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中央公論2026年1月号

中央公論編集部 編

トランプ、習近平、プーチンなど「ストロングマン」と呼ばれる強権的な指導者たちが世界を大きく揺るがしている。指導者の決断が国家の行方を大きく左右するこの難局を、高市首相は乗り切れるのか。過去の指導者たちの成功と失敗にも学び、今求められるリーダーシップを考える。(『中央公論』2026年1月号の電子化)……………第140巻 第1号JANUARY 2026 CONTENTS……………== 特集 ==指導者たちと国家の命運◆帝国の時代に必要な政策と度量世界秩序の崩壊期、高市首相の課題▼北岡伸一◆「最高実力者」としての習近平――目指すのは「家業」の永続と「覇業」の実現▼鈴木 隆◆アメリカの「危機」「解体」を言い募る前に「トランプ劇場」の驚愕と陳腐▼村田晃嗣◆法の上に立ち、法をつくる歴史的構造に支えられるロシア的リーダーシップ▼池田嘉郎◆二大超大国の時代に国際的影響力を発揮「鉄の女」サッチャーの外交における成功と失敗▼池本大輔◆対テロ戦争、訪朝、拉致問題……小泉純一郎 劇場型政治における外交▼井上正也◆歴史とどう向き合ってきたのかドイツの指導者たちとイスラエル政策▼板橋拓己=======【時評2026】●石破・高市交代にみる現状承認と一発逆転▼五百旗頭 薫●たかが電話、されど電話のトランプ時代▼鶴岡路人●高市政権に求められる「働き一両、考え五両」の思考▼櫻川昌哉●AIや核融合研究は「ハイプ」しているのか▼横山広美◆「戦後80年所感」私はこう読む「反軍演説」をいかに歴史の教訓とするか▼小山俊樹◆予備選なき日本型選挙の帰結日米比較から見る女性総理誕生▼中林美恵子◆高市首相は新時代の先駆者か、旧時代の最終走者か高支持率なのに危うい政権運営のなぜ?▼牧原 出== 特集 ==インフレ時代をどう生きるか◆〔対談〕どうなる物価・金利・賃金日本は「実質ゼロベア・ノルム」から脱せるか▼渡辺 努×河野龍太郎◆春闘、最低賃金、中小企業実質賃金プラスへ 2026年は正念場▼玄田有史◆東京の不動産高騰はバブルでなく構造的現象だ――衰退期に必要な「都市の未来を信じる力」▼清水千弘◆「使いながら運用する時代」に心得るべきこと退職後の資産取り崩し術▼野尻哲史=======【新シリーズ 論壇を築いた12人】●吉野作造――リベラル・デモクラットの矜持▼小川原正道◆「キャンセル・カルチャー」の応酬で壊れる民主主義「殉教者」カークと宗教化するアメリカ政治▼加藤喜之◆「未来を選択する会議」が目指すもの人口減少時代に求められる「対話」▼小林味愛◆相次ぐ被害にどう対応すべきか? 共生の文化からひもとくクマと日本人▼増田隆一《新連載》●東京藝大で教わる美術鑑賞のレッスン【第1回】考えるポーズ▼佐藤直樹《好評連載》●炎上するまくら【第109回】戦う覚悟はできた▼立川吉笑《連載小説》●ジウ The Next【第8回】▼誉田哲也

書誌データ

  • 配信開始日2025/12/10
  • 判型中公eブックス
  • 希望小売価格1100円(10%税込)