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源頼朝から上杉謙信まで
松尾剛次 著
源頼朝に始まる鎌倉幕府が滅亡すると、鎌倉は急速に衰退しゴーストタウンとなったと考えられがちだが、実態は違っていた。京都室町に幕府が移った後も、鎌倉は東国を管轄する鎌倉府の所在地として十五世紀半ばまで繁栄を続けた。武家の首都として誕生し、幕府滅亡後はほとんど知られることのない都市鎌倉とはいかなるものだったのか。源氏、北条氏、足利氏、上杉氏の足跡を寺社や史跡に尋ねながら、謎に包まれた鎌倉の中世を歩く。
1997/11/25 刊行

安彦良和 著
於投馬、三輪と、かつて父ナムジの訪れた地を運命のまま流転するツノミは、まだ見ぬ巨大な祖母ヒミコの国邪馬台に興味を持ち、クマソを装って潜入。
1997/11/18 刊行

安彦良和 著
ツノミが母とともに、父ナムジを追って沖ノ島に移住して十年あまりが過ぎた。だが、邪馬台と於投馬の争いは孤島に暮らす彼らをも見逃さなかった。
1997/11/18 刊行

語部醸児之酒肴譚
小泉武夫 著
酒の申し子「諸白醸児」を名乗る醸造学の第一人者で、東京農大の痛快教授が〝語部〟となって繰りひろげる酒にまつわる正真正銘の、とっておき珍談奇談。
1997/10/18 刊行

レイモンド・カーヴァー傑作選
レイモンド・カーヴァー 著 村上春樹 編訳
レイモンド・カーヴァーの全作品の中から、偏愛する短篇、エッセイ、詩12篇を新たに訳し直した〝村上版ベスト・セレクション〟。作品解説・年譜付。
1997/10/18 刊行

大國主
安彦良和 著
邪馬台国にとらわれたナムジは、日霊女の娘タギリと出会う。相対する二大勢力双方にその足跡をしるした英雄、大國主の波瀾に満ちた神代の冒険譚。
1997/10/18 刊行

大國主
安彦良和 著
ナムジは、ヒボコを倒すべく大江の砦に乗り込み、剣を交え打ち勝つ。杵築の里は平和を取り戻したが、ナムジはここに留まらぬ大望を持ち始める。
1997/10/18 刊行

大國主
安彦良和 著
韓国より於投馬に戻った豪族の王スサノオは、スセリを孕ませた生い立ち不明の青年、ナムジを一族に迎える条件として、比婆山の鬼魅払いを命じる。
1997/09/18 刊行

大國主
安彦良和 著
二世紀後半倭の国、於投馬の浜に一人の少年が漂着した。彼、ナムジ(大國主)は、鉄山に強制労働に出され、倭人としての印である刺青を入れられる。
1997/09/18 刊行

一億人国家のダイナミズム
小倉貞男 著
ヴェトナムは一億人の国になろうとしている。ヴェトナム戦争では大きな犠牲を払いながら独立を堅持、経済成長のダイナミズムは二十一世紀のヴェトナムの発展を約束している。このエネルギーはどこから生まれるのだろうか。ヴェトナム人のこころ、民族の象徴として親しまれている建国の王フンヴォン(雄王)から、独立の指導者ホ・チ・ミンに至る歴史群像を語り、あくなき抵抗と独立の戦いに勝ち抜いてきた逞しい国民性の根源を探る。
1997/07/25 刊行

昭和十八年十月~十九年十二月
高松宮宣仁親王 著
戦局は更に傾き、開戦以来の情報電報の記録は6月末「戦況記録ヲ止メル」と大書して終る。8月、軍令部を去り砲術学校教頭に転ずる。
1997/07/25 刊行

水上勉 著
寺僧の堕落を痛罵し破庵に独り乞食の生涯を果てた大愚良寛。真の宗教家の実像をすさまじい気魄で描き尽くした、水上文学の真髄。〈解説〉篠田一士
1997/07/18 刊行

藤子不二雄A 著
「怪奇や」のマスターの持つ〔アリスの鏡〕という不思議な鏡の裏にはもう一つの世界があり、別の魔太郎が住んでいた。この「鏡の中へ」他12篇収録。
1997/07/18 刊行

藤子不二雄A 著
あらゆる犯罪の温床、ニューヨーク市! その陰には、人間を堕落させ、この世を魔力が支配する暗黒世界に変えようと画策する、魔族たちがいたのだ。
1997/07/18 刊行

「盗まれた楽園」と抵抗の五〇〇年
鈴木静夫 著
時代を超えてフィリピン史に通底しているのは、民族抵抗の精神である。それがフィリピン人意識として浮上してこなかったのは、政治と教会がそれを押しつぶし、覆いかくしてきたからである。これまでのフィリピン史はこの精神の連続した存在に十分な評価を与えてこなかった。スペインの武装宣教船団来航後の長い植民地時代を通じて、西欧と闘い続けたアジア唯一の戦闘的民族の軌跡に、本書は肯定的な光を当てるものである。
1997/06/25 刊行