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堂場瞬一 著
4500年前の謎を解き、愛する人を救い出せ――。恋人の里香に会いにストックホルムを訪れたカメラマン・鷹見。その眼前で、彼女の勤務先である国際言語研究所が爆破された。現場から姿を消した里香は、未解読の粘土板〝バビロン文書〟を持ち出していた。行方を追ううちに、古代アッシリアのシュメル人の末裔と称する、亡国の民ラガーンの存在を知る。そして鷹見自身にも、襲撃者の手が迫り来る――。〝バビロン文書〟に記された、世界を揺るがす秘密とは? 圧倒的なスケールで描く新時代のエンターテインメント、待望の文庫化!
2019/02/28 刊行

佐藤賢一 著
史上最凶の敵から祖国を守れ!時は紀元前三世紀。広大な版図を誇ったローマ帝国の歴史で、史上最大の敵とされた男がいた。カルタゴの雷神・バルにあやかりつけられた名はハンニバル。戦を究めた稀代の猛将軍・ハンニバルが今、復讐の名の下にアルプスを超えた。予測不可能な強敵を前に、ローマの名家出身の主人公・スキピオは、愛する家族と祖国を守り抜けるのか?
2019/02/28 刊行

ニューギニア沖海戦
横山信義 著
空母二隻を失った日本軍は、戦闘機「剣風」を量産し反撃の機会を窺う。だがその最中、米太平洋艦隊は戦略方針を転換。フィリピン奪回への布石として、ニューギニア島の陸軍第一八軍を猛攻する。一方、欧州ではドイツが米英の爆撃により弱体化。対日参戦に難色を示すイギリスは、アメリカとある密約を交わす。さらにイタリア・マルタ島上空には、英重爆撃機が出現し……。混沌が大陸を包む中、連合艦隊は壊滅寸前の第一八軍を救出するため、ニューギニアへの突入を決定。二倍以上の戦力差を前に、皇国の命運は――? そして柱島泊地にはあの巨艦の姿が!
2019/02/28 刊行

仁木英之 著
戦国ベンチャー織田家の軍団長(レガトゥス・レギオニス)で、最後に生き残るのは誰だ?東海の覇者・今川義元、桶狭間に散る――。尾張を半ば手中にした織田信長は、三河の松平元康と誼を通じ、西に境を接する美濃・斎藤義龍との決戦に備えつつあった。戦意高まる家中にあって、柴田権六勝家は、微妙な立場にいた。信長と父の後継を争った弟の傅役だったため信用されず、功名を立てる機会すら与えらないのだ。焦る勝家とその家臣たち。彼らに再び、出世の機会は与えられるのか!? 武将たちの出世争いを描き、働くすべての人が共感必至の大好評戦国絵巻。
2019/02/28 刊行

立川吉笑 著
『中央公論』の人気連載コラム、落語家・立川吉笑さんの「炎上するまくら」を2018年1月号から12月号まで12回分収録。ますます絶好調の炎上を止めることはできるのか? この電子書籍は2018年1月発売の『炎上するまくら〈2017〉』の続編です。
2019/02/25 刊行

井上章一/倉本一宏/堺屋太一/今谷明/よしながふみ/大石学/佐々木雄一/清水唯一朗/山崎拓/宮城大蔵 著
中公新書『日本史の論点』の執筆者が異分野の専門家と徹底討論。【古代】「都と“田舎”の相克から、この国のかたちを問う」井上章一(国際日本文化研究センター教授)×倉本一宏(国際日本文化研究センター教授)【中世】「戦国期の『高度成長』と『外国人受け入れ』に学べ」堺屋太一(作家)×今谷明(帝京大学特任教授)【近世】「江戸は封建時代か初期近代か」よしながふみ(漫画家)×大石学(東京学芸大学教授)【近代】「連続か断絶か? 明治維新という大転換」佐々木雄一(首都大学東京助教)×清水唯一朗(慶應義塾大学教授)【現代】山崎拓・元自民党副総裁に聞く「動乱期に求められる総理の器」聞き手・宮城大蔵(上智大学教授)
2019/02/25 刊行

まんぷく日本・繁盛秘話
速水健朗/筒井之隆/中島恵/今柊二/奥田瑛二 著
その起源からインバウンド消費まで。朝ドラ効果で注目が集まる今、マニアも知らない「文化『麺』類学」●総論 「フォードとジョブズと『インスタントラーメン』」速水健朗●論点(1)ルーツ・伝播 「安藤百福と歩いた『麺ロードの旅』」筒井之隆●論点(2)インバウンド消費 「中国人はなぜ『日式拉麺』の虜なのか」中島恵●論点(3)マニア・評論家 「定食評論家がラーメン評論に手を出せない理由」今柊二●エッセイ 「魔法使いの支那そば」奥田瑛二
2019/02/25 刊行

棟方志功 著
極貧の環境から奔放無類な個性を羽搏かせ、板画一筋に生き抜き、世界のムナカタになるまでを綴った感動あふれる自伝。〈序文〉谷崎潤一郎〈解説〉草野心平
2019/02/22 刊行

大門剛明 著
未解決殺人事件の犯人が殺された。容疑者は十五年前に娘を殺された元刑事。事件の裏に隠されたあまりに悲しい真実とは。慟哭のミステリー。文庫書き下ろし。
2019/02/22 刊行

多崎礼 著
古今東西の知識のすべてを収める人類の智の殿堂。鎖に縛められたその扉を開かんとする旅人に守人は謎をかける。知の冒険へ誘う意欲作! 文庫オリジナル。
2019/02/22 刊行

内田百閒 著
念願の新居完成。焼き出されて以来、三年にわたる小屋暮しは終わる。昭和二十二年一月一日から二十三年五月三十一日までを収録。〈巻末エッセイ〉高原四郎
2019/02/22 刊行

連なる死たちは狂おしく香る
喜多喜久 著
人気作家のサイン本に一冊だけ付いたチョコレートの死香の謎など、分析フェチの准教授×死の香りを嗅ぎ分ける美青年の〈匂い〉に特化した化学ミステリ!
2019/02/22 刊行

今村均 著
部下と命運を共にしたいと南方の刑務所に戻った「聖将」が、理不尽な裁判に抵抗しながら、太平洋戦争を顧みる。巻末に伊藤正徳によるエッセイを収録。
2019/02/22 刊行

塩谷歩波 著
小杉湯番頭兼イラストレーターで設計事務所出身の著者が、建築の図法(アイソメトリック)を用い、銭湯の建物内部を精密な俯瞰図で描く「銭湯図解」。全24軒の図解を掲載。
2019/02/21 刊行

ジュリアン・ベル 著/長谷川宏 訳
古代から2000年代の現代アートまで、多数のカラー図版で具体例を挙げながら、近代に大きく変化した芸術の価値観を問い直す。根源的だからこそ新鮮な絵の見方を示す刺激に満ちた芸術思想史。
2019/02/21 刊行