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原典から宗教の本質をさぐる
中村圭志 著
宗教にはそれぞれ教典がある。開祖やその弟子たち、あるいは教団によって書かれ、編まれ、受け継がれた「教えの原点」だ。時代が変わり、教義が揺れる時に、人々が立ち返る場所としての原典ともいえよう。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教から、ヒンドゥー教や神道、儒教・道教まで。歴史を超えて受け継がれてきた教典はどのように生まれ、何を私たちに伝えようとしているのか。信仰の核心に迫る新しい宗教ガイド。
2017/10/19 刊行
古代ギリシアから大航海時代、現代ソマリアまで
桃井治郎 著
古代ギリシアのヘロドトスは海賊たちを英雄とみなし、ローマのキケロは「人類の敵」と罵倒した。スペインとオスマン帝国が激突したレパントの海戦の主役は海賊であり、大英帝国を裏面から支えたのもカリブ海に跋扈するバッカニア海賊だった。19世紀、欧米の覇権主義で海賊は滅びたが、現代のソマリア海賊として甦る。キリスト教とイスラームの対立、力と正義の相克など、多様な視座で読み解く、もう一つの世界史。
2017/07/20 刊行
キリスト教美術の誕生とビザンティン世界
加藤磨珠枝/益田朋幸 著
古代ローマの伝統と諸民族の出会いから生まれた初期中世美術。神の表現を極めたビザンティン美術。異なる道を辿った双方の展開に迫る
2016/12/08 刊行
基礎から学べる信仰と文化
中村圭志 著
宗教とは何か――。信仰、戒律、儀礼に基づく生き方は、私たち日本人にはなじみが薄い。しかし、食事の前後に手を合わせ、知人と会えばお辞儀する仕草は、外国人の目には宗教的なふるまいに見える。宗教的儀式と文化的慣習の違いは、線引き次第なのである。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から、仏教、ヒンドゥー教、そして儒教、道教、神道まで。世界の八つの宗教をテーマで切り分ける、新しい宗教ガイド。
2016/11/11 刊行
会田弘継 著
ラッセル・カークから始まる、現代アメリカを形作ってきた思想家たちを訪ねる'旅'。彼らの思索の中核には何があるのか。保守、リベラルといった概念の真の意味とは――。著者の精緻な読み解きが、アメリカ文化の複雑さと奥深さ、そしてパラドクスをも浮かび上がらせる。文庫化にあたり〈「トランプ現象」とラディカル・ポリティクス〉を収録。目次プロローグ メコスタ村へ第一章 戦後保守思想の源流――ラッセル・カーク第二章 ネオコンの始祖――ノーマン・ポドレッツ第三章 キリスト教原理主義――J・グレシャム・メイチェン第四章 南部農本主義――リチャード・ウィーバー第五章 ネオコンが利用した思想――レオ・シュトラウス第六章 ジャーナリズムの思想と機能――H・L・メンケン第七章 リベラリズム――ジョン・ロールズ第八章 リバタリアン――ロバート・ノジック第九章 共同体主義――ロバート・ニスベット第十章 保守論壇の創設者――ウィリアム・バックリー第十一章 「近代」への飽くなき執念――フランシス・フクヤマ第十二章 「歴史の終わり」から「歴史の始まり」へ――フランシス・フクヤマ(続)第十三章 「トランプ現象」とラディカル・ポリティクスエピローグ 戦後アメリカ思想史を貫いた漱石の『こころ』
2016/09/25 刊行
キューピッド、キリスト、悪魔
岡田温司 著
エンジェルとキューピッドは何が違うのか。キリストがかつて天使とみなされていたのはなぜか。堕天使はいかにして悪魔となったか。「天使」と聞いて、イメージが浮かばない日本人はいないだろう。しかし、天使をめぐる数々の謎に直面したとき、私たちは想像以上に複雑な陰影を彼らがもっていることに気づくはずだ。天使とは一体、何者なのか――。キリスト教美術をゆたかに彩る彼らの物語を追いかけてみよう。
2016/03/25 刊行
「愛と平和」を説きつつ戦う論理
石川明人 著
世界最大の宗教、キリスト教の信者は、なぜ「愛と平和」を祈りつつ「戦争」ができるのか? 殺人や暴力は禁止されているのではなかったか? 本書では、聖書の記述や、アウグスティヌス、ルターなど著名な神学者たちの言葉を紹介しながら、キリスト教徒がどのように武力行使を正当化するのかについて見ていく。平和を祈る宗教と戦争との奇妙な関係は、人間が普遍的に抱える痛切な矛盾を私たちに突きつけるであろう。
2016/01/25 刊行
若松英輔 著
私のイエスは、「教会」には留まらない。むしろ、そこに行くことをためらう人のそばに寄り添っている――キリスト教や学問的なアプローチからでは見えてこない、今に生きるイエスに出会う。
2015/12/10 刊行
基礎から学べる信仰と文化
中村圭志 著
宗教とは何か――。信仰、戒律、儀礼に基づく生き方は、私たち日本人にはなじみが薄い。しかし、食事の前後に手を合わせ、知人と会えばお辞儀する仕草は、外国人の目には宗教的なふるまいに見える。宗教的儀式と文化的慣習の違いは、線引き次第なのである。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から、仏教、ヒンドゥー教、そして儒教、道教、神道まで。世界の八つの宗教をテーマで切り分ける、新しい宗教ガイド。
2014/11/25 刊行
創世記
里中満智子 著
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教……三大宗教の啓典《旧約》。その荒ぶる神と翻弄される人間を描いた意欲作、待望の文庫化なる!〈解説〉石井彦壽
2014/06/25 刊行
アウグスティヌス 著 山田晶 訳
幼年期の影響、青年期の放埒、習慣の強固さ……、不安におののく魂が光を見出すまで。初期キリスト教最大の教父による心揺さぶる自伝。〈解説〉松崎一平
2014/03/25 刊行
修道院の起源
佐藤彰一 著
多くの宗教で、性欲・金銭欲などの自らの欲求を断ち切り、克服することが求められる。キリスト教も同様だが、それではヨーロッパにおける「禁欲の思想」はいつ生まれ、どのように変化していったのか。身体を鍛錬する古代ギリシアから、法に縛られたローマ時代を経て、キリスト教の広がりとともに修道制が生まれ、修道院が誕生するまで――。千年に及ぶヨーロッパ古代の思想史を「禁欲」という視点から照らし出す意欲作。
2014/02/25 刊行
保守化と政治化のゆくえ
堀内一史 著
アメリカは、二億人を超えるキリスト教徒を抱え、その八割が「天地創造」を信じ、教会出席率・回心体験でも群を抜く保守的な宗教大国である。一九七〇年代以降、宗教右派が政治に参入し、レーガンの大統領当選に貢献するなど、表舞台に登場。二一世紀以降、ブッシュ、オバマは宗教票を無視できなくなった。本書は、世俗への危機意識からリベラル派が衰退し、保守化・政治化していく過程を中心に、アメリカの宗教の実態を描く。
2013/07/15 刊行
「鎖国」日本に語られた「世界」
松方冬子 著
日本人の海外渡航を禁じた江戸幕府にとって、オランダ風説書は最新の世界情勢を知るほぼ唯一の情報源だった。幕府はキリスト教禁令徹底のため、後には迫り来る「西洋近代」に立ち向かうために情報を求め、オランダ人は貿易上の競争相手を蹴落すためにそれに応えた。激動の世界の中で、双方の思惑が交錯し、商館長と通詞が苦闘する。長崎出島を舞台に、「鎖国」の200年間、毎年続けられた世界情報の提供の実態に迫る。
2013/07/15 刊行
血と肉と愛の傷
岡田温司 著
キリスト教にとって大切なのは、身体ではなく精神、肉体ではなく霊魂ではなかったか。しかし、キリストの身体をめぐるイメージこそが、この宗教の根幹にあるのだ。それは、西洋の人々の、宗教観、アイデンティティの形成、共同体や社会の意識、さらに美意識や愛と性をめぐる考え方さえも、根底で規定してきた。図像の創造・享受をめぐる感受性と思考法を鮮烈に読み解く、「キリスト教図像学三部作」完結篇。図版資料満載。
2013/07/15 刊行