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京極夏彦 著
乾坤の間に理が通じぬものなど、ただの一つもありません――嘘を見抜く洞観屋・稲荷藤兵衛と憑き物落とし・中禪寺洲齋が江戸の巷に暗躍する御行の又市ら化け物遣いに挑む。シリーズ最終巻!
2025/06/20 刊行

ドストエフスキー 著/江川卓 訳
大審問官の問い、ゾシマ長老の死……カラマーゾフ(黒塗)家の一族をめぐる壮大な愛憎劇は、やがて殺人事件へと向かう。〈巻末資料〉ドストエフスキー年譜
2025/06/20 刊行

四季折々、植物の個性と生きぬく力
田中修 著
歩道の隙間、建物の陰、水面……街を歩くとあちこちで雑草に出会う。ひっそりと、ときには堂々と生きている雑草には、どんな「生きぬく力」があるのだろう? 小さな隙間に入り込むスミレ、子孫を残す工夫を幾重にも凝らしたタンポポ、生命力溢れるドクダミ、タネは出来ないがたくましく生き続けるヒガンバナ、ひっそりと冬を越すセイタカアワダチソウ。四季折々の身近な雑草を案内役に個性豊かな植物の生きぬく力を紹介。◆◇◆目次◆◇◆はじめに第1章 春の野や水田で、季節の訪れを告げる植物たち(1)なぜこんなところに?――スミレ(スミレ科) 春の訪れを告げる花とは?/隙間に咲くスミレ/スミレの名前の由来/巧みな繁殖方法/園芸品種としての特性(2)1日しか咲かない小さな花――オオイヌノフグリ(オオバコ科) 一面に咲く花の正体/口はばかられる名前の意味とは?/口はばかられる名前をもつ仲間は?/ヒマラヤスギにも松ぼっくり/松ぼっくりの閉じ開きはどうやって?/メシベは、他の株に咲く花の花粉をほしがっているのか?(3)在来タンポポはほんとうにひよわか?――タンポポ(キク科) 「ライオンの歯」とよばれる理由は?/ネバネバする乳液がからだを守る/セイヨウタンポポの繁殖力/在来種は、ひよわな植物ではない!(4)水上の小さな驚異――ウキクサ(サトイモ科) 水面に浮いて漂う/驚くべき増殖力/ウキクサが秘めた、命をつなぐ“しくみ”コラム 気になる名前の植物たち第2章 夏の野や庭、池で、季節を満喫する植物たち(1)これもランの仲間――ネジバナ(ラン科) 右にねじれるか、左にねじれるか/ネジバナの学名/新種が発見されて、話題に!/花が、日本では「蝶」、外国では「蛾」に、たとえられるのは?/ラン科の植物たち(2)夜に眠る葉――カタバミ(カタバミ科) ハート形の小さな3枚の葉/カタバミの仲間たち/植物は、夜に眠るのか?(3)植物も汗をかく?――ツユクサ(ツユクサ科) 涼やかな青い花/1日の間にメシベが移動する/夏の暑さに負けない“しくみ”を教えてくれる(4)匂いで撃退――ヘクソカズラ(アカネ科) よく見るけれども名を知らない植物/草花も匂いでからだを守る/アカネ科の植物たち(5)似た名前の植物たち――ヒルガオ(ヒルガオ科) 巻きつく草/ヒルガオの生存戦略とは/ヒルガオの仲間と思われる植物は?(6)旺盛な繁殖力――ホテイアオイ(ミズアオイ科) 布袋尊のお腹/置かれた場所にふさわしく生きる!コラム 食べられる「夏の七草」とは?第3章 夏の野で、暑さに負けない植物たち(1)巻きひげのすごい能力――ヤブガラシ(ブドウ科) 鳥の脚のような5枚の葉/巻きひげの力と花に秘められた巧みな工夫(2)群生して育つ――ドクダミ(ドクダミ科) 毒が溜まるか、毒を矯めるか/半夏生か半化粧か/ドクダミの生存戦略/地下茎の威力/“フィトクロム”とは?(3)日本から世界へ――イタドリ(タデ科) 痛みが取れる?/イギリスでは、嫌われ者の帰化植物/イタドリの生きぬく力/シーボルトがヨーロッパに紹介した意外な植物(4)したたか? ずるい?――イヌビエ(イネ科) 水田で生きぬいてきた雑草/水田で気配を消しても、“脱粒性”だけは残す!(5)寄生植物の苦労――ネナシカズラ(ヒルガオ科) 全寄生? 半寄生?/夜をどこで感じるのか/ストリゴラクトンによる「魔女の雑草」の“自殺発芽”コラム 歌に詠まれる「夏の七草」とは?第4章 秋の野で、季節を魅せる花を咲かせる植物たち(1)日本では有用植物、アメリカでは?――クズ(マメ科) 花も根も身近/クズのすごい成長力を支えるのは?/アメリカで、“侵略者”とよばれても!(2)花だけがポツンと咲く――ヒガンバナ(ヒガンバナ科) 同じ時期、同じ場所で咲く花/「ハミズハナミズ」とは?/土地と光の奪いあいを避けて、生きる!/長くたくましく生きている秘訣とは?/なぜ、お墓に多くあるのか?/競争を避けても、負け組ではない!/なぜ、ヒガンバナにはタネができないのか?/どうして、ヒガンバナの花は、秋の彼岸に咲くか?(3)嫌われ者も今では――セイタカアワダチソウ(キク科) 帰化植物の代表/大繁茂する生存戦略とは?/“ロゼット”の利点とは?コラム なぜ、植物の名前はカタカナで書くのか?第5章 秋の野で、季節を演出する植物たち(1)生き物の姿に学ぶ――オナモミ(キク科) ひっつき虫の代表/バイオミメティクス(2)秋の野に揺れる――エノコログサ(イネ科) 子イヌの尻尾/「C4植物」とは?(3)秋を象徴する草――ススキ(イネ科) スクスク伸びる/生きた証「プラント・オパール」コラム イチョウの学名第6章 冬の野や庭で、寒さに負けない植物たち(1)風雪に耐える――タケ(イネ科)とササ(イネ科) タケが枯れるとき/ネザサの全面開花/タケとササの生きる力(2)意外なシダ植物――スギナ(トクサ科) 早春に伸びてくるもの/地下茎の恩恵を受ける植物/トクサもシダ植物(3)日本産のヤシ――シュロ(ヤシ科) 高く高く伸びる/無駄のない植物コラム 運をもたらす“冬至の七草(種)”おわりに
2025/06/20 刊行

新野剛志 著
昭和11年夏。新聞社の飛行士・鷲尾順之介、満州国奉天の町で、謎めいた美女・宋麗林の命を助けた。一方、関東軍参謀本部の梶清剛大尉たちは極秘計画を進めていた。そして、運命の糸が絡み始める――。行方不明機を発見した順之介は、突如現れた梶に銃を突きつけられ、内蒙古から「荷物」を空輸しろと命令される。そこには麗林の姿が……。航空冒険小説の傑作!
2025/06/20 刊行

爪切男 著
『クラスメイトの女子、全員好きでした』『死にたい夜にかぎって』の著者、初の小説。僕が住む町の外れに、変わり者の太ったおじさんが住んでいる。学校では不審者扱いされていて、僕もふざけて「ゴブリン」なんてあだ名をつけてしまった。悪いことをしたと思ってる。だってゴブリンだけなんだ。僕の頭を撫でてくれるのは。お母さんは家を出て行っちゃったし、お父さんは毎日僕を殴るから――。少年と中年のくだらない日常が、心の傷の在処を教えてくれる。自らの過去を投影して描いた、悲しくも笑顔になれる、自分だけの愛を探す物語。
2025/06/20 刊行

今野敏 著
義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本雄蔵のもとには、一風変わった経営再建の話が次々舞い込んでくる。今度は公演間近のオーケストラ!? ヤクザということがばれないように、代貸の日村誠司はコンサルティング会社の社員を装う。楽団員同士のいざこざが頻発する中、指揮者が襲撃される事件が発生! 警視庁捜査一課からあの名(?)刑事がやってきて――。大好評「任侠」シリーズ第六弾!〈解説〉村田雅幸
2025/06/20 刊行

「沖縄問題」の原点
塩出浩之 著
琉球処分とは、日中の両属国家だった琉球王国を日本が強制併合した政治過程をいう。1872年の琉球藩設置から「処分官」派遣、79年の警察・軍隊を動員した沖縄県設置、80年に強く抗議する清国との八重山分島交渉までを指す。 国王は東京に送られ、島内では組織的抵抗が日清戦争まで行われる。本書は、併合の過程とその後を精緻に追い、清国や西洋諸国を巻き込み東アジアの新秩序をも形成した琉球処分の全貌を描く。
2025/06/20 刊行

佐藤雫 著
2027年大河ドラマ『逆賊の幕臣』の主人公に決定!幕末を生きた天才的能吏の壮絶な生涯を描く傑作。黒船の来航により、あらゆる価値観が変化していく幕末動乱期。日本に「関税」という概念すら存在しないこの時期に、ひとりその重要性に気付き、諸外国を驚嘆せしめた男がいた。旗本・小栗忠順。武士でありながら、政治・経済の才覚を持つこの男は、外国奉行や勘定奉行を歴任。幕臣たちに忌み嫌われる「上野介」を名乗り、勝海舟や十五代慶喜と対立しながらも、幕府財政を再建のために、国内外を奔走する。やがて訪れる戦乱。誰もが保身に奔る中、それでも忠順は、後の世のことを諦めない。彼を突き動かすのは旗本としての矜恃、そして何より、大切な妻との約束であった。
2025/06/20 刊行

堂場瞬一 著
閉塞的な故郷で起きた怪事件。血脈、正義、そして権力闘争が絡み合う。小説だからこそ描ききれた、圧倒的人間ドラマ堂場瞬一、作家としての原点〈汐灘サーガ〉第2弾地方都市・汐灘の海岸で発見された女性の変死体。県警は散弾銃による自殺と結論づけたが、捜査一課の石神謙は他殺の線で独自捜査を続ける。一方、地元政界は、引退する大物代議士・剱持隆太郎の後継指名を巡り混迷を深めていた。石神と剱持、交わるはずのなかった二人の運命が今、交錯する――。〈解説〉渡辺祐真
2025/06/20 刊行

性愛・親子の変遷からパートナーシップまで
筒井淳也 著
結婚のあり方が大きく揺らいでいる。離婚・再婚、選択的夫婦別姓、共同親権、同性婚、パートナーシップ、事実婚、生殖補助医療、養子縁組……。リベラル派と保守派に分断され、個々の論点についてすれ違う議論がなされがちななか、本書では共同性、性愛関係、親子関係の3点で議論を整理し、一貫した視点から本質とこれからを見通す。結婚をめぐる自由化がもたらす「しんどさ」も指摘する。本質を知りたい人のための羅針盤。はじめに――議論の見通しをよくするために1章 結婚のない社会?結婚には歴史的にどういう意味があったのか母子関係と父子関係結婚制度は消滅するのか父親のいる社会、いない社会母系社会における結婚結婚のない社会は設計可能か2章 結婚はどう変わってきたのか結婚の意味を探求してみよう愛かお金か生殖から性愛へ家長の力が強かった時代家族が会社組織のようだった時代結婚は社会に埋め込まれていた性別と性愛をめぐる言語表現家族から「仕事成分」が抜け出した時代結婚観の変化と同性婚結婚を問い直す哲学的な考察3章 「結婚の法」からみえる結婚の遷り変わり自由婚はほんとうに自由か国や支配者が結婚に介入する理由現代の秩序維持と人口コントロール法規制は何のためにあるのか事実婚以上、法律婚未満結婚の入口要件婚姻期間中の要件(共同性)結婚の出口要件(離婚)有責離婚から無責離婚へ「内部化」する現代の結婚同性婚は結婚の法をどう変えたか結婚と性愛関係の結びつきは強いのか事実婚と法律婚4章 同性婚、パートナーシップ、事実婚結婚とシビルユニオン分業する核家族近代的な結婚の意義保護対象とされた女性と子ども選択肢としての結婚へ結婚のベネフィットは何か相続における法律婚と事実婚の差政府の方針や民間企業の都合なぜ性愛関係に基づいた結婚をするのかシビルユニオンの登場PACSと性愛関係シビルユニオンの特徴三つの共同性の違い制度と実態のギャップ5章 結婚と親子関係結婚の争点は親子関係にもある結婚と父子関係の確立DNA鑑定はどのような影響を及ぼすか生殖補助技術と親子関係の複雑化親の複数性をもたらすパターン代理懐胎をめぐる課題養子縁組とブレンドファミリーさまざまな「親子関係」の内実「親性」を構成する要素とは一律判断から個別配慮の時代へ同性婚における親子関係同性カップルが子を持つ事例親子関係の制度がめざすところ6章 乗りこえられるべき課題としての結婚オプション化する結婚共同性のコスト自由という不自由倫理的問題と行政・司法コスト保守的な価値観差別問題の難しさ厄介な固定観念選択肢が多いがゆえの悩みリベラルと保守の対立を再考する同じ方向を向いて議論をするために7章 残された論点前近代の結婚前期近代の結婚後期近代の結婚非性愛的共同性はなぜ稀なのか同類婚の謎成人親子関係と結婚姓の問題(選択的夫婦別姓)複婚の可能性共同性を広く持てる社会とは
2025/06/20 刊行

「大和」残照
横山信義 著
米国は恐るべき底力を発揮し、ついに連合艦隊を圧倒する大艦隊を繰り出してマリアナを陥落させた。占領されたサイパン島にB29爆撃機が進出すれば、首都東京を含む日本本土が攻撃可能になってしまう。硫黄島基地から間断なく空爆を仕掛け飛行場建設を妨害するも、わずかな時間稼ぎにしかならないことはわかりきっていた。多数の主力艦を失った連合艦隊に対し米艦隊はさらなる増強を続け、もはや彼我の戦力差は絶望的に開いてしまっている。さらに、米軍が硫黄島攻略を狙っているという情報が。追い詰められた連合艦隊は、旧式戦艦をも含む残存艦艇をかき集め悲壮な覚悟の元に出撃する。果たして米軍の進撃を止めることができるのか。「硫黄島は断固死守しなければならない。万一硫黄島が陥落したら、本土空襲は確実なものとなる」
2025/06/20 刊行

日航123便事故全記録
吉岡忍 著
一九八五年八月十二日、羽田から大阪へ向かうはずの日航ジャンボ機が消息を絶った。三十二分間の迷走の果て、御巣鷹の急峻な山中に散った五百二十名の生命。あのとき、機内で何が起きていたのか──。安全神話に魅せられた現場と隘路にはまった事故調査の迷宮。空前の事故が起きてから四十年にあたっての補遺を付す。〈目次〉1 真夏のダッチロール2 三十二分間の真実3 ビジネス・シャトルの影4 遺 体5 命の値段6 巨大システムの遺言あとがき事故から四十年にあたっての補遺〈解説〉神里達博
2025/06/20 刊行

新装版
新井素子 著
春さんが、帰ってこない――。深夜一時半。最愛の夫の帰りを待つ三津子。無理な残業をする彼を心配する彼女の心は、決して夫には届かない。その想いを記した日記は、やがて幻聴、幻覚、幻影、幻想に飲まれていく。そして迎える《おしまいの日》に三津子は……。春さんは、まだ、帰ってこない――。正気と狂気の狭間を描く、サイコホラーの傑作!
2025/06/20 刊行

帝国主義から懐かしの味への100年史
岩間一弘 著
肉まん、ジンギスカン、餃子、焼売、ラーメン、麻婆豆腐、ウーロン茶。あの味はなぜ懐かしいのか。帝国主義の時代に広まり、戦後の日本人の心と体を癒してきた中華料理。地域や家庭で愛されてきた品々は、誰が、いつ、どうやって日本にもたらし、なぜこれほど普及したのか――。文化人、実業家、軍人、料理人たちの情熱と葛藤に光をあて、日本の中華料理100年の軌跡を世界史的な視点から描く、食文化の物語。【目次】まえがき――中華料理への情熱、そのルーツを探る旅へ序 章 中華料理に込められた対中・対日感情 1 食の文化帝国主義の始まり 2 日本人と中国人のまなざしの交錯 3 二〇世紀東アジアへの誘い 第1章 肉まん――近代的な食文化としての中華料理 1 肉まんの歴史 32 2 日本食の近代化のなかの肉まん 37 3 アジア主義と帝国主義の文化的な影響 48第2章 ジンギスカン料理――満洲名物から北海道遺産へ 1 北京から満洲・モンゴル、そして東京へ――帝国の時代 2 中華料理から北海道の郷土料理へ――帝国後の時代第3章 餃子――満洲の記憶とポスト帝国主義 1 餃子の伝来――近世から日中戦争期まで 2 「引揚者料理」としての餃子――戦後 第4章 ウーロン茶――忘れられた台湾文化 1 ウーロン茶の世界史 2 日本帝国におけるウーロン茶の消費文化 3 日本の国民的飲料になるウーロン茶第5章 シュウマイ・ラーメン・四川料理――郷土料理の創造とノスタルジア 1 横浜名物になるシュウマイ 2 なぜ札幌でラーメンなのか 3 麻婆豆腐のノスタルジアと担々?の郷土料理化 4 中華料理の現在までの変化 終 章 世界史のなかの日本中華料理 1 帝国主義は料理をどう変えたのか――二〇世紀前半 2 ノスタルジアはなぜ生まれたのか――二〇世紀後半 3 文化遺産化は何が問題なのか――二一世紀 あとがき注記一覧 / 参考文献
2025/06/20 刊行

ガダルカナル攻防戦
水木しげる 著
昭和十七年、太平洋戦争の局面を大きく変えたガダルカナル島の攻防戦。死闘を繰り広げた日本兵の凄絶な姿を描く。筆者が自ら責任編集にあたった『少年戦記』の掲載作を中心に、戦記や取材をもとに描いた力作を集成。歴史の流れに沿って漫画で読む、太平洋戦史。全三巻。〈解説〉大木 毅〈収録作品〉戦艦「比叡」の悲劇/田中賴三/脱出地点/ダンピール海峡/あ号作戦と南雲中将/ほか3篇
2025/06/20 刊行