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日本人の精神史
山本博文 著
武士道とは何か。武士はいかに生き、死すべきなのか――。戦乱の世が生み出した軍学書『甲陽軍鑑』『五輪書』から、泰平の時代の倫理書『山鹿語類』『葉隠』へ。そして、幕末維新期の吉田松陰、西郷隆盛へと連なるサムライの思想水脈を経て、武士道を世界に知らしめた新渡戸稲造まで。日本人必読の名著12冊で知る、高潔にして強靭な武士の倫理と美学。章末には、各書から選りすぐった人生指南の「名言」を付す。
2023/05/31 刊行

アメリカ海兵隊の組織論的研究
野中郁次郎 著
最強の軍事組織アメリカ海兵隊の核心を解明し、日本的経営の創造の方位を示す。旧日本軍の敗因を分析した共同研究『失敗の本質』、ロングセラー『アメリカ海兵隊』の姉妹篇にして組織論研究の決定版。著者からのメッセージ――「アメリカ海兵隊が体現している『知的機動力』こそが21世紀の『知識社会』でイノベーションによって知識と価値を創造し続ける組織に必須の能力だ、と私は信じている。日本企業は、日本的組織の強みと弱みを自覚しながら、最強の軍事組織であるアメリカ海兵隊に学んで、21世紀の日本的経営を創り出してほしい」。
2023/05/31 刊行

J・F・C・フラー 著/中村好寿 訳
第一次大戦下で陸軍の機甲化を初めて提唱したイギリスの軍事史家が、戦争の目的は勝利でなく早期決着・和平にあるとした異色の戦略論。〈解説〉石津朋之
2023/05/25 刊行

林芙美子 著/柚木麻子 編
「おフミさん」のふてぶてしさに何度も元気づけられた――作家・柚木麻子が、数多く残された短篇・エッセイから一二篇を選び、魅力を語る。〈解説〉今川英子
2023/05/25 刊行

志賀直哉をめぐる作品集
里見弴 著
絶交と復縁を繰り返しながら、生涯にわたる友情を育んだ二人の作家。若き志賀との交友を描く小説・随筆を初集成。文庫オリジナル。〈解説〉麻井 朝
2023/05/25 刊行

阿川弘之 著
自ら海軍に進んだ著者が、提督三部作や『軍艦長門の生涯』には書けなかった海軍を綴る人間味溢れるエッセイ五〇篇。講演録「日本海軍の伝統と気風」を増補。
2023/05/25 刊行

神夢想流林崎甚助6
岩室忍 著
巌流小次郎と宮本武蔵の決闘。徳川家康が仕掛ける大坂の陣。武を以て名を揚げる覇道の時代が終わりを告げ、甚助は最後の修行の旅に出る。文庫書き下ろし。
2023/05/25 刊行

朧車・妖怪大裁判
水木しげる 著
濡れ衣を着せられ、妖怪裁判にかけられる鬼太郎。かつてこらしめられた妖怪たちは復讐の機会とばかりに結集し......!? 中長編を含む全9話を収録。
2023/05/25 刊行

伊東潤 著
世界登山史上有名、かつ最大級の遭難事故、八甲田雪中行軍遭難事件。だが、この大惨事には、白い闇に隠された秘密が!? 長篇ミステリー。〈解説〉長南政義
2023/05/25 刊行

増補新版
諸田玲子 著
「桜田門外の変」をはじめ、実際の事件を背景に、江戸市中で懸命に生きる人々の、運命を変えた一日を描く連作時代小説集。新たに書き下ろしの一篇を収録。
2023/05/25 刊行

沼野充義/松永美穂/阿部公彦/読売新聞文化部 編
二一世紀に読み継いでいきたい文学作品とは。第一次世界大戦前後から一〇〇年の海外文学六〇冊、日本文学四〇冊を厳選。ポケットに入る世界文学全集の提案。
2023/05/25 刊行

松田青子 著
会社に追いつめられ、無職になった三十女が、女性アイドルに恋して日本の絶望を粉砕!? 現実を生き抜くための最高エネルギーチャージ小説。〈解説〉松尾亜紀子
2023/05/25 刊行

町田そのこ 著
二〇二一年本屋大賞第一位。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年の新たな魂の物語――。〈解説〉内田 剛
2023/05/25 刊行

わが文学の道程
中央公論新社 編
川端康成、小林秀雄、宇野千代、井伏鱒二、武田泰淳、三島由紀夫、有吉佐和子、開高健……作家が自らの作品、当時の文壇事情や交友を闊達自在に語り合う。
2023/05/25 刊行

新装版
誉田哲也 著
恋も仕事も中途半端な若手社員・瀬野梢恵に、突如下ったとんでも社命。それは、日本の未来を変えるかもしれないものだった!? 〈解説〉田中昌義
2023/05/25 刊行