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吉田裕 著
先の大戦で230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士の生活・衣食住の無視があった。進まない機械化、パン食をめぐる精神論、先進的と言われた海軍の住環境無視......日中戦争の拡大とともに限界が露呈していく。本書は帝国陸海軍の歴史を追い、兵士たちの体験を通し日本軍の本質を描く。
2025/01/22 刊行
古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで
鶴見太郎 著
ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。
2025/01/22 刊行
兵器篇
大石英司 著/安田忠幸 画
「サイレント・コア」シリーズに登場する陸海空の兵器および個人装備400点超をイラストで詳解。書き下ろし短篇を含む、ファン必携の一冊。
2025/01/22 刊行
オッドアイ
渡辺裕之 著
横須賀で行われた海上自衛隊の観艦式。「特別強行捜査局」の朝倉は、NCIS(海軍犯罪捜査局)のハインズから協力要請を受ける。式に参加中の米空母内で殺人事件が起こったというのだ。空母に乗り込み、捜査を始めた朝倉を待っていたのは、艦内に潜むロシア人スパイ、そして第二の殺人――!米国、ロシア、そして中国。各国の思惑が渦巻くなか、特捜局は真実に辿り着けるか。人気シリーズ第10弾!【『オッドアイ』シリーズとは】陸上自衛隊のエリート「特殊部隊」の一員として将来を嘱望されながらも、演習中の事故で左目の視力が低下し、自衛官の道を諦めた朝倉俊暉。警察官に転身した彼は、その鍛え抜かれた肉体と洞察力を武器に数々の難事件を解決していく――。肉体と知能を極限まで駆使する、最強の警察小説シリーズ!
2025/01/22 刊行
ホワイトヘッド 著/上田泰治/村上至孝 訳
一七世紀に発生した近代自然科学はわれわれの精神にいかなる変化をもたらしたか。科学史的手法で「科学的唯物論」を批判し「有機体の哲学」を提唱する。「哲学者」ホワイトヘッドの出発点にして、最も多くの人に読まれた代表作。全8回の白熱の「ローウェル講義」にもとづいて書かれた、科学史・科学哲学の必読文献。〈解説〉中村昇序第一章 近代科学の起源第二章 思想史における一要素としての数学第三章 天才の世紀第四章 十八世紀第五章 ロマン主義的反動第六章 十九世紀第七章 相対性第八章 量子論第九章 科学と哲学第十章 抽 象第十一章 神第十二章 宗教と科学第十三章 社会進歩の要件
2025/01/22 刊行
増補版 屋根の上のバイリンガル
沼野充義 著
ロシア人亡命作家を追いかけクロアチア移民とおしゃべりしイディッシュ語教室で人気者に――一九八〇年代、ロシア文学専攻でありながら米国に学んだ著者。東欧系移民や亡命作家たちとの交流から得た豊かな体験談を起点に、亡命者・移民・多言語話者の文学や言葉を縦横に考察。ロシア・東欧文学から世界文学まで広く論じてきた著者の原点たるエッセイ。「ハーバード生活から、三つのエピソード」他を新収録。解説「いつも身軽に「大事そうなもの」を集めること」奈倉有里ニューヨークのこんな片隅のしがない食料品店の中でしぶとく生き続ける生粋のスラヴ語が聞けたという事実に嬉しくなったぼくは、つい好奇心にかられて、「いったい何語をしゃべっているんだい、スラヴ語みたいに聞こえるけど」と男の子のほうに脇から話しかけてしまった。(「ブライトン・ビーチのロシア語街」より抜粋)
2025/01/22 刊行
日々のあれこれ
金井美恵子 著
『噂の娘』文庫版の巻末インタヴューの準備に追われ、ワイズマンの映画に通う多忙な日々。そんななかでも見逃せない、文壇、論壇に垂れ流される無神経な言説、日々の生活で出くわすおかしな現象。鋭い批評性をもって、それらをばっさり斬りつつ、愛猫トラーと映画への愛を甘やかに綴る、過激で知的な日記的エッセイ。〈解説〉山本浩貴
2025/01/22 刊行
新装版
新井素子 著
書店員さん発掘! 今読むべきホラー小説。あたしは悪いことなどしていないのに、いつも嫌われていた。同級生、そして両親にも。そんなあたしを気にかけてくれるのはママの親友・裕子さんと、くますけだけ。悪い人は死んでしまえばいい――。願うと同級生は事故にあい、両親も死ぬ。裕子さんに引き取られたあたしは、ここでくますけが邪悪なぬいぐるみなんじゃないかと思いはじめ……。
2025/01/22 刊行
ウクライナの琴
長谷川櫂 著
多くの人々が同時に巻き込まれる戦争や天災によって、言葉の意味が変わってしまうことがある。言葉は生き物であり、人類の体験を記憶する星雲のような記憶装置である――。読売新聞朝刊に連載されたコラム「四季」の2022年4月から一年分を収録。
2025/01/22 刊行
阿川佐和子 著
古稀を迎えても好奇心は衰え知らず。若いうちが花? いえいえ、我が青春は、今なり! アガワさんの人気エッセイ、シリーズ第4弾。
2025/01/22 刊行
精選ルポルタージュ集
児玉隆也 著
〈昭和・光と影〉三十八歳で早逝したルポライターが三年間に発表した作品の中から、戦後の湿度を色濃くまとった日本人の姿を掬いとった秀作ルポルタージュを厳選。田中首相退陣の契機となった表題作をはじめ、死と闘う自らを描いた闘病記「ガン病棟の九十九日」も収める。
2025/01/22 刊行
古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで
鶴見太郎 著
ユダヤ教を信仰する民族・ユダヤ人。学問・芸術に長けた知力、富のネットワーク、ホロコーストに至る迫害、アラブ人への弾圧――。五大陸を流浪した集団は、なぜ世界に影響を与え続けているのか。古代王国建設から民族離散、ペルシア・ローマ・スペイン・オスマン帝国下の繁栄、東欧での迫害、ナチによる絶滅計画、ソ連・アメリカへの適応、イスラエル建国、中東戦争まで。三〇〇〇年のユダヤ史を雄大なスケールで描く。■目次序 章 組み合わせから見る歴史第1章 古代 王国とディアスポラ1 ユダヤ教以前のユダヤ人?――メソポタミアとエジプトのあいだで2 ユダヤ教の成立――バビロニアとペルシア帝国3 ギリシアとローマ――キリスト教の成立まで第2章 古代末期・中世――異教国家のなかの「法治民族」 1 ラビ・ユダヤ教の成立――西ローマとペルシア2 イスラーム世界での繁栄 西アジアとイベリア半島3 キリスト教世界での興亡――ドイツとスペイン第3章 近世――スファラディームとアシュケナジーム1 オランダとオスマン帝国――スファラディームの成立2 ポーランド王国との邂逅――アシュケナジームの黄金時代3 偽メシア騒動からの敬虔主義誕生――ユダヤ教の神秘主義第4章 近代――改革・革命・暴力1 ドイツとユダヤ啓蒙主義――同化主義なのか2 ロシア帝国とユダヤ政治――自由主義・社会主義・ナショナリズム3 ポグロムとホロコースト――東欧というもう一つのファクター第5章 現代――新たな組み合わせを求めて1 ソ連のなかの/ソ連を超えるユダヤ人――社会主義的近代化2 パレスチナとイスラエル――「ネーション」への同化3 アメリカと文化多元主義――エスニシティとは何かむすびあとがき参考文献ユダヤ人の歴史 関連年表
2025/01/22 刊行
吉田裕 著
先の大戦で230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。 この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士の生活・衣食住の無視があった。 進まない機械化、パン食をめぐる精神論、先進的と言われた海軍の住環境無視......日中戦争の拡大とともに限界が露呈していく。 本書は帝国陸海軍の歴史を追い、兵士たちの体験を通し日本軍の本質を描く。【目次】はじめに序 章 近代日本の戦死者と戦病死者――日清戦争からアジア・太平洋戦争まで疾病との戦いだった日清戦争 戦病死者が激減した日露戦争 第一次世界大戦の戦病死者 シベリア干渉戦争の戦没者数 伝染病による死者の激減 軍事衛生の改善・改良と満州事変 退行する軍事衛生――日中戦争の長期化 アジア・太平洋戦争の開戦 陸海軍の戦没者数 日露戦争以前に戻った戦病死者の割合第1章 明治から満州事変まで――兵士たちの「食」と体格1 徴兵制の導入――忌避者と現役徴集率徴兵令の布告 現役徴集率二〇%の実態 徴兵忌避の方法 沖縄の現実、徴兵忌避者の減少 軍医の裁量権――高学歴者への配慮と同情2 優良な体格と脚気問題――明治・大正期明治の兵士――身長一六五センチ、体重六〇キロ 脚 気――総人員三割から四割の罹患 兵士たちを魅了した白米3 「梅干主義」の克服、パン食の採用へ栄養学の発展――第一次世界大戦後の日本 陸軍の兵食改善 一九二〇年のパン食導入 冷凍食品の導入と大型給糧艦 洋食の普及と充実――満州事変期 壮丁と兵士の体格4 給養改革の限界――低タンパク質、過剰炭水化物シベリア干渉戦争の失敗 飯盒炊さん方式による給養 兵食における質の問題 陸軍でのパン食のその後 揺れる海軍のパン食――「皇軍兵食論」の登場第2章 日中全面戦争下――拡大する兵力動員1 疲労困憊の前線――長距離行軍と睡眠の欠乏苦闘を強いられる日本軍 萎縮し「奮進」できない兵士たち 多発する戦争栄養失調症 「殆ど老衰病の如く」2 増大する中年兵士、障害を持つ兵士低水準の動員兵力 軍隊生活未経験者の召集 召集が原因の出生率低下 国民兵役までも 知的障害の兵士 吃音の兵士 野戦衛生長官部による批判 攻撃一辺倒の作戦思想3
2025/01/22 刊行
松浦弥太郎 著
―― どんなことでも楽しむための工夫をしてみる 工夫をするとコツが見つかる日々の生活、仕事、人間関係、食などについて、著者が見いだした「工夫・コツ」。ささやかなことだけれど、気づくと嬉しい。そんな、暮らしの「しあわせの種」113篇を一冊にまとめました。巻末に「一日を喜ぶ」を新たに収録。そのままの味を探す「お金は友だち」と思うことずる休みの効能「後味おいしい仕事」学びたい「ようこそようこそ」感謝の心傘の巻き方から学ぶ七十歳をしあわせのピークに土曜日は餃子の日(目次一部)
2025/01/22 刊行
森崎和江 著
私にとって能登は、やさしい土地だった――。二月の能登に降り立った作家が出逢ったのは、話したがりで優しい人々と、土地がもつ豊かな歴史。海女、漁師、賑わう朝市。不思議な伝承に彩られた集落の祭り。著者の旅路とともに能登半島に魅了される小さな旅行記。渡島半島から函館を巡る『津軽海峡を越えて』を併録。〈解説〉渡邊英理【目次】○第一部 能登早春紀行・第一章 雪雷 能登・志雄町・第二章 潮しぶき 能登・羽咋市・第三章 風待港 外浦・富来町福浦・第四章 千浦の又次 外浦・富来町赤崎・第五章 栗ひろい 外浦・富来町富来・第六章 アワビ 奥能登・輪島市・第七章 民話 奥能登・珠洲市高屋・第八章 白い山 奥能登・珠洲市大谷・第九章 お山祭り 内浦・能都町・能登早春紀行 あとがき○第二部 津軽海峡を越えて・第一章 津軽海峡・第二章 旅は道連れ・第三章 少年と姥神・第四章 函館旅情・津軽海峡を越えて あとがき ○文庫解説旅する言葉、海と女の思想圏 渡邊英理
2025/01/22 刊行