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中央公論2025年6月号

中央公論編集部 編

かつて英雄・聖人と崇められた人物がその実在さえ疑われ、悪党・逆賊と忌み嫌われた人物の業績が高く評価される……。歴史上の人物の評価は時代によって大きく揺れ動く。古代から近代まで、とかく話題になる偉人たちの実像に最新研究で迫る。(『中央公論』2025年6月号の電子化)== 特集 ==逆転の日本史◆倭国王帥升から田沼意次、田中角栄まで歴史人物の評価はなぜ揺れ動くのか▼磯田道史◆聖徳太子と蘇我馬子――太子伝説、不在説、改革の敵対者▼倉本一宏◆後醍醐天皇と足利尊氏――毀誉褒貶の南北朝史▼森 茂暁◆織田信長――本当に全国統一をめざしたか▼金子 拓◆西郷隆盛と徳川慶喜――評価分かれた「勝者の中の敗者」▼家近良樹◆乃木希典と児玉源太郎――名将か愚将か、最新研究が示す実像▼長南政義◆戦国時代の武士の魅力をありのままに伝えたいエミー賞『SHOGUN 将軍』 時代考証の内幕▼フレデリック・クレインス=======【時評2025】●世論調査に見る「人口問題」の起源▼境家史郎●自由貿易の犠牲者を救うのは、関税ではない▼渡辺 努●ドクターヘリ事故と医療「選別」という難題▼河合香織◆千葉高校、渋幕、中堅校、専門高校……誰のための授業料無償化か▼小林哲夫◆世界の「トランプ化」と、インドの「モディ化」「世界最大の権威主義国」インドはどこへ向かうのか▼湊 一樹◆〔対談〕「中国が最も恐れる男」と民主化運動「日本の母」が語る日本は自由を求める中国人の基地になれ▼垂 秀夫×阿古智子== 特集 ==グローバル化時代の終焉◆再近代化か、再中世化かグローバル化後の四つの世界像▼田所昌幸◆トランプ2.0で国際秩序は崩れ去るのか悪化する米中関係と日本の針路▼佐橋 亮◆変容する米欧同盟のゆくえNATOは崩壊するのか▼鶴岡路人◆ヴァンス米副大統領ブレーンが明かすトランプ関税の狙いは「家族の回復」だ▼オレン・キャス×会田弘継=======◆人口減少時代に「無住集落」が示す可能性一度撤退して再興する地域づくり▼林 直樹◆〔ルポ〕リベラルな僕、農村の自治会長になる▼鈴木大介【シリーズ昭和100年】●玉音放送に涙した数日後、「新しい仕事」に取りかかった──昭和二十年の小林秀雄▼平山周吉《好評連載》●ことばの変化をつかまえる【第3回】発音とアクセントはどう移ろうか――歴史言語学者・平子達也さんに聞く▼水野太貴●皇室のお宝拝見【第15回】和田英作《憲法発布式》▼本郷和人●炎上するまくら【第102回】真打昇進直前の改心▼立川吉笑《連載小説》●金波銀波  【最終回】▼澤田瞳子《新連載》●ジウ The Next【第1回】▼誉田哲也

書誌データ

  • 配信開始日2025/5/10
  • 判型中公eブックス
  • 希望小売価格1100円(10%税込)