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宮崎市定 著
東洋史学の泰斗・宮崎市定が、古代から最近世にいたる広範なアジアの歴史を、世界史的視野と鋭い史眼で描きだす。東西の文化交渉、および経済・社会動態への眼差しから、東洋史をアジア史へと発展させ、さらには世界史の一部として体系化した。宮崎が最も円熟した時期に執筆した6篇の論考にくわえ、補編として、東洋史研究の第一人者、岡本隆司の選定による3篇と解説を新しく収録し、このたび新編として蘇る。【中公学芸ライブラリー】目次アジア史家の宮崎市定 礪波護世界史序説中国古代史概論六朝隋唐の社会東洋的近世西アジア史の展望東洋史の上の日本補編アジア史とは何か十字軍の東方に及ぼした影響中国近世銀問題略説解説 岡本隆司年譜(増補版)索引
2025/11/07 刊行

弘兼憲史 著
「島耕作シリーズ」作者待望の人生エッセイ最新刊 人生後半、楽しみの詰まった時間をポジティブに味わい、幸せを感じるための実践的生き方のヒント。弘兼流・人生訓が満載・「中高年は人と比べてはダメ」・「諦めて次へ、が近道」・「幸せは自分が決めていい」・「大人の恋愛ルールとは」・「新しきを温ねて故きを知る」・「世界共通、一流の10カ条とは」……
2025/11/07 刊行

時代を超える「妖怪」の魅力
朝里樹 著
2025年に没後10年となる水木しげると、2024年に作家デビュー30周年を祝った京極夏彦。長年にわたって師弟関係にも似た交流を持っていた稀代の妖怪作家2人は、どのように「妖怪」を捉えていたのか。彼らが描いた妖怪はどこがどう異なり、何が共通しているのか。二大作家の表現を比較検討することで、私たちにとっての「妖怪」とは何かを探る。第一章 ゲゲゲの百鬼夜行第二章 北西妖怪百景第三章 目に見えない世界を信じる第四章 この世には不思議なことなど何もない終 章 おばけは死なない巻末付録 水木しげると京極夏彦をよく知るためのブックガイド
2025/11/07 刊行

とくながけい 作・絵
【書店員が選ぶ絵本新人賞2025大賞受賞作】身近で見慣れたあれこれが、覗いてびっくり、まさかの中身! 回転ずしは人力で、公園の噴水は、実は……。自由でユニークなアイデア、水彩や色鉛筆を組み合わせたノスタルジックなタッチと巧みな構図で 、読む者にページをめくる楽しみと新たな視点を与えてくれる絵本です。
2025/11/07 刊行

きもち次第で何があっても大丈夫
和田秀樹 著
「喪失感」とは、大切な人やものを失ったとき、さまざまな悲痛な思いが複雑に絡み合う、誰しもが抱く感情。高齢者専門の精神科医として、多くの患者やその家族と向き合ってきた著者・和田秀樹氏が、自らも60代半ばを迎えたいまだからこそ、心理学を学んできた精神科医として、今を生きる同年代として、喪失感という大きなテーマを、現代風に捉え直しました。医療の発達により平均寿命が飛躍的に伸び「人生100年時代」となった現代、人生後半をむかえた人々は、喪失に対する心得にも変化が必要と言います。かつて「老後の始まり」だった60代は、現代では「人生の新しい章の始まり」であると同時に、「家族や友人との付き合いがガラリと変わる転換期」でもある。つまり、喪失感の塊が襲いかかってくる年代なのです。本書では「若い頃のように身体が動かなくなった」「周囲の環境が変わってしまった」といった身近なものから、「二度と戻らない物事への後悔」「死」など人生を変えるような大きな出来事まで、相談事例を多く交えながら、さまざまな喪失感とどう向き合い、どう乗り越えていくかの具体的なヒントを紹介。あなたの喪失感や不安をやわらげ、前向きな気づきを与える処方箋のような一冊。
2025/11/07 刊行

鈴木裕貴 著
原爆が落とされるかもしれなかった、小倉、新潟、横浜、京都。この史実は、どのようにして発掘され、受け止められ、継承されてきたか。日米双方の史資料にもとづく空襲記録運動や自治体史編纂、あるいは環境運動、文学・映画等も含め、足元の郷土を知ることから原爆への想像力は始まった。47都道府県の被団協に注目し、広島・長崎以外の被爆問題も考える。戦後世代は、どうすれば戦争に当事者意識を持てるのか。投下候補地からヒントを探る。はじめに―原爆投下候補地の戦後史第1章 被爆地以外に残る被爆の痕跡1 各地に散った被爆者たち被爆地以外の被爆者/各地の被団協/被爆地との「距離」/「被爆地以外の被爆者」に支えられた被団協/被爆地以外の被爆二世/湖国のカープファン2 落とされなかった原爆の記憶ヒロシマ・ナガサキへの道程/投下候補地の存在/落とされなかった4都市/米軍資料のインパクト/「上空の意図」と「地上の証言」第2章 長崎への贖罪意識―小倉1 命運を分けた曇天Primary target KOKURA/「上空」と「地上」の証言/「救われた小倉! 気の毒な長崎!」2 小倉の原水禁運動第五福竜丸事件と小倉/投下候補地こそが訴えるべき原水爆禁止/退潮と変容3 カネミ油症、風船爆弾、そして原爆北九州市の発足と公害写真展/真夏に降った「雪」/記録作家「林えいだい」の誕生/林えいだいの8・9/足尾から五島へ/「むなしく奇蹟を待つ人々」/油症と原爆の二重被害/風船爆弾と小倉/証言と史料の収集/「地上」と「上空」の視点から/「投下候補地小倉」への推察/風船爆弾と小倉の被爆者たち4 並存する二つの平和資料館被爆二世の市長/被爆地以外の原爆関連資料館/二つの資料館/北九州平和資料館をつくる会/公設資料館の開館、民間資料館の閉館/小倉と長崎/続く慰霊第3章 原爆疎開の伝承―新潟1 落とされなかった原爆北国の平和式典/無傷の新潟、焦土の長岡/「予約された都市」としての新潟/原爆への「肩すかし」/官吏たちと一斉疎開/疎開先で迎えられた8・15/新潟日報社と終戦前後2 新潟版「火垂るの墓」戦後復興と「戦争体験」の記録/戦中戦後を架橋する「死児」の記憶/一斉疎開と妹の死/野坂昭如と新潟/原資料の不在3 自治体史の編纂と知事布告資料の発掘新潟大史学と県史編纂の始動/初の近代史叙述/知事布告資料の発掘/「上空」からの補足資料/投下候補地の「発見」/反核時代の原爆投下候補地/投下候補地に住まう被爆者たち/投下候補地での「原爆展」4 新潟の被爆者たちと非核平和都市宣言一通の投書/非核平和都市宣言の策定へ/岡田茉莉子の「被爆体験」/続けられる資料発掘第4章 大空襲の記録から原爆の記録へ―横浜1 予約解除された横浜横浜大空襲/「excellent bombing results」/5月29日が意味するもの2 空襲記録運動の展開と横浜「戦場」としての銃後/二重写しとなったベトナム戦争と日本空襲/横浜の記録運動と飛鳥田市政/記録の不在/集められた「地上の証言」/戦災誌の刊行3 横浜市立大学による米軍資料の発掘記録運動と横浜市立大学/海外調査と目標検討委員会資料の発見/空襲の記録から原爆の記録へ4 横浜とヒロシマ・ナガサキ『資料マンハッタン計画』/祈念碑の建立/横浜の「被爆体験」/横浜大空襲下の峠三吉/横浜からの想像力第5章 無空襲都市からの想像力―京都1 「無空襲都市」「非戦災都市」の誕生AA級目標・京都/スチムソンの「お気に入り」/グローブズと京都/「非戦災都市」の復興/ウォーナー伝説/複数の「神話」「伝説」との挌闘2 オーテス・ケーリと京都神話小樽出身のアメリカ人/激戦の裏にあった「日本語講習」/「英霊たち」によって作成されたビラ/「江戸弁」のアメリカ人/デントン神話への疑念/ケーリが迫った「上空の意図」/スチムソン日記と神話の打破/〝爆心地〟羅生門/ケーリへの再批判?/残された課題3 空襲記録運動と吉田守男京都の空襲記録運動/『かくされていた空襲』/それでも少なかった空襲/「地上」と「上空」の手がかりをもとに/スチムソン神話への批判/「無空襲」と「無原爆」の意味/打ち破られていく「伝説」/「研究者の認識」と「世間の常識」4 再生産される古都神話ケーリと吉田の遺産を継承する/学術出版と反核運動に吉田が与えた影響/サスペンス小説から古典まで/日文研の京都論/続く神話、続けられる抵抗終章 実証的な想像力の構築へ向けて出発点としての郷土史/今日の継承策に見られる「飛躍」/「われらみなヒバクシャ」/普遍化への違和/霧散する具体文脈/「朝鮮にも原爆が落とされたんですか?」/普遍と具体の緊張関係の中で/ジャーナリスト金井利博の問いかけ/核権力論と白書運動・目録作成の内接点/ローカル・ヒストリーの可能性/「まだら」の世界の構築へおわりに謝 辞注
2025/11/07 刊行

辻邦生短篇選集 Lumiere
辻邦生 著/堀江敏幸 編
老境の弁護士、詩人、すれ違い始めた男女が、それでもなお「今ここに在ること」の素晴らしさを歌いあげる。光に満ちた八篇を著者への深い敬愛を込めて編者が選ぶ。生誕一〇〇年記念。「人間の生きる姿」と「地上に存在するよろこび」を訴えていた辻邦生の仕事は、どこか孤立しているようにさえ感じられた。逆に言えば、彼の強さはまさにそのような孤立をものともせず、いついかなるときも、コリン・ウィルソンの言う「〈すべては素晴らしい〉という唐突な感情」のわきでる泉に向かって、探索者のように進んでいく膂力を有していたところにあるだろう。堀江敏幸「噴水の水滴になること――『竪琴を忘れた場所』解説にかえて」より
2025/11/07 刊行

シュトレーゼマンとヨーロッパの再建
牧野雅彦 著
戦争は始めるより終わらせる方が難しい。ヴェルサイユの講和が未解決のまま残した賠償問題に端を発する独仏両国の衝突(ルール占領)は形を変えた戦争の継続であり、ロカルノ条約はこれを終結させた「第二の講和条約」であった。本書はシュトレーゼマン、ブリアンの独仏外相を中心に、ロカルノ条約の成立から崩壊にいたる過程を描く。最初の世界大戦の戦後処理をめぐる二人の歩みは、平和の構築が「和解」や「宥和」などの言葉では尽くせない厳しい営みであることを示している。
2025/10/31 刊行

若き孝明帝と鷹司関白
家近良樹 著
歴史上に名を残す人物は、ふたつのタイプに分かれる。自らの意思で時代を切り拓いた人物と、図らずも史書に名をとどめるべく選ばれた人物とに。孝明天皇は後者に属した。この天皇は広く知られているように、江戸の幕府がやむなく推進しようとした開国路線の前に立ちはだかることで、日本国の運命そのものを大きく変えた。世間一般の”無知で単純な攘夷主義者”という評価とはほど遠い、当時の天皇や関白・鷹司政通の対応。複雑な面白さに満ち溢れた歴史の真実を描く。
2025/10/31 刊行

ハイテク機能に学ぶ
大崎茂芳 著
クモは人間よりはるかに長い4億年の進化の過程で、糸を生み出した。住居をつくるのも糸、餌を捕えるのも糸。クモの糸は伸縮性、耐久性などで現代のハイテクをしのぐ高い機能性をもっている。高分子化学を専攻していた著者はクモの糸にからめとられて20年余、試行錯誤をくり返しながら、「自然から学ぶサイエンス」を実践してきた。安全性を考慮し、リサイクルに配慮した糸をつくるクモに、われわれが学ぶことは多い。目次はじめに第一章 クモの不思議に出会う第二章 クモの糸を採る第三章 クモの糸から世界が広がる第四章 クモの糸の神秘的な性質第五章 クモから学ぶ環境と応用第六章 安全性の科学あとがき
2025/10/31 刊行

つのだじろう 著/小泉八雲 原作
雪おんな、耳なし芳一、ろくろ首――小泉八雲=ラフカディオ・ハーンが、日本の古典文学を渉猟し、民間伝承を採集して明治の世に蘇らせた怪異譚の数々。『怪談』『骨董』などの著作から、オカルト漫画の第一人者つのだじろうが必読の十五篇を厳選して贈る決定版八雲作品集。【目次】雪おんな生霊死霊むじなろくろ首幽霊滝の伝説おしどり天の川綺譚茶碗の中鏡の乙女虫の研究――蝶・蟻・蛍耳なし芳一のはなし生まれかわり乳房和解 あとがき 参考文献
2025/10/31 刊行

国文研 千年の旅
国文学研究資料館 編
美しい図版に専門家のやさしい解説を付して、国文研所蔵の多彩な資料を一望。古事記から源氏物語、伊藤若冲版画、大岡越前日記など。
2025/10/31 刊行

社会主義を生きた人びとの証言
小長谷有紀 著
"モンゴル国は日本海を隔ててわずか3,000キロメートルのところにある、日本の隣国である。こうした物理的な近さのわりには、その国のたどった運命についてあまり知られてこなかったのではないだろうか。旧ソ連につづいて世界で2番目に社会主義を採用し、約70年を経て市場経済へと移行した。言い換えれば、この世の平等を模索する20世紀の実験場の一つとなったのである。その歴史的意味を具体的に理解するために、モンゴル人自身の語りに耳を傾けよう。"
2025/10/31 刊行

元東京地検特捜部長の回想
伊藤鉄男 著
そのとき、検察の内部で何が起きていたか。免田事件、東電OL事件、足利事件、大阪地検特捜部証拠改ざん事件、袴田事件──数々の重要事件に関わった元検察ナンバー2が綴る、「人を裁くことの畏れ」。
2025/10/21 刊行

瀬那和章 著
「夢(黄金)と現実(水飴)、どちらを選ぶ?」ピアニスト、イラストレーター、書道家、アイドルなど、夢を追う若者たちが集まる〈アパルトマン黒猫〉。キラキラした共同生活の先に、彼らが選ぶのは?『後宮の百花輪』、『パンダより恋が苦手な私たち』など好評シリーズの著者による、芸術家たちの青春ストーリー。
2025/10/21 刊行