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推論の認知心理学への招待
市川伸一 著
日常生活での思考は推論の連続といえる。その多くは論理形式に従うより、文脈情報に応じた知識を使ったり、心の中のモデルを操作してなされる。現実世界はまた、不確定要素に満ちているので、可能性の高さを直観的に判断して行動を決めている。推論はさらに、その人の信念や感情、他者にも影響される。推論の認知心理学は、これら人間の知的能力の長所と短所とをみつめ直すことによって、それを改善するためのヒントを与えてくれる。
1997/02/25 刊行

新選組三部作
子母澤寛 著
「人斬り鍬次郎」「隊中美男五人衆」など隊士の実相を綴った表題作の他、近藤の最期を描いた「流山の朝」を収載。新選組三部作完結。〈解説〉尾崎秀樹
1997/02/18 刊行

水上勉 著
江戸初期臨済宗の傑僧、沢庵。『東海和尚紀年録』などの資料を克明にたどりつつ、権力と仏法のはざまで生きた七十三年を描く。〈解説〉祖田浩一
1997/02/18 刊行

〈対談集〉
司馬遼太郎 著
井上ひさし、大野晋、徳川宗賢、多田道太郎、赤尾兜子、松原正毅氏との絶妙の語り合いで、〈実にややこしい言葉〉日本語と日本文化の大きな秘密に迫る。
1997/02/18 刊行

安彦良和 著
ゼウス暗殺未遂の科で処刑寸前に、謎の怪人「黒の獅子王」に救われたアリオンは、父ポセイドンに会うため海へ出る。父と出会ったアリオンは……。
1997/02/18 刊行

安彦良和 著
ギリシア神世界での権力闘争の渦中に、生を受けた運命の子、アリオン。『機動戦士ガンダム』等で有名なアニメーターの漫画家デビュー作。〈解説〉大塚英志
1997/02/18 刊行

司馬遼太郎 著
二十一世紀に生きる人びとに愛と思いをこめて遺す「歴史から学んだ人間の生き方の基本的なことども」。井筒俊彦氏との対談「二十世紀末の闇と光」を収録。
1997/01/18 刊行

新選組三部作
子母澤寛 著
新選組三部作の第二作。永倉新八・八木為三郎・近藤勇五郎など、ゆかりの古老たちの生々しい見聞や日記で綴った、新選組逸聞集。〈解説〉尾崎秀樹
1997/01/18 刊行

内田百閒 著
ある日行方知れずになった野良猫の子ノラと居つきながらも病死したクルツ。二匹の愛猫にまつわる愛情と機知とに満ちた連作14篇。〈解説〉平山三郎
1997/01/18 刊行

〈対談〉
司馬遼太郎/山村雄一 著
人間を愛してやまない作家と医学者がそれぞれの場から自在に語りあう脳と心、女と男、生と死、宗教と国家…。創見と知的興奮にみちた人間探究の書。
1996/12/18 刊行

新選組三部作
子母澤寛 著
史実と巷談を現地踏査によって再構成した不朽の実録。新選組研究の古典として定評のある、子母澤寛作品の原点となった記念作。〈解説〉尾崎秀樹
1996/12/18 刊行

藤子不二雄A 著
仕事依頼のない満賀と才野の心の支えであった「漫画少年」が休刊になった。生活に窮する二人は、東山記者や手塚先生に物心両面で励まされる。
1996/12/18 刊行

藤子不二雄A 著
二人はオリジナルの新作を競作した。そんなとき、以前迷惑をかけた小村記者が訪れ、至急の原稿依頼をする。二人は描きためた原稿で面目を施す。
1996/12/18 刊行

昭和十七年十月~十八年二月
高松宮宣仁親王 著
率直な感想と批判を織りまぜつつ記録された厖大な情報電報は、ガダルカナル島をはじめ各方面の苛烈な戦況を刻々と精細に映し出す。
1996/11/25 刊行

澁澤龍彦 著
人間のみに許された華麗な〈夢〉世界――芸術や宗教の根底に横たわり、快楽・錯乱・狂気に高まるエロティシズムの渉猟。精神のパラドックスへの冒険。
1996/11/18 刊行