ホーム > 検索結果
全10641件中 450~465件表示

山折哲雄 著
「判官びいき」とは?「翁」とは誰か? 谷崎、折口、和辻、柳田などの研究を手掛かりに能に潜む精神性をみつめ直し、世阿弥の企図や芸能の原点・伝承について新たな視点で問い直す。
2025/05/30 刊行

精神分析の始点
金関猛 著
神経学者として出発し、様々な学問との出会いや交流を経て、心の研究に至った経緯を第一級史料から描く。精神分析創始者の青年時代における「知への探求」の軌跡が明らかになる。
2025/05/30 刊行

自由・平等・博愛の起源と普遍化への系譜
竹下節子 著
本来、「生き方マニュアル」として誕生した教えから、受難と復活という特殊性を通して「信仰」が生まれた。「宗教」として制度化したことで成熟し、広く世界に普及する一方で、様々な思惑が入り乱れ、闘争と過ちを繰り返すことにもなった。本書は、南米や東洋での普及やその影響を通じて、ヨーロッパ世界が相対化され、近代に向かう中で、「本来の教え」が普遍主義理念に昇華するまでの過程を、激動の世界史から解読する。
2025/05/30 刊行

古代から現代まで
ルーベン・ファン・ラウク 著/藤原聖子 監修/飯田陽子 訳
2024年11月の情報TV番組(『ワイド!スクランブル』)で、チリの「悪魔の神殿」が取り上げられた。伝統的なカトリック教会(特に聖職者による子どもへの性的虐待)への不信が高まり、悪魔崇拝者が急増しているという内容だった。ただしこの教団では、実際に悪魔を崇拝しているわけではなく、「個人主義の象徴を悪魔としているにすぎない」と説明されていた。さらに、これはチリに限ったことではなく、2019年にはアメリカで「悪魔の神殿」が宗教団体として認定され、人工妊娠中絶を肯定していることから、中絶禁止に反対する人や性的少数者など、信者数は70万人以上に上ると番組は付け加えた。 この報道を観た人には、興味深いが、どういうことなのかさっぱりわからないと思う人が多かったのではないか。最近、悪魔崇拝の語がニュースに流れたもう一つの文脈はQアノンである。Qアノン陰謀論は、世界を牛耳る「ディープステート」は児童売春組織を運営する悪魔崇拝者だとしていた。つまり、子どもを性的に虐待するのは悪魔崇拝者だというイメージもアメリカに存在しているのである。このように報道は錯綜し、悪魔崇拝をいっそう謎めいたものにしている。 そのような謎を一気に解明してくれるのが本書である。なぜ「悪魔の神殿」は悪魔の実在を信じないというのに悪魔崇拝者を名乗るのか。なぜ悪魔は個人主義の象徴になったのか。なぜ悪魔崇拝は政治的にリベラルというイメージと恐ろしい秘密結社というイメージをともに引き起こすようになったのか。これらの疑問に対する答えはすべて本書の中にある。――監修者・藤原聖子 目 次 日本の読者のための序1章?キリスト教による悪魔崇拝の発明 間奏1?18世紀――サタン死す?2章?ロマン主義におけるサタンの復権 間奏2?ボードレール――サタンへの連祷3章?19世紀の対抗文化におけるサタン4章?ユイスマンスとその仲間たち5章?サタンのシナゴーグの正体6章?サタンのシナゴーグの正体――続・結 間奏3?19世紀の宗教的悪魔崇拝――事実かフィクションか?7章?20世紀への道のり8章?悪魔崇拝教会の始まりと苦難 間奏4?若者と悪魔崇拝――ヘビメタとネットのサタニズム 結 論 解 説 訳者あとがき
2025/05/30 刊行

変わる家族、崩れる和食
岩村暢子 著
煮魚や和え物はほぼ“絶滅危惧種”で、白いご飯、味噌汁も減少の一途。「お子様ランチ」さながらワンプレートで食事をする大人に、果物やトーストを「硬い」からと嫌う子どもたち……。20年に及ぶ食卓調査が、個人の好みや都合を過剰なまでに尊重する“新しい家族”の姿を浮き彫りにする。『残念和食にもワケがある 写真で見るニッポンの食卓の今』に増補の上、改題。
2025/05/22 刊行

国民的スタジオの軌跡と想像力
渡邉大輔 著
2025年6月に40周年を迎えるスタジオジブリ。本書は、宮﨑駿・高畑勲両監督をはじめ、鈴木敏夫や宮崎吾朗、米林宏昌等のキーパーソンに目配りしながら、「ジブリ」という一個のスタジオ=運動体のあり方を総体的にまとめる。また80年代に誕生したこの国民的スタジオが「戦後日本」=日本社会における「大きな物語の完成と解体」を体現することを示し、ジブリと(いう名の)戦後日本の半世紀の検討を通じて、ジブリと私たちの次の半世紀を模索することを目指す。東浩紀推薦。
2025/05/22 刊行

亀和田武 著
坂本九、「SFマガジン」、ビートルズ来日、ジャズ喫茶、全共闘……。誰もが時代の目撃者となった一九六〇年代、すべては「ポップ」だった。〈解説〉橋本倫史
2025/05/22 刊行

新版
筒井康隆 著
あらゆる表現上の実験が繰り広げられる前人未踏の長篇に、関連エッセイ二篇を収録。超虚構文学の幕開けとなった記念碑的作品。泉鏡花賞受賞。〈解説〉佐々木 敦
2025/05/22 刊行

兵隊小説集Ⅱ
梅崎春生 著
佳作「日の果て」、毎日出版文化賞受賞作「幻化」他、著者の文学世界の真髄に触れる作品集の決定版。全二巻。〈対談〉阿川弘之〈解説〉真鍋元之/平山周吉
2025/05/22 刊行

恒川光太郎 著
「人間はおもしろい。だが、飼ってはならぬ」。醜悪、異様、狡猾、艶然――。身の毛もよだつ、恒川光太郎究極のホラー七篇を、さあ、ご覧あれ!
2025/05/22 刊行

阿川弘之 著
生きて還った者の嘆き、恨み、悔恨。そんな海軍学徒士官の感慨が込められた中・短篇を著者自ら精選。大岡昇平、半藤一利との戦争体験をめぐる対談を増補。
2025/05/22 刊行

誰も知らなかったスタジオジブリ
舘野仁美 著/平林享子 構成
ジブリ作品を支えたアニメーターによる27年間の回顧録。宮﨑駿監督、高畑勲監督、スタッフたちとのエピソードをつづる。〈序文〉鈴木敏夫〈解説〉万城目 学
2025/05/22 刊行

真珠湾攻撃・ミッドウェー作戦
水木しげる 著
筆者自ら責任編集にあたった『少年戦記』掲載作を中心に、戦記や取材をもとに描いた力作を集成。歴史の流れに沿って漫画で読む太平洋戦史。〈解説〉大木 毅
2025/05/22 刊行

快商・紀伊國屋文左衛門
吉川永青 著
江戸っ子たちの英雄だったこの男は、なぜ一代で店を閉じたのか? 天才商人紀伊國屋文左衛門の生涯に迫る痛快作。日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞。
2025/05/22 刊行

騎馬隊殲滅
岩室忍 著
一揆軍との戦いが続くが、本拠地石山本願寺はなかなか攻略できない。一方、武田勝頼率いる騎馬軍団と織田軍の鉄砲隊が長篠で激突する。文庫書き下ろし。
2025/05/22 刊行