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原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか
中沢志保 著
第二次世界大戦中に原子爆弾を誕生させたオッペンハイマー。計画成功でヒーローとなったが、広島・長崎への原爆投下後、「科学者は罪を知った」とくり返し、「私の手は血で汚れている」と震えた。巨大なエネルギーを得た一方、人類を滅亡させうる最大級の矛盾に彼は直面したのである。後に核の国際管理を構想し水爆開発に反対した彼は、赤狩りの渦中で公職から追放される。「原爆の父」と呼ばれた天才物理学者の生涯を追う。
1995/08/25 刊行

藤子不二雄A 著
不器用な理髪師 内気な色事師 無邪気な賭博師 一本道の男 諸芸百般道けわし 魔雀 夢魔子(全5話) ひっとらぁ伯父サン 他3篇収録。
1995/08/18 刊行

藤子不二雄A 著
なにもしない課 黒イせぇるすまん 社長幼稚園 明日は日曜日そしてまた明後日も...... 恐喝有限会社 喝揚丸ユスリ商会(全7話) 他2篇収録。
1995/08/18 刊行

藤子不二雄A 著
ぶきみな5週間(全5話) 不思議町怪奇通り B・Jブルース マカオの男 万年青 北京填鴨式 パラダイス カタリ・カタリ 他3篇収録。
1995/08/18 刊行

宮尾登美子 著
打ち続く不幸に酒造りへの意欲を失った父にかわり、女ながらに蔵元を継いだ烈。蔵元再興に賭けた彼女の波瀾に満ちた半生を描く。〈解説〉林 真理子
1995/07/18 刊行

宮尾登美子 著
雪国新潟の蔵元に生まれた娘・烈。家族の愛情を受け成長した烈には、失明という苛酷な運命が待っていた。烈と家族の苦悩と愛憎の軌跡を刻む渾身の長篇。
1995/07/18 刊行

昭和八年~十二年
高松宮宣仁親王 著
28歳~32歳。若き海軍士官として御研鑽の日々。皇太子(今上天皇)御生誕の喜びを詳しく綴り、政治・軍事的事件に明晰な意見を記す。
1995/06/25 刊行

学歴主義と平等神話の戦後史
苅谷剛彦 著
高い学歴を求める風潮と、それを可能にした豊かさに支えられ、戦後日本の教育は飛躍的な拡大をとげた。一方で、受験競争や学歴信仰への批判も根強くあるが、成績による序列化を忌避し、それこそが教育をゆがめる元凶だとして嫌う心情は、他国においてはユニークであるとみなされている。本書は、このような日本の教育の捉え方が生まれた経緯を探り、欧米との比較もまじえ、教育が社会の形成にどのような影響を与えたかを分析する。
1995/06/24 刊行

藤沢周平 著
老中の指嗾による三方国替え。苛酷な運命に抗し、荘内領民は大挙江戸に上り強訴、遂に将軍裁可を覆す。天保期の義民一揆の顛末。〈解説〉武蔵野次郎
1995/06/18 刊行

北大路魯山人 著 平野雅章 編
書・印・やきものにわたる多芸多才の芸術家・魯山人が終生変らず追い求めたものは〝美食〟であった。折りに触れ、書き、語り遺した美味求真の本。
1995/06/17 刊行

E・フッサール 著/細谷恒夫/木田元 訳
著者がその最晩年、ナチス非合理主義の嵐が吹きすさぶなか、近代ヨーロッパ文化形成の歴史全体への批判として秘かに書き継いだ現象学的哲学の総決算。
1995/06/17 刊行

藤子・F・不二雄 著
一匹の恐竜の運命が全人類の消滅を招く!? 歴史の変更を最小限に留めながら、次元を超えて古今東西の人々を救助するT・Pの活躍を描く。全八話。
1995/06/17 刊行

藤子・F・不二雄 著
タイムマシンの事故に巻き込まれた並平凡は、この事件をきっかけにタイムパトロールの一員となる。「消されてたまるか」「魔女狩り」ほか全八話。
1995/06/17 刊行

藤子・F・不二雄 著
様々な歴史上の事件を基に描く、藤子SFの真髄。「平家の落人」「ドラキュラの館」「最初のアメリカ人」「シュメールの少年」ほか全八話。
1995/06/17 刊行

リベラリストの真髄
増田弘 著
在野のエコノミストとして、また悲劇の宰相として名高い石橋湛山の原点と真骨頂は言論人としての存在にある。即ち一九一〇年以降の政府・軍部にみられる武断政治、対外膨張政策に真向から対峙して「小日本主義」を掲げ、ラディカルな大正デモクラシーの論客として軍国主義批判を貫いた。新資料を踏まえて言論人湛山の思想を検討するとともに、戦後、日中貿易再開、脱冷戦の思想を説いた政治家の顔を照射して巨人の全貌を明示する。
1995/05/25 刊行