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西村京太郎 著
豪華ツアー「日本の異国」に参加していた夫婦が、神戸の異人館街観光中に姿を消し、二日後に夫が25メートルの円の中心で「公開処刑」されてしまう。次は妻の番だ……。十津川は他のツアー参加者四人――定年の男、IT企業社長、飲み屋経営の母娘――の中に犯人がいると睨む。犯人の動機と25メートルの謎とは。十津川は命を賭して犯人に向かう!
2013/12/25 刊行

今野敏 著
渋谷・新宿で発生した連続通り魔殺人事件。なぜか誤認逮捕が繰り返される事態を解明すべく警察庁から送り込まれたのは、心理調査官・藤森紗英だった。苦手な美人と組まされる羽目になった碓氷警部補は戸惑うが、紗英の助言によって、巧妙な「犯人すり替え」のトリックが潜んでいることがわかる。はたしてこの異色コンビは真犯人を探し出し、惨事を食い止めることができるのか。警察小説の第一人者が贈る「碓氷弘一シリーズ」第四弾。〈解説〉関口苑生
2013/12/25 刊行

警視庁捜査一課・碓氷弘一4
今野敏 著
連続通り魔殺人事件で誤認逮捕が繰り返され、捜査は大混乱。ベテラン警部補・碓氷と美人心理調査官・藤森のコンビが真相に挑む。「碓氷弘一」シリーズ第四弾。
2013/12/20 刊行

経済成長の果実 1955~1972
猪木武徳 著
一九五五年、日本は「経済大国」への軌道を走り出す。日本人は何を得、何を失ったのか。高度経済成長期を現在の視点から遠近感をつけて立体的に再構成する。
2013/12/20 刊行

安定成長期から3・11後まで
鳥原学 著
1970年代半ば、消費社会が爛熟するなか『an・an』を筆頭にヴィジュアル雑誌が次々と創刊。新しい写真家たちが陸続と登場する。さらに『写楽』『写真時代』『FOCUS』の売り上げ拡大によって、写真は黄金時代を迎え、宮沢りえのヌード写真集は社会現象ともなった。他方で、90年代半ば以降のデジタル写真の普及は、150年に及ぶ写真史を一新する。本書は1975年以降の写真黄金期とデジタルの衝撃の歴史を描く。
2013/12/20 刊行

幕末維新から高度成長期まで
鳥原学 著
19世紀半ば、日本へ輸入された写真。日露戦争を経て新聞・出版メディアが拡大するなか報道写真が成長。第二次世界大戦時にはプロパガンダに利用され、また敗戦直後には「マッカーサーと天皇」の写真のように、社会に大きな影響力を持つようになった。戦後は戦禍や公害問題を追及するリアリズム写真が隆盛を誇ったが、経済成長とともに私的テーマ、広告へと多彩化する。本書は1974年まで120年に及ぶ歴史を描く。
2013/12/20 刊行

トゥキュディデス 著 久保正彰 訳
27年間のペロポネソス大戦争は何をもたらしたか。アテナイは敗北して衰弱しスパルタは勝利して結局疲弊する。勝者はいたのか? 古代人の教訓を忘れてはならない。
2013/12/20 刊行

ヤハウィストの冒険
長谷川三千子 著
これまでの聖書の常識を覆す旧約「創世記」の根本的な読み直し。天地創造からバベルの塔にいたるおなじみの物語の真の姿に迫ることで、一個の大胆極まりない精神の軌跡を明らかにする。和辻哲郎文化賞受賞作
2013/12/20 刊行

仮の家の四人
東直子 著
わけあって「仮住まい」中のシワスが同居人とともに送る日々。階段、暦、爪、マンホールの蓋、旅先で出会った柴犬婦人、雨もり、英語教材の訳文、そして引っ越し。日常に潜むささやかなものを掬い上げ、別世界へ軽やかに跳躍する。選び抜いた言葉で組み立てる随想小説
2013/12/20 刊行

興津要 著
「玉や玉屋」とさぼん玉売り、石見銀山鼠取り。季節の雛売り、朝顔売り。鍋釜直す鋳掛屋など。棒振り商いから大店、大道芸に至るまで、江戸の町はあらゆる商売で賑わっていた。江戸っ子たちの売買は軽快な掛け合いで、時に人情が溢れでる。気の利いた川柳や流行の小咄が当時の活気を今に伝える、読めば江戸の日常が脳裏に蘇る楽しい一冊。
2013/12/20 刊行

次男ソールと魔人カリゴ
岡野めぐみ 著
前期修論のため、遺跡調査に出かけたソールが行方不明に! じつは、隣国との関係悪化を懸念するトニトルス王子の依頼を内密に受け、軍事利用できる魔力鉱床を探していたというのだ。隣国王宮でソールを目撃したとの情報が入り、救出へ向かうため、兄ウィルは従軍を決める。そして、弟レクスの決意は……三兄弟に最大の災難が襲いかかる――!! 大好評シリーズ堂々完結!
2013/12/20 刊行

樋口有介 著
「結婚したい女ができた」と明かした十日ほど後、警官が自宅で首を吊った。その二日後、河原で風俗ライターの死体が見つかる。後輩の自殺に疑問を抱き独自に聞き込みを続けていた警部補・須貝は、二つの不審死をつなぐ“女A”の存在に行き着くのだが――。「善人の罪科」と「悪人の正義」が交錯する、美しくも哀しき愛の物語。33万部突破『ピース』の著者が警察組織の歪みに迫る傑作ミステリー、待望の文庫化!
2013/12/20 刊行

茅田砂胡 著
政府主導のもとで、ようやく要求された資材と人質の交換がおこなわれた。しかし不測の事態が発生! さらに海賊団による核攻撃が? この大混乱の結末とは。『トゥルークの海賊』完結篇!
2013/12/20 刊行

秋
多崎礼 著
争いなき楽土にすら隣国・出散渡はその手を伸ばす。じわりじわりと楽土は侵蝕されていき、その魔手が『真の楽土』にまで迫ろうとした時、伝説の音導師イーオンがその前に立ちふさがった!
2013/12/20 刊行

灰になっても
佐藤大輔 著
帝国軍上陸部隊の猛攻に後退する皇国軍。弱兵の近衛鉄虎兵大隊を率いる新城少佐は、波打ち際の最前線に血路を拓くが!? 書き下ろし短篇「職業倫理」を収録。
2013/11/25 刊行