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正しさの創造、美しさの発見
加藤文元 著
数学における「正しさ」とは何だろうか。公式や証明は絶対的に正しいもので、揺るぎない「神の知」だと思っている人も少なくないだろう。しかし数学を創ったのが人間である以上、究極的には仮説的で暫定的であることを免れない。ならば「正しさ」「美しさ」は、数学という営みにおいてどんな意味を持つのか。数学の「真の正しさ」「美しさ」に正面から対峙した稀有の書に、「数学とは何なのか」を論じる「後奏曲」を加筆した増補決定版!
2020/09/11 刊行
忘れられた巨艦の航跡
一ノ瀬俊也 著
二〇一五年、戦艦武蔵がフィリピン沖海底で発見され、世界の注目を集めた。だが、太平洋戦争中の一九四二年に完成し、四四年のレイテ沖海戦で撃沈された武蔵は、敗戦後、長きにわたり半ば忘れられた存在だった。姉妹艦の大和が一貫して脚光を浴び、戦記や映画、アニメなどで繰り返し描かれたのとは対照的である。両者の差はどこから生まれたのか。建造から沈没までの軌跡を追い、さらには戦後日本の戦争観の変遷をたどる。
2020/09/11 刊行
和辻哲郎 著
有史以来の天皇制の実態を分析、新憲法下の「象徴」という文言の妥当性を検証する。新に憲法学者佐々木惣一による和辻への反論を収録。和辻・佐々木による象徴、国体をめぐる「新憲法論争」の全貌が明らかになる〈解説〉苅部直目次封建思想と神道の教義国民全体性の表現者国体変更論について佐々木博士の教えを乞う佐々木博士の教示について祭政一致と思慮の政治中公クラシックス版増補〈佐々木惣一〉〇天皇の国家的象徴性序一 国家的象徴第一 象徴に変化した天皇第二 国家的象徴とはいかなるものか第三 国家的象徴である天皇の役割第四 外国公文における象徴の用語の例二 国体は変更する第一 国体は変更する第二 国体なる言葉の意義とその概念第三 国体が変更するとは何か第四 国体の変革と国内政治の改革第五 国体の変更とポツダム宣言第六 国体の変更と精神的観念より見た国体三 国体の問題の諸論点――和辻教授に答う――本論文発表のいきさつ前書き 私の答の態度第一 国体の概念の定立における着眼の二面第二 政治の様式より見た国体の概念第三 国体の概念に該当する事実第四 わが国の国体とその変更第五 国体の概念の重要性結 び 答の要点四 和辻博士再論読後の感〈和辻哲郎〉〇日本古来の伝統と明治維新後の歪曲について
2020/09/11 刊行
ナチス安楽死思想の原典からの考察
森下直貴/佐野誠 編著
相模原の障碍者施設殺傷事件、安楽死論争、パンデミック・トリアージ――近年、様々な場面で「生きるに値しない命」という言葉を耳にするようになった。しかし、「役に立つ/立たない」ということだけで、命を選別してよいのだろうか。 一〇〇年前のドイツで出版され、ナチスT4作戦の理論的根拠になったといわれる刑法学者カール・ビンディングと精神医学者アルフレート・ホッヘによる『「生きるに値しない命」を終わらせる行為の解禁』の全訳に解説と批判的考察を加え、超高齢社会の「生」と「死」を考える。
2020/09/11 刊行
高崎卓馬 著
2246年、「上級労働者」の試験に落ちたサカキは、親友のトミーとふたり、奪った惑星探査機で幻の石・ブルーガーネットを探す旅に出る。目指すは惑星プレメテシオの第六衛星。女ばかりが地下に暮らす星ルージュ、自殺志願者たちが危険な仕事に従事する“ナナメ”の星シロドランなど、奇妙奇天烈な星を経由しつつ、サカキたちは旅を続けるが、トミーは途中の星で水牛女に肉体を乗っ取られてしまい……。ほろ苦く、笑えて切ないSFラブコメディ。『はるかかけら』収録作、オリジナル電子書籍化。
2020/09/11 刊行
ナチスと例外状況の政治学
蔭山宏 著
M・ウェーバー以後、最大の政治思想家か、それとも批判すべきナチのイデオローグか――。毀誉褒貶相半ばするドイツの政治学者カール・シュミット(一八八八~一九八五)。ワイマール期の『政治神学』から転換点となったホッブズ論、第二次大戦後の『大地のノモス』まで、主要著作を読み解きつつ、七〇年に及ぶ思索の変遷を辿る。ワイマール思想史研究の第一人者が〝尊敬すべき敵〟の思想と理論を精緻に解読した入門書。
2020/09/11 刊行
中野京子 著
箒にまたがり飛翔する魔女、姿を消した子供たち、悪魔に憑かれた修道女―。事件や伝承に隠された、最も恐ろしい真実とは?稀代の語り手中野京子が贈る、21の「怖い話」。
2020/09/09 刊行
ヤマザキマリ 著
パンデミックを前にあらゆるものが停滞し、動きを止めた世界。17歳でイタリアに渡り、キューバ、ブラジル、アメリカと、世界を渡り歩いてきた著者も強制停止となり、その結果「今たちどまることが、実は私たちには必要だったのかもしれない」という想いにたどり着いたという。混とんとする毎日のなか、それでも力強く生きていくために必要なものとは? 自分の頭で考え、自分の足でボーダーを超えて。あなただけの人生を進め!
2020/09/09 刊行
豊潤な記憶の海へ
五木寛之 著
不安な時代にあっても変らない資産がある。それは人間の記憶、一人ひとりの頭の中にある無尽蔵の思い出だ。年齢を重ねれば重ねるほど、思い出が増えていく。記憶という資産は減ることはない。齢を重ねた人ほど自分の頭の中に無尽蔵の資産があり、その資産をもとに無限の空想、回想の荒野のなかに身を浸すことができる。これは人生においてとても豊かな時間なのではないだろうか。最近しきりに思うのだ。回想ほど贅沢なものはない。
2020/09/09 刊行
坂田靖子 著
『堤中納言物語』は一〇世紀から一四世紀の作と推測される一〇の短篇と「冬ごもる...」にはじまる数行の断章からなる短篇物語集である。「虫めづる姫君」などに見られる短篇独特の機知とユーモア、奇抜な構成の際だつ本篇は平安の物語文学の豊饒さを十分にうかがわせる。
2020/09/09 刊行
いがらしゆみこ 著
『和泉式部日記』は、長保五(西暦一〇〇三)年四月から翌年正月までの約一〇か月におよぶ和泉式部と敦道親王との恋愛の成行きを記した平安時代を代表する日記文学のひとつ。両者の揺れ動く心情を詠んだ総計一四七首の贈答歌を中心に愛と苦悩の日々を綴る。
2020/09/09 刊行
水木しげる 著
「今(ハ)昔」に始まり「トナム語リ伝ヘタルトヤ」で終る口承説話の形式をとり、その鮮やかな表現で文学的価値が高く評価されているだけではなく、摂関・院政期の史料としても貴重な価値をもっている。本全集では本朝部の仏法・世俗についての説話を中心にとりあげた。
2020/09/09 刊行
水木しげる 著
「今(ハ)昔」に始まり「トナム語リ伝ヘタルトヤ」で終る口承説話の形式をとり、その鮮やかな表現で文学的価値が高く評価されているだけではなく、摂関・院政期の史料としても貴重な価値をもっている。本全集では本朝部の仏法・世俗についての説話を中心にとりあげた。
2020/09/09 刊行
そにしけんじ 著
ミーちゃんは今回も大活躍! そにしけんじ先生のナンバーワン猫マンガ。幻の未発表作品2本も初公開! <読売新聞日曜版人気連載>
2020/09/09 刊行
ナチス安楽死思想の原典からの考察
森下直貴/佐野誠 編著
相模原の障碍者施設殺傷事件、安楽死論争、パンデミック・トリアージ。「役に立つ/立たない」で命を選別できるのか。ナチス安楽死政策を理論的に支えた著作に批判的考察を加え、超高齢社会の「命」を問う
2020/09/09 刊行