜の闇/双葉山/男女ノ川/夜行列車/蒸気機関車/煤煙〈解説〉森まゆみ
2025/06/20 刊行

わが子の障害を受け入れるとき
松永正訓 著
わが子が障害を持っていると知り、不条理な現実を受け入れるまでの拒絶と葛藤、受け入れることができたときの感動を経験する親がいる一方で、子どもの命を奪ってしまおうとする親、病院に捨てられてしまう子どももいる。治療を迷う医師もいる。幼い命をめぐる大人たちの拒絶と受容の果てには、読む者に静かな感動を広げる命の旋律が響き始める。〈解説〉渡辺一史医学が進み、科学が進歩しても障害や病は消えません。気がつけば、私たちの社会は医療技術で生命の質を診断する時代に変わってきています。「授かりものの命を育む時代」が、「生命の誕生を操作して選別する時代」に入り、私たちはより一層多くの悩みに直面しているように見えます。人生の大きな節目であるわが子の誕生という瞬間を、単純に期待と喜びだけで迎えられない時代を私たちは生きているのかもしれません。(本文より)
2025/06/20 刊行

ハーバード白熱教室の中の日本
佐藤智恵 著
シリーズ累計 30万部 突破! 中学・大学入試問題にも多数採用された ハーバード・シリーズ最新刊!世界最高の知性が集まるハーバード大学経営大学院でいちばん人気のある研修旅行先は、日本。参加者に希望者を含めると1学年の全学生の40%、全教員の20%以上が日本への研修に興味を持ったという。なぜ、いま日本はこれほど研修旅行先として人気があるのか。ハーバード大学経営大学院の授業や研修をもとに「日本から何を学んでいるのか」を解き明かす。◇「帰国したら二度と食べられない」日本の野菜に感動 ◇ヒロシマでの体験が忘れられない◇最も記憶に残るのは親切な日本人◇学生たちを感嘆させた日本のタクシー運転手◇ハーバードで日本史が注目を集める理由◇一気に話題をさらった山本山の発明品◇人気みやげは「とらやのキャンディー」◇教員が虜になった激安ジャングル「ドン・キホーテ」◇日本発の型破りなビジネスモデルに驚く◇「チームラボボーダレス」で体感する日本のイノベーション力◇「増田德兵衞商店」が開拓した日本酒ビジネスの可能性◇リーダーシップの観点から見るドラマ『SHOGUN 将軍』◇ハーバードではなぜ岩崎弥太郎と渋沢栄一を学ぶのか◇世界最高の経営学者が注目する豊田佐吉のエラーマネジメント◇「お見合い」ビジネスに学生たちはどう反応したか◇日本発の斬新なマッチングビジネスが教材化◇ロボティクス企業で教員から殺到した質問とは◇ハーバードの「働き方の未来」研究で注目される日本◇なぜ岐阜県の中小企業の事例を学ぶのか◇悩めるシニアが欧米でも社会問題に◇ハーバードの教授が警鐘を鳴らす「成功依存症」◇「イキガイ」ブームと新幹線清掃会社テッセイ◇オムロン京都太陽が視察先に選ばれた理由◇日産の危機管理能力とホンダとの経営統合計画◇パンデミック下で卓越した復元力を発揮した日産◇日本企業の課題は「コーポレートガバナンス
2025/06/20 刊行

No.1621[老化を遅らせる新習慣、始めよう]
婦人公論編集部 編
※『宝塚 すみれ色の未来へ 星組』は掲載されておりません。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。【目次】・表紙・美輪明宏のごきげんレッスン・富井義夫 世界遺産を旅する・目次・〈特集〉老化を遅らせる新習慣、始めよう・柏木由紀子×酒井和歌子 美と健康の秘訣は日々の小さな積み重ねに・伊藤裕×室井滋 〝老化負債″は、今から返済できますか?・斎藤充 コラーゲンこそが折れにくい骨をつくる・平野浩彦 ムセやすい、飲み込みづらいを解消する「長生きうがい」・山田真理 〈ルポ〉驚きの若さに迫る 92歳のバレリーナ 雑賀淑子さん/102歳の化粧品販売員 堀野智子さん・とも先生 「足首やわやわストレッチ」で全身の不調を撃退・島内晴美 〈ルポ〉情熱が心と体を動かした 推し活でアンチエイジング!・杉山桃子 〈コミック&エッセイ〉うちのばあさん101歳・伊藤比呂美 猫婆犬婆・ブレイディみかこ 転がる珠玉のように・関容子 名優たちの転機/小林勝也・樋口恵子&黒井千次 同級生の往復書簡(後篇)93歳、弱音と強がりの間で行けるところまで・池田理代子×林真理子 時代を超えて女性へのエールを・オダギリジョー 映画館が幼い僕を育ててくれた・読みたい本・藤野千夜 私の書いた本・荻原博子の〝トクする!″マネーNEWS・松坂慶子 表紙のひと・藤井恵 お料理歳時記/あえてのワンパターン献立・わたしを癒やす美容時間 製品選びからスキンケア法まで素朴な疑問に答えます・石田純子のおしゃれ塾・市村正親のライフ・イズ・ビューティフル!・話題のアングル・新・心とからだの養生学 脳の老化を食い止めて認知症を遠ざけよう・『婦人公論』女性の生き方研究所 孫に使うお金はいくら?(中篇)・京の菓子、おりおり・〈第2特集〉どうする!? 今どきのご近所トラブル・〈読者アンケート〉非常識な隣人がストレスです・〈読者体験手記〉恐怖のお向かいさん・小野章子/鈴木佑輔 もめ事をこじらせないための賢い対処法・津田健次郎 渋い声と演技で活躍の場を広げて・金澤翔子×金澤泰子 ダウン症の書家が叶えた、喫茶店で働く夢・「終活」アンケートのお願い・江原啓之 「幸せぐせ」を身につけよう・鈴木保奈美 獅子座、A型、丙午。・中津川りえ 傾斜宮占い・朝倉かすみ メルヘンを探せ!・ひらめきパズル・読者のひろば・「病気や介護の悩み」募集のお知らせ・愛読者グループ便り・プレゼント付き読者アンケートのお願い・定期購読のご案内・婦人公論ff倶楽部Room・ff倶楽部会員登録方法・阿川佐和子 見上げれば三日月・ヤマザキマリ 地球の住民・ジェーン・スー スーダラ外伝・ごほうびランチ・次号予告・Pick up アート(松本零士展)
2025/06/13 刊行

中央公論編集部 編
ネットで拡散するデマや誹謗中傷、安倍晋三元首相の銃撃事件後もつづく政治家襲撃……日本政治の周辺で、煽動的な言論や暴力行為が目立つようになった。SNSで政治家の行動が容易に追える現代では、警護のハードルも上がっている。我々は言論の自由と民主主義をともに守れるのか。東京都議会議員選挙、参議院選挙が行われる「選挙の夏」を前に考える。(『中央公論』2025年7月号の電子化)== 特集 ==政治を壊す暴力、言論の使命◆〔対談〕歴史を鑑にSNS時代を考える政治の「野蛮化」に抗する論壇の役割▼佐藤卓己×河野有理◆強靭な言論空間の形成を危機管理と自由をいかに両立させるか▼北村 滋◆ハイブリッド化する攻撃参加政治家への暴力は戦後いかに変容したか▼宮坂直史◆リベラルなテロ対策へ選挙を脅かす襲撃事件と日本の要人警護▼福田 充◆商業利用される「怒り」SNSでの「対立」を「分断」に深めない知恵▼津田正太郎◆政治的分極化から「生産的な対立」へいま、危機にあるという〈公共〉のこと▼山本 圭=======【時評2025】●企業・団体献金とともに考えるべき政党助成のあり方▼境家史郎●「実質賃金」改善のために労使は何をすべきか▼渡辺 努●教育虐待による怒りを社会に向けないために▼河合香織== 特集 ==通巻1700号記念いま読むべき中央公論の名論文◆〔座談会〕「中庸」が困難な現代に1700冊から見いだす論壇誌の可能性▼井上正也×大澤 聡×佐藤 信◆国内政治5選政治論壇の参照点として▼佐藤 信◆外交・国際情勢5選外交における中庸の模索▼井上正也◆社会・文化5選知的中間層の夢▼大澤 聡== 特集 ==トランプ政権の深層◆理念、利益、制度で読み解く「朝令暮改」トランプ大統領は本当に「強い」のか▼待鳥聡史◆脅しにあわてる必要はない経済安全保障の地政学と日本の茨の道▼伊藤隆敏◆比較優位、生産シフト、関税と数量割当経済学から見たトランプ関税▼松井彰彦◆『ヒルビリー・エレジー』を読み解くヴァンス米副大統領が創出した神話の力▼髙村峰生=======◆〔対談〕都市化が進んだ、この現代に私たちは、「死」とどう向き合えばよいのでしょうか▼川上未映子×養老孟司◆〔ルポ〕日韓台の外国人労働者争奪戦が始まる日本見限るベトナム人技能実習生▼澤田晃宏== 第26回 読売・吉野作造賞 発表 ==受賞作『日ソ戦争』麻田雅文選評 猪木武徳/北岡伸一/山内昌之/白石 隆/吉川 洋/村岡彰敏/安部順一===================【シリーズ昭和100年】●時刻表100年の歩み――植民地、戦争と高度成長、民営化、そしてデジタル化▼原 武史《好評連載》●ことばの変化をつかまえる【第4回】▼水野太貴●皇室のお宝拝見【第16回】▼本郷和人●炎上するまくら【第103回】▼立川吉笑《連載小説》●ジウ The Next 【第2回】▼誉田哲也
2025/06/10 刊行

サラ・パーシー 著/龍和子 訳
古今東西を通じて、独立や革命のために、様々な形で戦ってきた多くの女性とその勇猛な戦闘を描く。近代化の過程で変質してきた女性の戦い方と処遇を歴史的背景から分析。唯一無二の女戦士列伝
2025/06/09 刊行

下町病院長だから見える医療の末路
熊谷賴佳 著
高齢者医療を支えてきた中規模病院が、次々に破綻している。コロコロと変わる厚労省の政策に翻弄され、著者の病院も一時は破綻寸前まで追い込まれた。本書は、高齢化した下町の病院長だからこそ見える医療の過酷な実態を明らかにし、この国の医療と介護をダメにした原因を指摘。日本の医療崩壊を大胆に予測する。あと5年で行き場のないお年寄りが街に溢れることになる。地獄を回避したいなら、いまが最後のチャンスだ。
2025/06/09 刊行

下町病院長だから見える医療の末路
熊谷賴佳 著
高齢者医療を支えてきた中規模病院が、次々に破綻している。コロコロと変わる厚労省の政策に翻弄され、著者の病院も一時は破綻寸前まで追い込まれた。本書は、高齢化した下町の病院長だからこそ見える医療制度の過酷な実態を明らかにし、この国の医療と介護をダメにした原因を指摘。日本の医療崩壊を大胆に予測する。あと5年で行き場のないお年寄りが街に溢れることになる。地獄を回避したいなら、いまが最後のチャンスだ。
2025/06/09 刊行

塚谷裕一 著
花の色、葉の形、茎の長さなど植物の「見かけ」はどのように作られているのか。種の多様性はどうして生まれるのか。「遺伝子による制御」という視点から、疑問が解明されつつある。その鍵を握るのが、突然変異体の研究である。栽培品種作出にも重要なこの研究は、新材料アラビドプシス(和名シロイヌナズナ)を得て世界的ネットワークへと拡大した。野外研究とバイオテクノロジーの融合が生んだ遺伝子解析最前線の息吹を生き生きと伝える。目次1 アラビドプシスとは何か2 白い花を赤くする3 葉と花が分かれるとき4 形を作る遺伝子5 新しいテーマを求めて6 葉の形を探る7 アラビドプシスのこれから
2025/05/30 刊行

塚谷裕一 著
街を歩けば、アスファルトの割れ目、電柱の根元、ブロック塀の穴、石垣など、あちこちのスキマから芽生え、花開いている植物が見つかる。一見、窮屈で居心地の悪い場所に思えるが、こうしたスキマはじつは植物たちの「楽園」なのだ。タンポポやスミレなど春の花から、クロマツやナンテンなど冬の木まで、都会のスキマで見つけられる代表的な植物110種をカラーで紹介。季節の植物図鑑として、通勤通学や散策のお供に。目次春(タネツケバナ、キュウリグサ ほか)初夏(ヒメジョオン、ツタバウンラン ほか)夏(アメリカヤマゴボウ、カタバミ ほか)秋(ヒガンバナ、ススキ ほか)冬(ナンテン、ツルソバ ほか)
2025/05/30 刊行

想念のエクトプラズム
青柳いづみこ 著
印象主義という仮面の下に覗くデカダンスの黒い影。従来のドビュッシー観を一新し、その悪魔的な素顔に斬り込んだ画期的評伝。〈解説〉池上俊一
2025/05/30 刊行

塚谷裕一 著
スキマには植物が満ちている。駅のホームのはじっこ、ビルの窓枠、車道の割れ目……。「なんでこんなところに?」と思うような場所にも旺盛に成長している。じつは植物たちにとってスキマは窮屈な住みかなどではなく、のびのびと暮らせる「楽園」なのだ。タンポポやミズヒキなど身近な植物から、ケヤキやポプラなど意外な植物、さらに里山や海辺、高山植物まで、百種類以上のスキマ植物をカラーで紹介。散歩のお供にぜひ。目次1 スキマの風景(額縁のヤブカラシ、囲いのスキマ―ヒルガオ ほか)2 逃げ出してきたスキマの植物(イオノプシディウム、ハナニラ ほか)3 帰化してきたスキマの植物(ニワゼキショウ、オランダミミナグサ ほか)4 古くからの人里スキマの植物(スズメノヤリ、ヤエムグラ ほか)5 海辺のスキマの植物(ハマボウフウ、タイトゴメ ほか)6 高山のスキマの植物(イワツメクサ、ミヤマキンバイ ほか)
2025/05/30 刊行

イギリスのシンガポール戦略と日本の南進策の真実
山本文史 著
「大東亜戦争(太平洋戦争)」については主に「日米開戦」に至る過程に焦点があてられ、真珠湾攻撃より早く始まった日本とイギリスの開戦への経緯は等閑視されている。本書は、まず、イギリスがシンガポール海軍基地建設し、ワシントン軍縮条約、日英同盟が破棄された1920年代以降の、日英の南洋における利権の対立を分析する。英連邦(イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア)では、日本によるシンガポール陥落や東洋艦隊の壊滅は、イギリス帝国史上最大級の恥辱的出来事とされ、「失敗の原因」を探るという観点から「イギリス『シンガポール戦略』の失敗」に関して大きな関心が、戦後直後から現在にいたるまで、持たれている。本書は、イギリスの南洋政略と当時の日英のシーパワーのバランス、日本の南進策の実態、陸海軍の対英米観の相異の変質を明らかにしながら、日英開戦に至った経緯をグランド・ストラテジー(大戦略)の観点から検証する目次序章 「シンガポール戦略」「ジェリコ・リポート」「シンガポール戦略」の起源シンガポール基地建設案の採用とその後センバーワン海軍基地縮小される基地計画政権交代とシンガポール海軍基地建設開始と引き伸ばされる建設期間対自治領政策から対日戦略へ帝国両端での脅威シンガポール海軍基地の開港「シンガポール要塞」の実情約束の履行開戦「プリンス・オブ・ウェールズ」撃沈シンガポール陥落第一章 太平洋のバランス・オブ・パワーワシントン会議に向けた海軍の準備ワシントン会議に向けた陸軍の準備ワシントン会議に向けた日英の基本方針ワシントン海軍軍縮条約第一九条陸軍の反対新たなるバランス・オブ・パワーの成立帝国国防方針帝国国防方針改定ジュネーヴ会議ロンドン軍縮会議に向けてロンドン会議への基本姿勢おわりに――「シンガポール戦略」と日本海軍第二章 海軍軍縮体制の終焉ロンドン会議と統帥権干犯問題満洲事変と第一次上海事変海軍軍縮の終焉と第一九条おわりに第三章 世論の受け止め――一九二〇年代基地との最初の遭遇関東大震災とその後労働党による一時休止シンガポール海軍基地をめぐる日英の外交協力シンガポール海軍基地と一九二〇年代の論客たちおわりに――一九二〇年代の言論空間におけるシンガポール海軍基地第四章 世論の受け止め――一九三〇年代「一九三五~六年の危機」未来戦記とシンガポール海軍基地反英論の盛り上がりとシンガポール海軍基地頂点を迎える反英論池崎忠孝『新嘉坡根拠地』おわりに――一九三〇年代の言論空間におけるシンガポール海軍基地第五章 一九三六年の南進策の再検討南進策の浮上「帝国国防方針」の改定南進策の主唱者たちおわりに――一九三六年の南進論第六章 マレー・シンガポール攻略「作戦計画」の起源と進化作戦計画なき「作戦計画」マレー・シンガポール攻略作戦の起源井本熊男の南洋視察旅行「マレー・シンガポール攻略作戦」作戦計画の進化おわりに――「作戦計画」の持つ意味とは?第七章 欧州戦争の衝撃と南進欧州戦争と日本おわりに――一九四〇年の南進論第八章 大戦略なき開戦戦争への躊躇――一九四一年春独ソ戦開戦前夜の状況独ソ戦の衝撃戦争への道おわりに――対英戦争から対米戦争への拡大第九章 シンガポール攻略に向けた準備の完成シンガポール攻略に向けた準備おわりに
2025/05/30 刊行