2021 09/06
中公新書の60年

1992年の中公新書

ゾウの時間 ネズミの時間動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。

本川達雄(もとかわ・たつお)1948-。生物学者。東京工業大学名誉教授

この年のできごと1月 大相撲初場所で貴花田が史上最年少優勝
4月 歌手・尾崎豊が26歳で死去
5月 細川護熙・前熊本県知事、日本新党結成。7月の参院選で細川、小池百合子らが当選
8月 韓国、中華人民共和国と国交樹立
10月 ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世、ガリレオ裁判に誤りがあったことを認め、死後350年にして名誉回復
12月 気圧の単位がミリバール(mbar)からヘクトパスカル(hPa)に変更

この年のラインナップ宮川眞喜雄著『経済制裁』
菊池誠著『日本の半導体四〇年』
牧野陽子著『ラフカディオ・ハーン』
井野瀬久美惠著『子どもたちの大英帝国』
佐竹靖彦著『梁山泊』
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小菅桂子著『水戸黄門の食卓』
海老坂武著『パリからの旅 1989~1991』
三崎方郎著『微粒子が気候を変える』
加藤恭子著『アーサー王伝説紀行』
森下みさ子著『江戸の花嫁』
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冨山泰著『カンボジア戦記』
恒吉僚子著『人間形成の日米比較』
吉田荘人著『中国名医列伝』
杉谷昭著『鍋島閑叟』
吉田敦彦著『昔話の考古学』
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ウォーレン・リード著『オーストラリアと日本』
森淳著『アフリカの陶工たち』
佐々木伸著『ホワイトハウスとメディア』
神谷敏郎著『鯨の自然誌』
深井雅海著『江戸城御庭番』
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榊原清則著『企業ドメインの戦略論』
佐倉統著『現代思想としての環境問題』
加茂隆康著『交通事故賠償』
楠本寿一著『長崎製鉄所』
宮崎義一著『複合不況』
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森護著『ユニオン・ジャック物語』
小塩節著『トーマス・マンとドイツの時代』
高橋昌明著『酒呑童子の誕生』
大沼保昭著『サハリン棄民』
森江健二著『カー・デザインの潮流』
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矢野道雄著『占星術師たちのインド』
鳥越憲三郎著『古代朝鮮と倭族』
米原謙著『植木枝盛』
本川達雄著『ゾウの時間 ネズミの時間』
風間研著『小劇場の風景』
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立脇和夫著『明治政府と英国東洋銀行』
吉見俊哉著『博覧会の政治学』
山内景樹著『日本船員の大量転職』
土肥恒之著『ピョートル大帝とその時代』
長崎暢子/山内昌之編『現代アジア論の名著』
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佐々木毅著『政治はどこへ向かうのか』
臼井隆一郎著『コーヒーが廻り 世界史が廻る』
寒川旭著『地震考古学』
黒田玲子著『生命世界の非対称性』
坂上昭一著『ハチの家族と社会』
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中野三敏著『江戸文化評判記』
青柳正規著『皇帝たちの都ローマ』
西村三郎著『チャレンジャー号探検』
川喜田愛郎/佐々木力著『医学史と数学史の対話』
H・C・ロビンズ・ランドン著『モーツァルト』
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小泉武夫著『日本酒ルネッサンス』
山室恭子著『黄金太閤』
中嶋嶺雄著『国際関係論』
布施豊正著『心の危機と民族文化療法』
宇佐美承著『求道の画家 松本竣介』
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桜井万里子著『古代ギリシアの女たち』