
塚谷裕一 著
スキマには植物が満ちている。駅のホームのはじっこ、ビルの窓枠、車道の割れ目……。「なんでこんなところに?」と思うような場所にも旺盛に成長している。じつは植物たちにとってスキマは窮屈な住みかなどではなく、のびのびと暮らせる「楽園」なのだ。タンポポやミズヒキなど身近な植物から、ケヤキやポプラなど意外な植物、さらに里山や海辺、高山植物まで、百種類以上のスキマ植物をカラーで紹介。散歩のお供にぜひ。目次1 スキマの風景(額縁のヤブカラシ、囲いのスキマ―ヒルガオ ほか)2 逃げ出してきたスキマの植物(イオノプシディウム、ハナニラ ほか)3 帰化してきたスキマの植物(ニワゼキショウ、オランダミミナグサ ほか)4 古くからの人里スキマの植物(スズメノヤリ、ヤエムグラ ほか)5 海辺のスキマの植物(ハマボウフウ、タイトゴメ ほか)6 高山のスキマの植物(イワツメクサ、ミヤマキンバイ ほか)