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京極高鋭、動員と和解の昭和史
古川隆久 著
近代日本において、西洋音楽は「動員」と「和解」の2つの役割を担った。これを一身に体現したのが本書の主人公、京極高鋭である。京極は、戦前は国民精神総動員の方針のもとに作られた「愛国行進曲」のプロデュースを手がけ、戦後は東京オリンピックの開催に大きく関わった。祖父は初代東京帝国大学総長・枢密顧問官の加藤弘之、父は昭和天皇の侍医という名家。本人は幼少時、のちの昭和天皇の遊び相手でもあった。弟は喜劇役者古川ロッパである。白樺派の影響を受けて長じた「華麗なる縁の下の力持ち」京極の人生を通して、昭和史における動員と和解、日本が引き受けざるを得なかった矛盾を描く。目次よりはじめに第一章 昭和天皇の「御相手」 一、洋学から洋楽へ 二、迪宮の「御相手」となる第二章 華族は皇室の藩屏 一、学習院という学校 二、活動写真と戦争ごっこ 三、邦語部と柔道部第三章 クラシック音楽との出会い 一、白樺派の影響 二、学習院音楽部 三、ミッシャ・エルマン、聞きのがすまじ 四、大学生活第四章 音楽ジャーナリストになる 一、新聞記者になってはみたが…… 二、欧米音楽旅行 三、メニューインもフルトヴェングラーも――会見の様子第五章 著作権問題、結婚 一、洋楽の普及発達のために 二、結婚と襲爵第六章 「愛国行進曲」のプロデューサー 一、歌詞と曲の懸賞募集 二、「国民歌」の決定まで 三、普及徹底の方針と大ヒット 四、「愛馬進軍歌」第七章 貴族院議員になる 一、子爵議員に当選する方法 二、「紀元は二千六百年」――「軍歌撰定普及業」者として 三、音楽新体制第八章 戦時下の音楽はどうあるべきか 一、南方音楽政策 二、厚生音楽運動 三、被災と敗戦第九章 戦後の音楽界で 一、戦争責任と戦後改革 二、華族の身分を失って 三、メニューイン、シゲティらの招聘第十章 スポーツと音楽、そして大団円 一、国際スポーツ大会への関与 二、晩 年おわりに京極高鋭略年譜京極高鋭著作目録
2025/04/22 刊行
No.1619[モノを手放して、心も体も健康に]
婦人公論編集部 編
※『宝塚 すみれ色の未来へ 特別篇』は掲載されておりません。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。【目次】・表紙・美輪明宏のごきげんレッスン・【新連載】富井義夫 世界遺産を旅する・目次・〈特集〉モノを手放して、心も体も健康に・やましたひでこ シニアにこそふさわしい断捨離があります・小林弘幸 部屋を見ればあなたの健康状態がわかる・〈読者574人アンケート〉そうは言っても捨てられません!・弘瀨美加 60歳からの毎日をラクにする片づけ術・川上麻衣子 「実家じまい」でお宝と思い出を掘り起こして・五十嵐透子 年齢を重ねるほど、失うことに抵抗を感じるのはなぜ?・なとみみわ 〈コミックエッセイ〉汚部屋と化したひとり暮らしを立て直すまで・上田恵子 〈体験ルポ〉売る、譲る、寄付する――ゴミにしないで活かしてみた・〈読者体験手記〉あぁ、遺品整理・杉山桃子 〈コミック&エッセイ〉うちのばあさん101歳・伊藤比呂美 猫婆犬婆・ブレイディみかこ 転がる珠玉のように・関容子 名優たちの転機/中村獅童・岩崎加根子 92歳、年齢を考えている暇はない・「親子同居」アンケートのお願い・読みたい本・村田喜代子 私の書いた本・荻原博子の〝トクする!″マネーNEWS・若村麻由美 表紙のひと・今井真実 お料理歳時記/春野菜はゆでる!・わたしを癒やす美容時間 2025年、選ぶべきUVケアアイテム39選・新・心とからだの養生学 頭痛、めまい、関節痛……気象病にご用心・『婦人公論』女性の生き方研究所 今している&してみたい習いごとは?(後篇)・石田純子のおしゃれ塾・市村正親のライフ・イズ・ビューティフル!・〈第2特集〉スマホ写真の上手な撮り方・撮られ方 山崎理佳・内田也哉子 母・樹木希林が見せた老いを恐れぬ生き方・戸田恵子×中園ミホ やなせたかしさんの愛と勇気を伝えたい・「私のマネー作戦」アンケートのお願い・研ナオコ 夢は海外進出と200歳まで生きること!?・堀川惠子×森建文 自宅でできる「腹膜透析」を知っていますか・江原啓之 「幸せぐせ」を身につけよう・鈴木保奈美 獅子座、A型、丙午。・中津川りえ 傾斜宮占い・彩瀬まる 〈短篇競演〉天国をひと包み 屋上にて 前篇・【新連載】朝倉かすみ メルヘンを探せ!・ひらめきパズル・読者のひろば・「病気や介護の悩み」募集のお知らせ・愛読者グループ便り・プレゼント付き読者アンケートのお願い・自社広告・定期購読のご案内・京の菓子、おりおり・婦人公論ff倶楽部Room・ff倶楽部会員登録方法・阿川佐和子 見上げれば三日月・ヤマザキマリ 地球の住民・自社広告・ジェーン・スー スーダラ外伝・ごほうびランチ・次号予告・自社広告
2025/04/15 刊行
中央公論編集部 編
第2次トランプ政権が始動し、国際秩序が大きく揺らいでいる。アメリカはウクライナ戦争の終結に向けてロシアと交渉する一方、長年にわたる同盟関係にあった欧州との亀裂は深まっている。激変する世界に、私たちはどう立ち向かえばよいのか(『中央公論』2025年5月号の電子化)== 特集 ==米露接近、国際秩序の転換点◆覇権国の誤謬、基軸国の無自覚アメリカの暴走と日本の世界史的な使命▼岩井克人◆ミュンヘン、ヤルタ、スエズに学ぶニヒリズムの時代に規範を擁護する▼細谷雄一◆孤立主義・最小国家という「常態」へトランプ「暴政」は民意に基づき長期化する▼三牧聖子◆メルケルの負の遺産、東西の格差と分断……ドイツ、そして欧州は米露に対抗できるか▼岩間陽子◆経済安全保障政策に盲点あり激変する「空のネットワーク」、日本は強靭化を急げ▼伊藤恵理、鈴木 均== 特集 ==中間層の衰弱と民主主義の危機◆〔対談〕「分厚い中間層」の再構築に向けて「成長と分配の好循環」をいかに実現するか▼十倉雅和×伊藤元重◆なぜ時代は中間層を必要としたのか自由民主主義に欠かせないもの▼吉田 徹◆所得減税、高校無償化は正解ではない理想なき政治が社会不安をもたらす▼井手英策◆日本型中流社会の変質バーチャル世界で格差を埋める時代に▼山田昌弘◆〔ルポ〕中流から没落する人たち――世帯年収1000万円超でも不安が尽きない▼小林美希◆テクノ・リバタリアンと“敗者”の奇妙な共闘中央集権か、分散か 民主主義の未来図▼橘 玲== 特集 ==大阪の底力◆日本資本主義、芸能──海民の精神はどう育まれたか八十島の上の大阪▼中沢新一◆明治維新、戦後復興……名経営者たちが紡いだ「商都」の発展▼北 康利◆過去20年の万博を訪ねた研究者が読み解くデジタル時代の「万博」の価値は何か▼岡田朋之=======【時評2025】●憲法問題が政治にもたらす悪しき分断▼境家史郎●それでもなぜ、最低賃金の引き上げが必要なのか▼渡辺 努●「さす九」揶揄は反差別か地域差別か▼河合香織◆〔対談〕本を読むと「人格がよくなる」?先生、教養主義ってなぜ没落したんですか▼竹内 洋×三宅香帆◆21世紀の『武士道』『茶の本』として僕の書いた“IKIGAI”はなぜ世界的ベストセラーになったか▼茂木健一郎◆八潮市道路陥没はどうして起きたか省インフラ化すれば日本は持続可能だ▼根本祐二【シリーズ昭和100年】●時代を築いた作家たち腕力の司馬、洒脱の池波、そして叙情の藤沢周平▼黒川博行×後藤正治《好評連載》●ことばの変化をつかまえる【第2回】方言はこう生まれる――言語地理学者・大西拓一郎さんに聞く▼水野太貴●皇室のお宝拝見【第14回】伊藤若冲《動植綵絵》▼本郷和人●炎上するまくら【第101回】丸亀製麺にこの身の全てを▼立川吉笑《連載小説》●金波銀波【第10回】▼澤田瞳子
2025/04/10 刊行
完全版 となりのクレーマー
関根眞一 著
カスハラも、心理が読めれば恐るるに足らず。苦情処理のプロが、これまで実際に対処した事例を基に、トラブルを「最良の解決」へ導く対応術を一挙に伝授。イチャモン、無理難題、「誠意を見せろ!」、困ったお客様たちとの攻防が手に汗握る、でもかなり面白い「人間ドラマ」の数々。シリーズ累計30万部突破のベストセラー『となりのクレーマー』に大幅書きおろしを加え、カスハラがはびこる令和の世に問う決定版。
2025/04/07 刊行
政党政治を見透した軍人政治家
手嶋泰伸 著
日清戦争では砲術家、日露戦争では連合艦隊参謀長として名望を集めた加藤友三郎。第1次世界大戦期には8年にわたり海相を務め、巨大な「八八艦隊」作りに奔走する。だが大戦後、ワシントン会議に全権として参加すると、軍縮支持へと真反対に舵を切る。首相就任後は、軍縮推進、普選を支持したが病に倒れた。本書は、世論や政党政治の台頭を理解し、戦前唯一、国際的視野から軍部大臣への文官任用さえ模索した軍人政治家の生涯を描く。
2025/04/07 刊行
奈良時代東国人の暮らしと社会
関和彦 著
「フーテンの寅さん」で有名な葛飾の柴又は、奈良時代は下総国葛飾郡大嶋郷嶋俣里に属した。正倉院に残っている養老五年(721)の戸籍によれば、この地は孔王部忍羽(あなほべのおしは)とその一族が住んでいた。都から遠く離れた東国の地で忍羽を始めとする庶民の大地に根付いた暮らしと社会はいかなるものだったのか。探求心に後押しされた著者は時間を越えて忍羽の元を訪れる。そこには自然の中で実直に生きる人びとがいた。目次第1章 孔王部忍羽の古里(古代葛飾の世界;大嶋郷戸籍の世界;大嶋郷逍遙)第2章 子供の頃の記憶?遊びと労働(忍羽生まれる?お産の周辺;遊ぶ少年忍羽;村から国へ)第3章 忍羽、生きていく(揺れる青春を走る;忍羽、結婚の祝い;日々の暮らし ほか)終章 忍羽、信仰世界に入る
2025/04/07 刊行
政党政治を見透した軍人政治家
手嶋泰伸 著
日清戦争では砲術家、日露戦争では連合艦隊参謀長として名望を集めた加藤友三郎。第1次世界大戦期には8年にわたり海相を務め、巨大な「八八艦隊」作りに奔走する。 だが大戦後、ワシントン会議に全権として参加すると、軍縮支持へと真反対に舵を切る。首相就任後は、軍縮推進、普選を支持したが病に倒れた。 本書は、世論や政党政治の台頭を理解し、戦前唯一、国際的視野から軍部大臣への文官任用さえ模索した軍人政治家の生涯を描く。
2025/04/07 刊行
豪屋大介 著
私立高校の海外オリエンテーションが国際テロリストの襲撃を受けた。銃弾飛び交う絶体絶命の危機に、平凡な高校二年生・黒江徹17歳は覚醒する!超人かつ魔人へと変貌した彼の赴く学園に巻き起こる、各国特殊部隊との銃撃戦、異形の生命体との死闘……。血と硝煙とセックスにまみれた、ライトノベルの皮を被った学園ハード・バイオレンス・アクション、待望の復刊! <合本版>
2025/03/31 刊行
豪屋大介 著
「可能だから殺すワケじゃない。 必要があるから殺さねばならないだけだ」超人かつ魔人として覚醒した悩める高校二年生・黒江徹17歳。彼の赴く学園に巻き起こる、各国特殊部隊との銃撃戦、異形の生命体との死闘……。ライトノベルの皮を被ったハード・バイオレンス・アクション、復刊第二弾!
2025/03/31 刊行
古代殷周王朝の素顔
平勢隆郎 著
いまから120年程前、ふとした偶然から甲骨文が発見された。これを機に研究が劇的に進み、殷・周の国の姿がうっすらと立ち現れてきた。ところが解読の過程で、重大な誤りがまぎれこんでしまった。正されたと信じられた古代史像にも歪みが生じた。古代中国の年代矛盾を全面的・系統的に解決した著者は、天文学や数学的手法をも駆使して、厚いヴェールに覆われた殷周王朝の素顔に迫る。いま明かされる真実とは――。目次はしがき第1章 文字と呪術の時代夏・殷・周三代殷王朝の国家構造周代の暦散氏盤の年代と製作の経緯第2章 殷滅亡の年代 周が殷を滅ぼした年代 前1023年克殷の史料 伐殷から克殷へ 『国語』の木星記事 再度『竹書紀年』を考える第3章 霊的威圧による支配から官僚による支配へ 周の東遷 春秋時代の覇権 盟書の出現 律の登場と中央意識 文字と呪術の帝国余話あとがき
2025/03/31 刊行
消費者が求めているものはなにか
堀内圭子 著
人はなぜモノを買うのだろうか?さまざまな商品があふれる現在では、必要最低限の商品を仕方なく買うのではなく、買いたい商品を自分の欲求にしたがって選ぶほうが多い。しかし、消費者は移り気で、どんなモノをなぜ買うか、一貫した法則はないように見える。本書は、「快楽」という視点から「デパ地下」「自分にご褒美」など多様な消費者行動に見られる共通原理を明らかにする。人とモノとの新しい関係とは。目次1章 消費者の行動をさぐる2章 快楽消費のロジック3章 日本における快楽消費の歴史?高度経済成長期以降4章 今どきの快楽消費?全体的な傾向は?5章 今どきの快楽消費?個別トピックス篇6章 明日へとつづく快楽消費
2025/03/31 刊行
マンガから芸術へ
楳図かずお 著/石田汗太 聞き手
日本中のこどもたちを恐怖のどん底に陥れた天才マンガ家が語った、父と母、自然、文明、そしてマンガのこと――最初で最後の本格的自伝2023年に読売新聞で連載された「時代の証言者/楳図かずお 『怖い!』は生きる力」を再構成し、大幅加筆。伝説となったユニークなエピソード満載で、生前の著者が自ら語り、聞き手の記者が可能なかぎり裏付け調査をおこなった「最初で最後の決定版自伝」。美麗な絵柄とトラウマ必至のホラー描写。怖いだけでないすぐれた心理描写に、宇宙規模の圧倒的なストーリーテリング。多彩な「楳図ワールド」を縦横に語り、解説する。デビューする前の肉筆回覧誌「漫画展覧会」からの貴重な作品2点のカラー図版も収載。
2025/03/31 刊行
親の主体性をとりもどす
品田知美 著
子どもを産んだそのときから、母親の生活は一変する。一日中抱っこをせがまれ、夜中も授乳…。子育てとはこんなに大変なものなのか? しかも、こうして育てられた子どもの中には、突然キレるなど他人とよい関係を築けない子も増えている。いまや当たり前になった「子ども中心」育児法はいつどうして生まれたのか。その問題点とは何か。本書は、母子健康手帳副読本などの変遷を検証し、新たな子育ての技法を模索する。目次1章 迷走する子育て2章 子育ての場に何が起きたか?とまどう親/変わる子ども3章 子育て法の大転換?一九八〇年代に起きたこと4章 子育ての二重規準?一九三〇年代?一九七〇年代5章 「超日本式育児」の陥穽6章 親の主体性をとりもどす
2025/03/31 刊行
橋本治 著
千年の時の窯で色を変え、光源氏が一人称で語り始めた――原作の行間に秘められた心理的葛藤を読み込み、壮大な人間ドラマを構築した画期的現代語訳の誕生。
2025/03/31 刊行
初代英国公使が見た幕末日本
佐野真由子 著
19世紀半ば、江戸―ロンドン間の文書のやりとりに蒸気船で半年近く要した時代、一人の外交官が担う責任は、今日とは比較にならないほど大きかった。そんな時代、日英関係の仕事は、初代駐日公使ラザフォード・オールコックの手に完全に託されていたといってよい。本書は、1859年から1862年まで、日本の外交にとって決定的に重要だった3年間の彼の思考と行動を、在外史料を駆使していきいきと描いた幕末物語である。
2025/03/31 刊行