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柳原良平 著
柳原さん、開高さんらが描いたアンクルトリスに込められた「人間らしさ」こそが、どんな時代にあっても人間が忘れてはならない、欠かすことのできない本質である(サントリーHD会長 佐治信忠〈特別寄稿〉「人間らしくやりたいナ」より)アンクルトリスのモデルはいない、しかし、強いて探すとすれば、それは私自身のような気がする。私の思っていた事、私のするくせ、私の見たものがアンクルトリスのストーリーの中に、動きの中に、背景の中に出ていたかもしれない。きっとそのうちに私もアンクルトリスみたいにハゲ頭になるだろう、私のモデルはアンクルトリスなのです。(巻末エッセイ 柳原良平「私はアンクルトリス」より)「人間」らしくやりたいナ――昭和三三年、柳原良平、開高健、山口瞳、そして酒井睦雄が生み出したアンクルトリス。サントリーの前身・寿屋宣伝部で、数多くの伝説的広告を作り上げた熱く賑やかな日々を描く。多彩な人物のエピソードから広告論、イラストレーション論まで。イラスト37点収録。〈特別寄稿〉佐治信忠〈巻末エッセイ〉山口瞳
2025/07/23 刊行
三津田信三 編
「一編でも読者が心から怖がってくれれば、編者冥利に尽きる」怪異の名手・三津田信三が自ら選んだ、国内外のホラー名作十三篇。それに加えて、三津田氏が今作のために書いた「霧屍疸村の悪魔」を収録した珠玉のホラーアンソロジー。他では味わえない異様さ、不穏さ、無気味さ、そして忌まわしさを、存分に感じてください――。
2025/07/23 刊行
ドストエフスキー 著/江川卓 訳
カラマーゾフ家の人々の間にさまざまな思惑が入り乱れる中、ついに父フョードルが殺害される。はたして犯人は……。好評の江川卓訳第三巻。(全四巻)
2025/07/23 刊行
遠田潤子 著
バラが咲き乱れる家で、新進気鋭の建築家・青川英樹は育った。上品で美しい母。仕事人間の父。自由に生きる妹。ごく普通の家族だと思っていた。だが、妻が妊娠して生まれてくる子が「男の子」だとわかった途端、母が豹変した。記憶の彼方にしまい込んでいたあの日、一体何が起きたのか――。身も心も震える、圧巻の家族小説。〈解説〉藤田香織
2025/07/23 刊行
城山三郎/吉村昭 著
昭和二年生まれは、少年時代を戦争の中で過ごし、青年時代の入口で敗戦を迎えた――。昭和三十年代にデビュー、ともに自分の道を見つけ書き続けてきた城山三郎と吉村昭。気心の知れた二人が、戦争観から酒飲みの流儀まで心おきなく語り合う全対話四篇と、関連作品を一冊に収める。【目次】昭和二年生れの眼差し 吉村昭 Ⅰあの戦争とこの半世紀の日本人 対談:城山三郎×吉村昭語りつぐべきもの 対談:城山三郎×吉村昭ぼくの流儀・きみの流儀 対談:城山三郎×吉村昭私たちが生きた時代 座談:城山三郎×吉村昭×佐野洋 Ⅱ名門・背広・軍服 城山三郎昭和・戦争・人間 吉村昭昭和二年生まれの戦友へ 城山三郎
2025/07/23 刊行
北米オセロゲーム
大石英司 著
韓国軍空挺部隊の奇襲により、シアトル・タコマ空港は反乱部隊から奪還された。日韓両部隊が協力して西海岸の治安回復に当たるなか、アラスカには中露両軍が上陸、ロシアはアラスカ奪還を宣言する。空では中国の最新鋭ステルス戦闘機J-36からの攻撃がやまず、日本はAIも駆使し総力を挙げてその基地を探していた。また、その頃、核のボタンを持つエネルギー省高官M・Aは、テキサス州ダラスで大統領の訪問を受けていた。大統領からM・Aに託された、ある秘密施設についての依頼とは……。大国の存亡を懸けた戦いが大きく動く第6巻。【安田忠幸描き下ろしカラーイラスト「英王立海兵隊隊員の装備】〈目次〉プロローグ第一章 竜巻警報第二章 アンチ・ミサイル第三章 ロアノーク基地第四章 エレベス号作戦第五章 フランクリン飛行隊第六章 ライ麦畑でつかまえて第七章 OODAループ第八章 オセロゲームエピローグ
2025/07/23 刊行
威風堂々
岩室忍 著
信長の天下布武を目指す戦いが各方面で続くなか、摂津守護の荒木村重が毛利に通じて謀反を企てる。また、木津川では毛利水軍と信長が造らせた鉄甲船が激突!天下の形勢は一気に信長へと傾いていくが、一方で朝廷との関係は緊張が続いていた。自身の力を示すため、信長は京都での馬揃えを計画する――。信長の旧臣太田牛一が著した『信長公記』に基づきながら、大胆な発想で信長が本能寺に散るまでを描く大河小説! 大人気シリーズ『剣神』の岩室忍が一番書きたかった織田信長の生涯。文庫書き下ろし。全八巻、隔月発売予定。
2025/07/23 刊行
堂場瞬一 著
「殺人者の息子」という宿命を背負い、検事への夢を断たれ弁護士となった川上。かつての父同様に、頑ななまでに死刑判決のみを望む被告の弁護を手伝うことになり、二十年ぶりに故郷へ。被害者と加害者、双方の息子。決して交わらなかった二つの人生が、因縁の街で新たな局面を迎える――。「汐灘サーガ」三部作最終章。著者インタビュー収録。【目次】第四部 接近(承前)第五部 強まる疑念第六部 過去からの手紙第七部 接触、そして 巻末付録 堂場瞬一インタビュー
2025/07/23 刊行
髙杉洋平 著
陰湿、粗暴、狂信的……と語られてきた大日本帝国陸軍。しかし実際には、建軍当初から、国際的視野を持つ開明的な将校などは多く存在していた。一九四五年の解体までの七十余年で、何が変化したのか――。本書は、日露戦争勝利の栄光、大正デモクラシーと軍縮、激しい派閥抗争、急速な政治化の果ての破滅まで、軍と社会が影響を与え合った軌跡を描く。陸軍という組織を通し、日本の政軍関係を照らす、もう一つの近現代史。目次はしがき第1章 栄光からの転落第2章 第一次世界大戦の衝撃第3章 ポスト大戦型陸軍への挑戦第4章 「大正陸軍」の隘路第5章 「昭和陸軍」への変貌第6章 陸軍派閥抗争第7章 政治干渉の時代第8章 日中戦争から対米開戦へ終 章 歴史と誤りあとがき主要参考文献関連年表
2025/07/23 刊行
高田在子 著
暑い時には甘酒に生姜、鰻に山椒、そうめんにも山椒大川で土左衛門が上がった――。「朝日屋」の主人・怜治を、火盗改時代の同僚である秋津が訪ねてくる。亡骸となった武士の懐から、抜け荷に関わり捕縛された唐物屋「広田屋」の屋号が入った手拭いが出てきたという。「広田屋」の主は、抜け荷の詮議中に火盗改・柿崎詩門の兄の名を口にしていた。目付の新倉も出張ってくるなど、一挙に「朝日屋」周辺がきな臭くなる中、女料理人ちはるの行く末にも変化が……。文庫書き下ろし【目次】第一話 この先の道第二話 追 憶第三話 踊る阿呆鳥第四話 出立の朝
2025/07/23 刊行
芥川也寸志 著
「音楽というものは、生活のなかにとり入れるものではなく、生活のなかからひきだすものです。」――やわらかい語り口による、クラシック音楽への誘い。・芥川也寸志生誕100年記念企画。・ロングセラー『音楽の基礎』と並ぶ、クラシック音楽入門書。・本書は、楽譜をいっさい用いず、日本人とクラシック音楽の接し方を、平易かつユーモラスに解く。「談義」というに相応しい筆致。・「リズム」「旋律」「ハーモニー」など、音楽入門としてのツボは押さえつつも、時折「脱線」する内容が、もうひとつの読みどころ。・軽妙な文体とエピソード、喩えの面白さなど、現代音楽作曲家である著者の人柄が垣間見える。エッセイとしての妙味。〈解説〉片山杜秀
2025/07/23 刊行
堂場瞬一 著
二十年前に両親を殺されて以来、世捨て人のように生きてきた真野。ある日、彼が営む「深夜喫茶」に謎めいた少女が現れるが、不慮の事故に巻きこまれ、意識不明になってしまう。身元の手がかりは、ポシェットに入っていた一枚の地図のみ。その地図に導かれるように、真野は、一度は捨てた故郷を訪れる――。「汐灘サーガ」第三弾。【目次】第一部 帰れない街第二部 すれ違う意図第三部 螺 旋第四部 接 近
2025/07/23 刊行
レイテ湾・硫黄島の戦い
水木しげる 著
昭和19年、日本から出港した大艦隊は、レイテ大海戦を境として、永久に姿を消した。生きることを望みながら、死んでいった者たちへ。祈りをこめて描く渾身の戦記漫画。筆者が自ら責任編集にあたった『少年戦記』の掲載作を中心に、戦記や取材をもとに描いた力作を集成。歴史の流れに沿って漫画で読む、太平洋戦史。全三巻。〈解説〉大木 毅〈収録作品〉マリアナの竜/決戦レイテ湾 第一部~完結篇/硫黄島の白い旗 ほか一篇
2025/07/23 刊行
清水幾太郎 著
【昭和・光と影】歴史は、卑怯であったものも、卑怯でなかったものも、一緒に押し包んで、昭和十六年末の新しい戦争へ向って流れ落ちて行った――卒論をもとに『思想』で論壇デビューを飾った戦前から、戦後の平和運動、安保闘争へ。政治の季節を描く自伝的昭和史。〈解説〉品治佑吉(目次より) 明治四十年――昭和十六年(承前) 唯物論研究会の人々 ミクロの世界へ 昭和二十一年――昭和三十五年 二十世紀研究所 平和問題談話会 「小さな人気者」 内灘へ さまざまな空港 放心の日々 安保前夜 安保の日誌 美しい季節 あとがき 解説 品治佑吉
2025/07/23 刊行
清水幾太郎 著
【昭和・光と影】夥しい人命が失われ、数えることの出来ぬ富が空しくなり、名誉と独立とを奪われ、ただ世界に向って罪だけを負うことによって、今、戦争が終るのである――昭和十七年一月、ビルマ派遣軍司令部宣伝班として従軍。帰国後、読売新聞社論説委員として敗戦の日を迎える。戦後を代表する社会学者の回想録。〈解説〉粕谷一希(目次から) 昭和十六年――昭和二十一年 徴用と三木清 ビルマの高見順 ラングーンの日々 日本への旅 新聞社の内部で 敗戦の日 スターリンの夢 明治四十年――昭和十六年 微禄の涯 偽善の勧め 地震のあとさき 社会学へ向って 習作時代 東大のうちそと 悲しい処女作〈解説〉粕谷一希
2025/07/23 刊行