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古代王権を動かした異能の政治家
仁藤敦史 著
古代王権が安定した奈良時代に現れた異能の権力者・藤原仲麻呂。叔母・光明皇后の寵愛の下、橘奈良麻呂の変などで兄や他氏を粛清し実権を掌握。中国への憧憬から官職名をすべて唐風に改め、藤原氏嫡系に「恵美」姓を賜り准皇族化を推進、自ら恵美押勝と名乗った。養老律令の施行、新羅への外征計画を進める中、怪僧道鏡を慕う孝謙上皇と対立。武装蜂起を試みるが敗死する。息子らを「親王」と呼ばせ、皇位簒奪をも目論んだ生涯。
2021/06/22 刊行

運命の一撃
横山信義 著
「最優先目標は『ヤマト』と『ムサシ』。この二隻に、雷爆撃を集中せよ」フィリピンへ来寇した敵上陸部隊を撃滅すべく、連合艦隊の全戦力を投じる捷号作戦が開始された。開戦以来の連戦により、戦力の大半を失った機動部隊は囮となり、米海軍空母部隊を戦場から引き離す作戦を実行、甚大な損害を被りつつも成功に導く。一方、大和、武蔵ら水上砲戦部隊はレイテ湾を目指し進撃を開始。だがそれは、米海軍の新鋭戦艦が待ち構える阻止線の正面突破を意味していた――。前衛隊として突き進む防空巡洋艦「青葉」の前に、米海軍の防空巡洋艦「アトランタ」が立ち塞がる!
2021/06/21 刊行

==特集==孤独と怒りに社会は軋む◆〔対談〕暴走する心のメカニズムネガティブ感情はどこから来てどこへ行くのか▼中野信子×木原祐健◆人に迷惑をかけたくない……都市に沈みゆく声なき孤立者たち▼石田光規◆〔対談〕格差拡大、少子高齢化、巨額の財政赤字 分断と貧困が進む日本社会 「三重苦」からの打開策は?▼湯浅 誠×田中拓道◆孤独・孤立対策担当大臣に聞く喫緊の課題に、大胆に対応する▼坂本哲志◆関心競う経済に振り回されるメディアと私たち「非実在型炎上」は何を示すのか▼鳥海不二夫◆「キャンセル」が飛び交う不寛容な国・アメリカ▼フランシス・フクヤマ 聞き手:会田弘継◆犯人は「一人で死ね」ばいいのか?暴発型事件の背後に横たわるもの▼磯部 涼◆〔対談〕ひきこもると意欲が低下する「コロナうつ」と「欲望」の関係▼斎藤 環×佐藤 優======【時評2021】●「ワクチン敗戦」の敗因分析▼鈴木一人●いまあらためて考えるオリンピック・パラリンピックの経済効果▼飯田泰之●「今ここにある危機」と科学研究の未来について▼内田麻理香◆空前の大勝から四年、都議選を前に小池都知事の応援頼みか?都民ファーストの会の夢と挫折、そしてこれから▼岩崎大輔◆日本共産党が描く未来図野党共闘の行方と社会主義の時代▼志位和夫==特集==コロナが暴いた日本医療の穴◆医療改革まったなし 厚労省は「お役所仕事」を改めよ病院の貢献「見える化」、検査徹底、知事権限の強化を▼小林慶一郎◆かかりつけ総合医制度で医療の逼迫を防げ▼草場鉄周◆看護師への権限委譲と非常時の人員配置がカギ▼森山美知子======◆〔対談〕解剖学者と免疫学者が語る 老いと病とAIM創薬ネコの寿命とヒトの「壁」▼養老孟司×宮崎 徹◆米津玄師、YOASOBI──音楽界の地殻変動ネットが生み出す才能とメガヒット▼柴 那典◆【第22回 読売・吉野作造賞 発表】受賞作『デジタル化する新興国』伊藤亜聖選評:北岡伸一/猪木武徳/山内昌之/白石 隆/吉川 洋/老川祥一/松田陽三《好評連載》●ロバート キャンベルの一冊対談集【第7回】絵師のスピリッツは時空を超えて▼山村浩二/聞き手:ロバート キャンベル●冒険の断章【第24回】理解を超えてひらかれる普遍▼角幡唯介●地図記号のひみつ【第14回】「地形図」にも船の記号が▼今尾恵介《連載小説》●馬上の星──小説 馬援伝 【第3回】▼宮城谷昌光●任?楽団【第5回】▼今野 敏●南洋のエレアル【第5回】▼中路啓太
2021/06/18 刊行

愛蔵版
岸田麗子 著
この本を読まずに劉生の事を知ろうとする人は、劉生の画業を麗子像をぬかして話そうとする人に似ている――(武者小路実篤「序」より)〈麗子像〉を通じて誰もが知る愛娘が、父・劉生の日記や手紙を引きつつ、その幼年時代から死までを綴った手記。新たな表現を求めて苦悩し、角力を愛し、時に癇癪を起こす――画家・劉生、そして人間・劉生を知るうえで欠かせない一冊。カラー口絵8P、著者が劉生の死後を綴った単行本初収録の随筆4篇、麗子の娘である画家・岸田夏子による解説を増補した新版。図版多数収載。【岸田劉生生誕130年記念企画】【目次より】序(武者小路実篤) ○幼年時代から結婚まで代々木時代鵠沼時代京都時代鎌倉時代満州へ ○解 説(谷川徹三)〈巻末付録〉岸田麗子随筆選父の遺してくれたものある女の講演草稿あれから三十年母のこと ――劉生を夫に選んだひと ○岸田麗子 ――「麗子像」の先へ(岸田夏子)
2021/06/18 刊行

中野信子/木原祐健/石田光規/湯浅誠/田中拓道/坂本哲志/鳥海不二夫/フランシス・フクヤマ/会田弘継/磯部涼/斎藤環/佐藤優 著
(目次より)●〔対談〕暴走する心のメカニズムネガティブ感情はどこから来てどこへ行くのか中野信子×木原祐健●人に迷惑をかけたくない……都市に沈みゆく声なき孤立者たち石田光規●〔対談〕格差拡大、少子高齢化、巨額の財政赤字分断と貧困が進む日本社会「三重苦」からの打開策は?湯浅 誠×田中拓道●孤独・孤立対策担当大臣に聞く喫緊の課題に、大胆に対応する坂本哲志●関心競う経済に振り回されるメディアと私たち「非実在型炎上」は何を示すのか鳥海不二夫●「キャンセル」が飛び交う不寛容な国・アメリカフランシス・フクヤマ/聞き手:会田弘継●犯人は「一人で死ね」ばいいのか?暴発型事件の背後に横たわるもの磯部 涼●〔対談〕ひきこもると意欲が低下する「コロナうつ」と「欲望」の関係斎藤 環×佐藤 優
2021/06/18 刊行

小林慶一郎/草場鉄周/森山美知子 著
(目次より)●医療改革まったなし 厚労省は「お役所仕事」を改めよ病院の貢献「見える化」、検査徹底、知事権限の強化を小林慶一郎●かかりつけ総合医制度で医療の逼迫を防げ草場鉄周●看護師への権限委譲と非常時の人員配置がカギ森山美知子
2021/06/18 刊行

才能を伸ばす子育て 潰す子育て
中邑賢龍 著
個性の強い子どもたち。突出した才能に恵まれても、いくらかは問題児扱いされて居場所を失い、結果として不登校になりがちだ。そんな彼らに学びの場を提供するのが東大先端研「異才発掘プロジェクト」で、そこでディレクターを務めるのが中邑教授である。「成績が良ければ優秀」な時代は過ぎた? 学校や親が子どもとの間に築いた”壁”を越える方法とは? 「全ては見守ること」という主張や最先端の研究の場で得られた知見を一冊に集約し、子どもの才能を伸ばす子育て法を伝授。今こそ、仲間外れの先に広がる可能性に向き合え!
2021/06/11 刊行

デジタル敗戦 霞が関は何をしたのか
若江雅子 著
GAFAにデータと富が集中している。彼らはSNS事業者としての「表」の顔で集めたデータを、「裏」の広告事業で活用して利益を上げている。一流企業から中央省庁まで貴重なデータを彼らに無償で提供してきた。日本がそれを易々と許した一因に、にわかに信じがたい法制度の不備がある。彼らの急速な進化に国内法が追いつかない。ヤフーや楽天に及ぶ規制も、海外プラットフォーマーは対象外という「一国二制度」が放置されてきた。GAFAはこの「グレーゾーン」を突き進む。またEUに比べて遥かに弱い競争法やプライバシー規制、イノベーションを阻害する時代遅れの業法……。霞が関周辺にはそれらに気づき、抗おうとした人々がいた。本書はその闘いの記録であり、また日本を一方的なデジタル敗戦に終わらせないための処方箋でもある。最前線で取材し続ける記者がデータプライバシーに無頓着な日本へ警鐘を鳴らす。
2021/06/11 刊行

政友会、自民党の利益誘導から地方の自立へ
佐藤信之 著
かつて鉄道は、地方に近代化をもたらしてくれるものだった。「我田引鉄」と呼ばれようとも、政治家は血眼になって自らの票田に鉄道を引き込んだ。不自然な路線や駅の配置が各地に見られるのはその結果でもある。だが、鉄道を国に強請る時代は終わった。国と地方との関係が変わった今、リニア、都市交通などの整備はどうあるべきか。明治以来の政治家・政党と交通政策の変遷を概説し、これからを展望する。
2021/06/11 刊行

サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで
本村凌二 著
中東生まれのアラブ馬を始祖とし、イギリスで誕生したサラブレッド。この純血種は名馬エクリプスの登場で伝説化され、欧米から世界中に広まった。ダービーなど若駒が競い合うクラシックレースが各国で始まって人気を博し、二十世紀以降、凱旋門賞をはじめとするビッグレースが創設された。観衆の胸を躍らせた名勝負の舞台裏では、人と馬のいかなる営みがあったのか。優駿たちが演じた筋書きのないドラマを世界史としてたどる。
2021/06/11 刊行

湯浅誠 著
★あなたの居場所は、ここにある。「だれでもどうぞ」と、こども食堂はつくられた。赤ちゃんから小・中学生、高校生、大学生。子育て中の親はもちろん、お爺ちゃんもお祖母ちゃんもどうぞ。子どもたちは、お腹がすいたという理由で立ち寄れる。大人たちにはご飯以外に、ちょっとずつ「役割」もあるし、「子どもたちのため」という「言い訳」も用意してある。だから、誰でも気楽に立ち寄れて、人とつながることができるのだ。柵が苦手な現代人にも無理がない新しい多世代交流拠点。きっと、失われた縁を紡ぎなおすことができるはずだ。人々の生きづらさを和らげ、孤立と孤独を防ぎ、誰一人取りこぼさない社会をつくるための可能性を、こども食堂は秘めている。
2021/06/11 刊行

No.1567[「ひとり老後」を機嫌よく]
※『表紙の私』の由紀さおりさんの写真は掲載されておりません(インタビューは掲載されています)。また、『有岡大貴(Hey! Say! JUMP) 少年時代の気持ちのままで』『岸優太(King & Prince) 人見知りの僕が覚悟を決めた時』『鈴木保奈美 「獅子座、A型、丙午。」』は掲載されておりません。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。【目次】・表紙・目次・表紙の私 由紀さおり・ヤマザキマリ 地球の住民・特集 〈つながって、支え合って〉「ひとり老後」を機嫌よく・澤地久枝×上野千鶴子 転んで寝たきりになっても、「これで終わり」とは思わなかった・上野千鶴子 幸せな「在宅ひとり死」を迎える秘訣・熊谷真実 シングルに戻ったけれど浜松住まいを続けます・島内晴美 〈ルポ〉65歳以上のおひとりさま、毎月のリアル生活費は?・小笠原洋子 1日1000円で叶えた、心豊かな年金ライフ・りっつん 家族のモノを手放したら、寂しさが覚悟に変わった・大橋博樹 生涯付き合える「かかりつけ医」を見つけよう・古川美穂 〈ルポ〉コミュニティでの役割が、独居に希望をもたらす・柴田理恵 故郷・富山に暮らす母の「本気」が私を動かして・読者体験手記 秘密のMyルーティン・ブレイディみかこ 転がる珠玉のように・宮澤エマ 総理一家の“劣等生”が朝ドラ女優に!・村松秀 私の書いた本・渡邊十絲子 読みたい本・高橋和枝 火曜日のくま子さん・ビューティ手帖 夏はすぐそこに! まだ間に合うボディケア・ふくいひろこ いとし うるわし 京小物・自社広告・おでかけランチ・新・心とからだの養生学 片頭痛とどう付き合う?・ひぐちにちほ ひぐちさんちのお茶目っ子日記・奥野壮 愛でたい男・自社広告・読者のひろば・中津川りえ 傾斜宮占い・高田文夫&中野翠 清水ミチコの三人寄れば無礼講・高岡早紀 「魔性の女」と言われても、生きがいは子どもたちです・自社広告・青木さやか×村山由佳 母に怯え続けた日々、書くことで見つめた先に・加納穂子×加納土 他人を巻き込む子育ては、無限大の可能性に満ちていた・自社広告・原裕美子 摂食障害と窃盗症に15年苦しみ抜いて・「終活」アンケートご協力のお願い・自社広告・あさのあつこ 残陽の宿 闇医者おゑん秘録帖・村山由佳 ロマンチック・ポルノグラフィー・自社広告・自社広告・読者アンケートご協力のお願い・年間定期購読のご案内・純烈・酒井一圭のお悩み相談室 脱衣所からこんにちは・阿川佐和子 見上げれば三日月・インフォメーション&プレゼントボックス・次号予告・自社広告
2021/06/10 刊行

福井尚志/深代千之 監修
東大教授による「ひざ本」の決定版。最新のスポーツ医学に基づいた豊富なビジュアル解説で、ひざに関する知識と痛みの改善法を紹介していく。
2021/06/09 刊行

湯浅誠 著
人々の共感を得て、勝手に、爆発的に日本全国に増え続けた「こども食堂」。数年でその数5000を超え、コロナ禍にも負けずになお広がり続けている。人間関係が希薄になった無縁社会の中で、誰ともつながれずに孤立感を深める人が増えている。子どもだけじゃない。若者も親も高齢者も……。そんな時代だからこそ、誰にでも開かれた「こども食堂」は、地域の新たな多世代交流拠点として人々をつなぎ、現代人の居場所として注目されている。全国のこども食堂を支援し続ける湯浅誠氏が、子ども食堂の現在とその可能性について書き上げた渾身のルポルタージュ。「みんな」を包み込める居場所がここにある。
2021/06/09 刊行

才能を伸ばす子育て 潰す子育て
中邑賢龍 著
個性が強い子どもたち。突出した才能に恵まれても、そのうちのいくらかは問題児扱いされて居場所を失い、結果として不登校などになりがちだ。そんな彼らに自由な発想と学びの場を提供する東大先端研「異才発掘プロジェクトROCKET」でディレクターを務めるのが、心理学や特別支援教育、支援技術を専門とする中邑教授である。教科書も時間割もないクラスで学ぶものとは? 「成績が良ければ優秀」な時代は過ぎた? 学校や親が気づかない間に築いた”壁”を乗り越える方法とは? 「すべては見守ることから始まる」という主張や最先端の研究の場で得られた知見を一冊に集約し、子どもの才能を伸ばす子育て法を伝授。今こそ、仲間外れの先に広がる可能性に向き合え!
2021/06/09 刊行