逆撃　ナポレオンフランス戦役

柘植久慶 著

ドイツ人の蜂起という予期せぬ反攻にあい撤退を余儀なくされたフランス軍は、ロシア・プロイセン連合軍とライン河800キロの攻防を繰り広げる。兵力の数的不利をどう克服するのか。

2002/05/24 刊行

前進か死か６

シアヌーク打倒

柘植久慶 著

１９６８年、最後の戦場と決めたインドシナに立つ鷲見。北ヴェトナム軍、ヴェトコンの戦力回復のための「聖域」となっている、カンボジアの国家元首シアヌークを追放できるのか!?

2002/05/24 刊行

桐原家の人々２

恋愛心理学入門

茅田砂胡 著

三つ子だと信じていた16年が吹っ飛ぶ真実にはまだ続きがあった！　さらなる混沌を呼ぶ妙なものの出現に、麻亜子さんの怒りが爆発！　桐原家必笑家族スーパーコメディ新装登場第二弾。

2002/05/24 刊行

十三妹

武田泰淳 著

強くて美貌でしっかり者。女賊として名を轟かせた十三妹は、良家の奥方に落ち着いたはずだったが…中国古典に取材した痛快新聞小説。〈解説〉田中芳樹

2002/05/23 刊行

悲華水滸伝　三

杉本苑子 著

運命の星に導かれ、百八人の好漢が梁山泊に打ち揃った。多くの激戦をへて、かつては敵だった者同士が共に正義の剣を手にとり悪を懲らす。好調三巻。

2002/04/26 刊行

中国人と日本人

邱永漢 著

日中双方のふところの中で育ち、自ら現地を視察し事業展開する著者が、繁栄に向けて離陸した中国の知られざる素顔と、両国人の気質の差異を実務・文化の両面からわかりやすく解説する。アジアの時代をむかえた今、巨大な隣国とどうつきあうか……。

2002/04/26 刊行

幻想と死の信越本線

西村京太郎 著

十一年前、私が高校卒業を控えたある日、長野県小諸で両親の営む旅館が放火され、身元不明の美しい女性が焼死した――旅行作家川内功次郎のエッセイを読んだ女性が、焼死したのは姉で、放火犯を捜してほしい、と十津川警部に懇願した。三日後、川内は特急「あさま３号」の車内で毒殺された。十一年前の亡霊が甦ったのか！？　興趣と旅情溢れる十津川警部の名推理四篇。

2002/04/26 刊行

前進か死か５

ホーチミン・トレイル

柘植久慶 著

既に四十六歳となった傭兵・鷲見友之。最後の戦場はヴェトナム戦争真っ直中のインドシナ。「敵」の兵員・物資の供給ルートであるホーチミン・トレイルの破壊が与えられた任務だ。

2002/04/26 刊行

ラフカディオ・ハーン

異文化体験の果てに

牧野陽子 著

一八九〇年四月、紀行文作家として来日したラフカディオ・ハーンは、松江中学へ英語教師として赴任し、そこに理想の異郷を見出した。しかし、その後、熊本で近代化の実態に触れて、彼の美しき日本像は崩壊する。本書は、他のお雇い外国人と異なり、帰るべき故郷を持たない彼が、神戸、東京と移り住むうちに、日本批判へ転ずることなく、次第に国家・民族意識を超越し、垣根のない文化の本質を目ざしてゆく様子を描く評伝である。

2002/04/26 刊行

物語 スペインの歴史

海洋帝国の黄金時代

岩根圀和 著

キリスト教国の雄スペインは、カスティーリャ、アラゴン両王国の婚姻により成立した。八世紀以来イベリア半島を支配したイスラム勢力を逐い、一四九二年、レコンキスタを完了。余勢を駆って海外へ雄飛し、広大な領土を得て「太陽の没することなき帝国」の名をほしいままにする――。国土回復戦争の時代から、オスマン・トルコとの死闘を制して絶頂をきわめ、宿敵イギリスに敗れて斜陽の途をたどるまでを流麗な筆致で描く。

2002/04/25 刊行