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坂岡真 著
武家屋敷前で菜切り包丁片手に佇む棒手振の女は、雨に紛れて姿を消した……。還暦を迎えた“うぽっぽ”の「終活指南」シリーズ第三作、文庫書き下ろし。
2025/01/22 刊行

私説昭和史3
関川夏央 著
自らを「昭和の子」と規定する著者が、思春期青年期を回想。さらに同時代を生きた作家たちへの思いを綴る。巻末に、昭和戦後をめぐるエッセイを書き下ろす。
2025/01/22 刊行

森崎和江 著
私にとって能登は、やさしい土地だった――。『まっくら』で知られる作家が能登、松前から函館へ。二つの半島を巡る光あふれる旅行記。〈解説〉渡邊英理
2025/01/22 刊行

笠原英彦 著
伊藤博文の主導で制定された明治の皇室典範。女帝・女系容認の可能性もあったが、皇位継承資格は「男系の男子」限定で、退位の規定もない。その骨格は戦後の皇室典範でも維持された。皇族男子の誕生は極めて稀で、皇族数の減少も続き、制度的矛盾が顕在化して久しい。小泉内閣時代に改正の検討が始まるも、進展はいまだ見えない。本格的議論の再開に向けて、皇室制度の専門家が論点を整理し、法改正への道筋を探る。
2025/01/22 刊行

都市国家から世界帝国までの1400年
小林登志子 著
アッシリアは、イスラエルの民を虜囚にし、敵対民族を残酷に処刑したとして、『旧約聖書』では悪役に描かれる。だがその実像はバビロニアの先進文明に学び、長きにわたって栄えた個性的な国だ。紀元前2000年に誕生した小さな都市国家が他国に隷従しつつも、シャルマネセル3世、サルゴン2世らの治世に勢力を拡大、世界帝国となるが、急速に衰微し、前609年に瓦解する。その盛衰を軍事・宗教・交易など多角的に描く。
2025/01/22 刊行

吉田裕 著
先の大戦で230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士の生活・衣食住の無視があった。進まない機械化、パン食をめぐる精神論、先進的と言われた海軍の住環境無視......日中戦争の拡大とともに限界が露呈していく。本書は帝国陸海軍の歴史を追い、兵士たちの体験を通し日本軍の本質を描く。
2025/01/22 刊行

古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで
鶴見太郎 著
ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。
2025/01/22 刊行

兵器篇
大石英司 著/安田忠幸 画
「サイレント・コア」シリーズに登場する陸海空の兵器および個人装備400点超をイラストで詳解。書き下ろし短篇を含む、ファン必携の一冊。
2025/01/22 刊行

オッドアイ
渡辺裕之 著
横須賀で行われた海上自衛隊の観艦式。「特別強行捜査局」の朝倉は、NCIS(海軍犯罪捜査局)のハインズから協力要請を受ける。式に参加中の米空母内で殺人事件が起こったというのだ。空母に乗り込み、捜査を始めた朝倉を待っていたのは、艦内に潜むロシア人スパイ、そして第二の殺人――!米国、ロシア、そして中国。各国の思惑が渦巻くなか、特捜局は真実に辿り着けるか。人気シリーズ第10弾!【『オッドアイ』シリーズとは】陸上自衛隊のエリート「特殊部隊」の一員として将来を嘱望されながらも、演習中の事故で左目の視力が低下し、自衛官の道を諦めた朝倉俊暉。警察官に転身した彼は、その鍛え抜かれた肉体と洞察力を武器に数々の難事件を解決していく――。肉体と知能を極限まで駆使する、最強の警察小説シリーズ!
2025/01/22 刊行

ホワイトヘッド 著/上田泰治/村上至孝 訳
一七世紀に発生した近代自然科学はわれわれの精神にいかなる変化をもたらしたか。科学史的手法で「科学的唯物論」を批判し「有機体の哲学」を提唱する。「哲学者」ホワイトヘッドの出発点にして、最も多くの人に読まれた代表作。全8回の白熱の「ローウェル講義」にもとづいて書かれた、科学史・科学哲学の必読文献。〈解説〉中村昇序第一章 近代科学の起源第二章 思想史における一要素としての数学第三章 天才の世紀第四章 十八世紀第五章 ロマン主義的反動第六章 十九世紀第七章 相対性第八章 量子論第九章 科学と哲学第十章 抽 象第十一章 神第十二章 宗教と科学第十三章 社会進歩の要件
2025/01/22 刊行

増補版 屋根の上のバイリンガル
沼野充義 著
ロシア人亡命作家を追いかけクロアチア移民とおしゃべりしイディッシュ語教室で人気者に――一九八〇年代、ロシア文学専攻でありながら米国に学んだ著者。東欧系移民や亡命作家たちとの交流から得た豊かな体験談を起点に、亡命者・移民・多言語話者の文学や言葉を縦横に考察。ロシア・東欧文学から世界文学まで広く論じてきた著者の原点たるエッセイ。「ハーバード生活から、三つのエピソード」他を新収録。解説「いつも身軽に「大事そうなもの」を集めること」奈倉有里ニューヨークのこんな片隅のしがない食料品店の中でしぶとく生き続ける生粋のスラヴ語が聞けたという事実に嬉しくなったぼくは、つい好奇心にかられて、「いったい何語をしゃべっているんだい、スラヴ語みたいに聞こえるけど」と男の子のほうに脇から話しかけてしまった。(「ブライトン・ビーチのロシア語街」より抜粋)
2025/01/22 刊行

日々のあれこれ
金井美恵子 著
『噂の娘』文庫版の巻末インタヴューの準備に追われ、ワイズマンの映画に通う多忙な日々。そんななかでも見逃せない、文壇、論壇に垂れ流される無神経な言説、日々の生活で出くわすおかしな現象。鋭い批評性をもって、それらをばっさり斬りつつ、愛猫トラーと映画への愛を甘やかに綴る、過激で知的な日記的エッセイ。〈解説〉山本浩貴
2025/01/22 刊行

新装版
新井素子 著
書店員さん発掘! 今読むべきホラー小説。あたしは悪いことなどしていないのに、いつも嫌われていた。同級生、そして両親にも。そんなあたしを気にかけてくれるのはママの親友・裕子さんと、くますけだけ。悪い人は死んでしまえばいい――。願うと同級生は事故にあい、両親も死ぬ。裕子さんに引き取られたあたしは、ここでくますけが邪悪なぬいぐるみなんじゃないかと思いはじめ……。
2025/01/22 刊行

ウクライナの琴
長谷川櫂 著
多くの人々が同時に巻き込まれる戦争や天災によって、言葉の意味が変わってしまうことがある。言葉は生き物であり、人類の体験を記憶する星雲のような記憶装置である――。読売新聞朝刊に連載されたコラム「四季」の2022年4月から一年分を収録。
2025/01/22 刊行

阿川佐和子 著
古稀を迎えても好奇心は衰え知らず。若いうちが花? いえいえ、我が青春は、今なり! アガワさんの人気エッセイ、シリーズ第4弾。
2025/01/22 刊行