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中央公論2025年9月号

中央公論編集部 編

終戦から80年、節目の夏が訪れた。敗北が決定的になった後も戦いつづけた日本は、広島・長崎への原爆投下、ソ連参戦を受けてようやく降伏する。ポツダム宣言受諾後も続いた日ソ戦争、終戦後の外地からの引き揚げも大きな傷を残した。甚大な被害を生みながらも、かろうじて終戦にこぎ着けた、その経緯を読み解く。……………第139巻 第9号SEPTEMBER 2025 CONTENTS……………== 特集 ==戦後80年、「終戦」の真実◆戦争終結過程の「失敗の本質」「降伏」の決断はなぜ遅れたのか▼戸部良一◆〔対談〕皇太子時代にローマ教皇と面会した昭和天皇バチカンの終戦工作と象徴天皇への道▼松本佐保×河西秀哉◆宮中グループの動向「触媒」木戸幸一が果たした役割▼茶谷誠一◆ソ連仲介への期待、ポツダム宣言受諾の「聖断」鈴木貫太郎の終戦指導の功罪▼波多野澄雄◆女性皇族からの視点照宮成子内親王と1945年の夏▼鈴木多聞◆〔対談〕ウクライナ侵攻でも続くロシアの「戦争の文化」日ソ戦争という悲劇と現代への教訓▼麻田雅文×山添博史◆東南アジア、中国本土、満洲……武装解除の現実帝国旧支配地域で続いた戦闘と抑留▼加藤聖文◆国際刑事司法の限界と意義東京裁判は何を遺したのか▼日暮吉延== 特集 ==自分史を書く、先祖をたどる◆どう書くか──ステップとコツは?人生を肯定し、次代に引き継ぐために▼齋藤 孝◆生活史を記す価値と意味どんな普通の人生も歴史に残す意義がある▼朴 沙羅◆家系図作成のプロが調査のコツを伝授先祖探しが楽々できるすごい時代になった!▼丸山 学◆650億の文書調査、DNAデータ……「先祖調査先進国」アメリカの実態▼瀧口範子=======【時評2025】●「ネオ55年体制」から新たなる混沌へ▼境家史郎●消費税減税で本当に消費者は得をするのか▼渡辺 努●「大災害」予言に思う科学情報の伝え方▼河合香織=======◆混迷極まる中東情勢の深層イランとイスラエル、相剋の歴史▼鈴木 均◆国が一元的な制度設計を自治体を疲弊させる「現金給付」に異議あり▼熊谷俊人◆自民党、農水省、農協──相互依存のゆくえ農政トライアングルは生き延びるのか▼佐々田博教◆多党化の進展、組織政党の弱体化、ポピュリズムの台頭……参院選で見えた日本政治の地殻変動▼中北浩爾◆児童・生徒の自殺者数が過去最多に子どもの自殺対策には「ゲートキーパー」の育成を▼森山花鈴【シリーズ昭和100年】●「消費革命」から「郵便貯金目減り訴訟」まで昭和のインフレに消費者はどう向き合ったか▼満薗 勇●今なお帰れぬ故郷復興から取り残された硫黄島民の戦後▼石原 俊《好評連載》●皇室のお宝拝見【第18回】▼本郷和人●炎上するまくら【第105回】▼立川吉笑《連載小説》●ジウ The Next【第4回】▼誉田哲

書誌データ

  • 配信開始日2025/8/8
  • 判型中公eブックス
  • 希望小売価格1100円(10%税込)