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つのだじろう 著
雪おんな、耳なし芳一など、小泉八雲が生き返らせた民間伝承十五編を収録。恐怖漫画家つのだじろうの筆で贈る戦慄の怪異短篇集。『怪談』(Kwaidan)は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、西暦一八五〇~一九〇四年)の手になる短篇小説集である。明治三七(一九〇四)年、アメリカとイギリスで出版され、大正一五(一九二六)年『小泉八雲全集』第七巻(第一書房)に翻訳が収録された。『古今著聞集』などの古典や民間説話に取材した怪談奇話一七篇と昆虫研究三篇を収める。 本全集への収録にあたっては、八雲のほかの著作集『骨董』『天の川綺譚』『明暗』『霊の日本』からも適宜作品を採り入れ、再編集を施した。
2021/07/08 刊行
木原敏江 著
情愛が昂じて怪奇を成す物語。上田秋成の幻想美が繊細な筆致で甦る。「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の婬」の四篇。『雨月物語』は上田秋成(享保一九~文化六[西暦一七三四~一八〇九]年)の手になる怪談小説集で初稿は昭和五(一七六八)年に成立したが推敲を重ね、出版されたのは八年後の安永五(一七七六)年。漢文による序と五巻九篇からなり、中国白話小説によって、想を構えた。白話とは口語文のことで、秋成は原作の持つ話術を洗練し、物語の幻想的な場面を生かした流麗な文章の雅文で綴っていくなかで、軽薄な世間に対する警告の意味をも含ませた。
2021/07/08 刊行
文明としてのオリンピックと明治日本
牛村圭 著
「いかに速く走るか」。近代の到来は「文明」に、国際スポーツの場で国と国とが同一ルールで競い合うという新しい要素を加えた。コーチングの技術などが革新的に発展を遂げるなか、「文明国」の名乗りを上げたばかりの明治日本はスポーツという洋学をどう受容したのか。漱石『三四郎』や嘉納治五郎の欧米視察記、画期的指導書など陸上競技にまつわるテクスト・写真を精読、世界の頂点とされたオリンピックに二人の若きアスリートが挑むまでを描く。
2021/07/08 刊行
古谷三敏 著
大真面目にして少し珍妙、浮世の人情髪結床。庶民の社交場を舞台に江戸下町の雰囲気を写し取る、式亭三馬の代表作を再現。『浮世床』は式亭三馬(安永五~文政五[西暦一七七六~一八二二]年)による江戸滑稽本の代表作である。江戸浅草に生れた三馬は一八歳で戯作の執筆を始めた。寛政の改革期に筆禍事件に巻き込まれるとかえって文名は高まり、文化七(一八一〇)年には仙方延寿丹の売薬店を開業、翌年に売り出したおしろいのはげぬ薬「江戸の水」は大評判となり、さらに本業でも『浮世風呂』などによって人気を高めて、山東京伝と並び称されるようになった。
2021/07/08 刊行
指導者論から熟議、ポピュリズムまで
山本圭 著
二〇世紀以降、思想・理論ともにさらなる多様化が進む民主主義。本書は、政治学をはじめ、ウェーバー、シュミット、シュンペーター、アーレント、デリダ、ムフなどの思想から、その大きな潮流と意義を捉える。指導者や選挙による競争、市民参加、熟議/闘技、ポピュリズムといった多くの論点から、現代デモクラシー論の可能性に迫る。試行錯誤を繰り返してきた軌跡を通して、二一世紀の民主主義を模索する試み。
2021/06/30 刊行
消費者金融と日本社会
小島庸平 著
個人への少額の融資を行ってきたサラ金や消費者金融は、多くのテレビCMや屋外看板で広く知られる。戦前の素人高利貸から質屋、団地金融などを経て変化した業界は、経済成長や金融技術の革新で躍進した。だが、バブル崩壊後、多重債務者や苛烈な取り立てによる社会問題化に追い詰められていく。本書は、この一世紀に及ぶ軌跡を追う。家計やジェンダーなど多様な視点から、知られざる日本経済史を描く意欲作。
2021/06/30 刊行
酒井一圭 著
「世の中は不公平です」「カレが結婚してくれません」「夫と家庭内別居状態です」「パワハラ正社員が怖くて眠れません」「余命3年です」「右目を失明し、不安で押し潰されそうです」「母の延命を拒否してしまいました」「助けてください」……。 こんな時代、みんな崖っぷちです。頑張らなくていい。そのままでいいんです。 『婦人公論』大人気連載 読者悩み相談室「脱衣所からこんにちは」、待望の書籍化! 鳴かず飛ばずの日々を送り、競馬で破滅しそうになり、複雑骨折で一時は歩行不可能と宣告されて……。いまでこそ紅白の舞台に立つ純烈だけど、リーダー酒井一圭の人生は、山→谷底→谷底→谷底→ちょっと山……。自身、苦しい時代が長かったからこそ、大好きなんです、ひと様の悩み相談が。こんな時代、人生は誰もが崖っぷち。みんなそれぞれの理由で息苦しい。そんな時には泣けばいい。僕の胸で、いえ「お腹」で泣いてください。
2021/06/30 刊行
邱永漢 著
台湾人の父と日本人の母のもと、日本統治下の台湾に生まれ、東大に学び、戦後は帰郷して台湾独立運動に参加するも、二・二八事件後香港へ亡命――。直木賞作家の波瀾に満ちた半生記(一九二四~五四年)であると同時に、激動の東アジア史の貴重な証言ともなっている。デビュー作「密入国者の手記」を特別収録。〈解説〉黒川 創【目次より】わが青春の台湾 二人の母に育てられて/文学少年から政治青年へ/全学連の「種蒔く人」/台湾独立に傾く/さよなら、私の台湾わが青春の香港 編物に明け暮れた台湾のロレンス/青春の賭けに破れて商人となる/花嫁のいない結婚初夜/小説家を志して再び日本へ〈特別収録〉密入国者の手記
2021/06/30 刊行
金子光晴/森三千代 著
貧乏暮らしあり浮気ありで五十年、放浪詩人とその妻はよき相棒。金子の日本論、女性論から交友録、森のパリ印象記、金子の肖像など、二人の自選によるベストエッセイ集。金子の遺著となった単行本に全集未収録の夫婦往復書簡(一九三九年)を増補。〈巻末エッセイ〉森 乾■目次【金子光晴】 Ⅰひげのある人生/明治の青年を苦しめたもの/江戸につながるなにものもなく/日本人について/番付の心理/いやな思いをした昭和という年号 Ⅱ私小説/伝統の芸能/日本の大衆芸人と番付/秋の日記/血と地につながるもの/ちょんまげのこと/『コスモス』雑記 Ⅲ萩原朔太郎について/高村光太郎との僅かなかかりあい/清親のこと/吉田一穂のこと Ⅳ女について/なおも、男・女などをめぐって/若さと老年と/日本人のフェミニズム/着物を?がれた女達/女体の豊饒を描く/日本人よ淫なれ【森三千代】 Ⅰ巴里郊外の青春/巴里の秋色/白/血を抱く草/仏印の文学/アンコール・ワットへの道Ⅱ和泉を憶う/わたしの大休暇/香木の話/志摩を思う/金子光晴の横顔I/金子光晴の横顔Ⅱ/父の心/老母の手/きのうきょう/若葉よ、妹が生れた/若葉の夏休みのレポートに添え/なつめと共に/なつめとの対話/若葉のいる正月跋 (金子光晴)金子光晴・森三千代往復書簡(一九三九年)巻末エッセイ 父と母の想い出に(森乾)
2021/06/30 刊行
駐在日記
小路幸也 著
平和な田舎町で銃撃事件?「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、ハートフル連作短篇ミステリー第二弾。昭和五十一年。神奈川県皆柄下郡に赴任した蓑島周平・花夫妻の駐在所生活は、相変わらずのんびり平和とはいかないようで……。歩いていなくなる雪だるま、指名手配犯の目撃情報に謎の霊能者の登場。そして銃撃事件まで!? 優しさとほんの少しの厳しさで、ワケありな謎を解き明かす!
2021/06/30 刊行
日銀審議委員、苦闘と試行錯誤の5年間
原田泰 著
量的・質的金融緩和(QQE)、マイナス金利、イールドカーブ・コントロール、そしてコロナショック……。2015年3月から2020年3月までの5年間、著者は黒田総裁下の日本銀行で、金融政策を決定する政策委員会審議委員を務めた。2%の物価目標とデフレ脱却に向け、日銀はいかに苦闘したのか。さまざまな批判に何を思い、反論したのか。アベノミクスと金融政策決定の舞台裏を明らかにする。
2021/06/25 刊行
信長を本気にさせた伊賀衆の意地
和田裕弘 著
三重県西部の伊賀市・名張市エリアはかつて伊賀国と呼ばれた。戦国時代、この小国は統治者がおらず、在地領主たちが割拠していた。一五七九年、織田信長の次男信雄は独断でこの地に侵攻。挙国体制で迎え撃った伊賀衆は地の利を生かして巧みに抗戦し、信雄は惨敗を喫した。信長から厳しく叱責された信雄は翌々年、大軍勢を率いて再び襲いかかる――。文献を博捜した著者が、強大な外敵と伊賀衆が繰り広げた攻防を描く。
2021/06/25 刊行
24の最新説
中央公論新社 編
研究の成果で次々と書き換えられる日本史。読売新聞の大好評連載「日本史アップデート」をもとに、豊富な写真やイラスト、図表などを交えながら、これまでの常識を覆す最新説を平易に解説した。読者がより深い視点で歴史事象を覗けるように、新たに書き下ろしコラムや人物小事典などを加えている。巻頭インタビューでは、本郷和人東大教授が最新学説をわかりやすくナビゲートする。
2021/06/24 刊行
No.1568[長生き時代、幸せのカギは「ポジティブ」にあり]
※『表紙の私』と『笑顔を武器に、言いたいことは言っていこう』の風吹ジュンさんの写真は掲載されておりません(インタビューは掲載されています)。また、『宝塚 すみれ色の未来へ 月組』『重岡大毅(ジャニーズWEST) 僕一人じゃ絶対行けない領域へ』『鈴木保奈美 「獅子座、A型、丙午。」』は掲載されておりません。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。【目次】・表紙・目次・表紙の私 風吹ジュン・ジェーン・スー スーダラ外伝・特集 長生き時代、幸せのカギは「ポジティブ」にあり・内館牧子 〈エッセイ〉今の自分を受け入れた先に、目指すものは見えてくる・風吹ジュン 笑顔を武器に、言いたいことは言っていこう・中尾ミエ 体を動かせばクヨクヨ気分も晴れやかに・増本康平 物忘れが増えても、幸福度は下がらない・東ちづる×池上季実子 とことん悩めばいい。それが新しい扉への一歩・鮫島純子 98歳、この元気さは祖父・渋沢栄一ゆずり・“川柳”で笑い飛ばせ・功刀浩 落ち込んだ感情を立て直す栄養素・丸山あかね 〈ルポ〉這い上がる力は、「夢中」がくれた・読者体験手記 その前向きさ、達人級!?・ブレイディみかこ 転がる珠玉のように・佐藤祥子 照ノ富士よ、さあ綱取りだ。大相撲七月場所は見どころ満載・信田さよ子 私の書いた本・白石公子 読みたい本・高橋和枝 火曜日のくま子さん・有元葉子 〈ヘルシーキッチン〉変化を楽しむ私の食卓・ふくいひろこ いとし うるわし 京小物・山本浩未の“自分肯定”ビューティ 爽やかな匂いの女性になろう・石田純子のおしゃれ塾・藤原しおりのTOKYOで世界一周・岡田将生 呼吸するように芝居がしたい・新・心とからだの養生学 熱中症対策Q&A・おでかけランチ・ひぐちにちほ ひぐちさんちのお茶目っ子日記・読者のひろば・愛読者グループ便り・中津川りえ 傾斜宮占い・田村亮 〈本誌独占〉兄・田村正和は洒脱に自分の生き方を貫いた・榊原郁恵×高畑充希×吉柳咲良 夢の世界を伝えるためにバトンを引き継いで・林真理子×斉藤慎二(ジャングルポケット) いじめを受けた私たちが伝えたいこと・夏川草介×坂本史衣 ワクチン接種が、“出口”への切符になる・重松清 〈新連載〉うつせみ八景・あさのあつこ 残陽の宿 闇医者おゑん秘録帖・村山由佳 ロマンチック・ポルノグラフィー・自社広告・自社広告・読者アンケートにご協力ください・年間定期購読のご案内・阿川佐和子 見上げれば三日月・純烈・酒井一圭のお悩み相談室 脱衣所からこんにちは・インフォメーション&プレゼントボックス・次号予告・自社広告
2021/06/24 刊行
安西水丸 著
夢と現実の交錯と突然の別れを描く表題作のほか、イラストレーターならではのまなざしで切り取った愛の風景を綴る十二篇を収録する。〈解説〉嵐山光三郎
2021/06/23 刊行