三井大坂両替店
銀行業の先駆け、その技術と挑戦
萬代悠 著
元禄四年(一六九一)に三井高利が開設した三井大坂両替店。当初の業務は江戸幕府に委託された送金だったが、その役得を活かし民間相手の金貸しとして成長する。本書は、三井の膨大な史料から信用調査の技術と法制度を利用した工夫を読み解く。そこからは三井の経営手法のみならず、当時の社会風俗や人々の倫理観がみえてくる。三井はいかにして栄え、日本初の民間銀行創業へと繋げたか。新たな視点で金融史を捉え直す。
書誌データ
- 初版刊行日2024/2/21
- 判型新書判
- ページ数288ページ
- 定価1100円(10%税込)
- ISBNコードISBN978-4-12-102792-4
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・週刊エコノミスト2024年3月26日号/今谷明(国際日本文化研究センター名誉教授)
・日本経済新聞(朝刊)2024年3月9日/ランキング