ホーム > 検索結果
全10808件中 10650~10665件表示
人と社会の学
富永健一 著
人間と社会を扱う社会学は、かつては比較的狭い領域の学問であったが、いまや専門化が進み、各々の分野で深化が試みられている。本書は、理論的研究、経験的研究、歴史的研究等多くの分野を見通してきた著者があらためて現代社会学を総合的に捉え、専門分野のみならず一般読書人を対象にして、可能な限り高い水準で平易に説くことによって、この学問の面白さと真価を伝えようとする、「富永社会学の展示室」というべき作品である。
1995/04/25 刊行
筒井康隆 著
「あ」が消えると、「愛」も「あなた」もなくなった。ひとつ、またひとつと言葉が失われてゆく世界で、執筆し、飲食し、交情する小説家。究極の実験的長篇。
1995/04/18 刊行
藤沢周平 著
無頼の男の心中にふと芽生えた一掬の情愛――江戸深川の夜の橋を舞台に男女の心の葛藤を切々と刻む表題作ほか時代秀作自選八篇。〈解説〉尾崎秀樹
1995/03/18 刊行
司馬遼太郎 著
正岡家の養子忠三郎ら、人生の達人といった風韻をもつひとびとの境涯を描く。「人間が生まれて死んでゆくという情趣」を織りなす名作。〈解説〉桶谷秀昭
1995/02/18 刊行
司馬遼太郎 著
正岡子規の詩心と情趣を受け継いだひとびとの豊饒にして清々しい人生を深い共感と愛惜をこめて刻む、司馬文学の核心をなす画期的長篇。読売文学賞受賞。
1995/02/18 刊行
徳川将軍家を支えた会津藩主
中村彰彦 著
徳川秀忠の子でありながら、庶子ゆえに嫉妬深い正室於江与の方を怖れて不遇を託っていた正之は、異腹の兄家光に見出されるや、その全幅の信頼を得て、徳川将軍輔弼役として幕府経営を真摯に精励、武断政治から文治主義政治への切換えの立役をつとめた。一方、自藩の支配は優れた人材を登用して領民の生活安定に意を尽くし、藩士にはのちに会津士魂と称される精神教育に力を注ぐ。明治以降、闇に隠された名君の事績を掘り起こす。
1995/01/25 刊行
三谷一馬 著
江戸に生き、この大都市の繁栄を支えてきた人々の生業の数々を、当時の絵画資料より精確に復元。庶民の生活の息吹までも生き生きと再現する労作。
1995/01/18 刊行
竹宮惠子 著
ジョミーたちは、人間と戦うのをやめ、ミュウの存在自体を受け入れない地球の生命管理体制システムそのものを破壊し、地球へと近づいてゆく…。
1995/01/18 刊行
竹宮惠子 著
人間から逃れ地球を目指すミュウは一時的にナスカ星で暮らし始めた。しかし、ミュウ迫害の歴史を知る長老たちと若者の間でジョミーは苦悩する。
1995/01/18 刊行
竹宮惠子 著
過剰な科学の発展、環境破壊の進行、管理社会の恐怖、緑豊かな地球への思慕……熱いメッセージを託して地球と人類の未来を描くスペース・オペラ。
1995/01/18 刊行
筒井康隆 著
東京と大阪の戦争が始まった!! 戦闘機が飛び、重装備の地上部隊に市民兵がつづく。斬新な発想で現代を鋭く諷刺する処女作品集。〈解説〉大坪直行
1994/12/17 刊行
文章をなめらかにつなぐ四つの作法
杉原厚吉 著
文法的に正しい英文でも、つながりが良くないと明快な文章にはならない。本書は、コンピュータで開発された文章解析技術と、言語学の新分野である「談話文法」が明らかにした文と文をつなぐ画期的法則を紹介する。この法則は、自分で書いた英文を客観的に眺め、自然な英文をつないでいくための道標となり、気のきいた言い回しよりもまず英文で主張を明確に表現しなければならない多くの人にとって、すぐに役立つ道具となるだろう。
1994/11/25 刊行
欧州連合に賭ける“妖精の国”
波多野裕造 著
アイルランドは人口僅か三五〇万余の小国ながら現在、世界各地に住むアイルランド系の人々は七千万を超すといわれる。大統領メアリー・ロビンソンは就任演説で「七千万同胞の代表として」と抱負を語った。紀元前数世紀いらいの古いケルト文化と伝統を継承するこの国は、いま統合ヨーロッパの息吹の中で、新たな飛翔を試みている。本書は五千年に及ぶ民族の哀歓の歴史を跡づけ、北アイルランド問題の本質にも迫ろうとする。
1994/11/25 刊行
天下一統に翻弄された生涯
谷口研語 著
朝廷最高の官職の家柄に生まれた近衛前久(一五三六~一六一二)は、群雄割拠する戦国時代に自ら身を投じた。上杉謙信と盟約を結んで関東に下り、その後は織田信長と密接な関係を築いて大坂本願寺との講和などに貢献。豊臣秀吉の関白就任にも関与し、家康の叙任や徳川改称について朝廷に斡旋するなど、公家でありながら武家に伍して旺盛な活動を展開した。乱世に奔走した彼の軌跡から、転換期の様相が見えてくる。
1994/10/25 刊行
司馬遼太郎 著
応仁の乱前夜、欲望と怨念にもだえつつ救済を求めて彷徨する人たち。足利将軍義政を軸に、この世の正義とは何かを問う「花の館」など野心的戯曲二篇。
1994/10/18 刊行