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新野剛志 著
昭和11年夏。新聞社の飛行士・鷲尾順之介、満州国奉天の町で、謎めいた美女・宋麗林の命を助けた。一方、関東軍参謀本部の梶清剛大尉たちは極秘計画を進めていた。そして、運命の糸が絡み始める――。行方不明機を発見した順之介は、突如現れた梶に銃を突きつけられ、内蒙古から「荷物」を空輸しろと命令される。そこには麗林の姿が……。航空冒険小説の傑作!