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神々の島
大石英司 著
アジア諸国のこれ以上の発展と団結を望まぬCIAは、タイの軍事クーデターに続いて、インドネシアで東チモール独立の武装蜂起を画策。いびつな経済成長の矛盾がアジアの動乱を加速する。応分の国際貢献を条件に常任理事国入りした日本に国際社会が求めるのは、人権と民主主義を盾に、武力で秩序回復にあたる警察官の役割だった。タイ軍の猛攻に晒されるPKO部隊、八八艦隊を狙う潜水艦。否応なく軍事介入を迫られる日本の選択とは。環太平洋圏の近未来をうらなうシミュレーション巨篇!
2001/02/23 刊行
朝遠き闇
三浦真奈美 著
兄の凶刃に倒れ臥す父ロト・ライス。急遽領主代行の座に就いた次兄は降ってわいた権力の美酒に酔い、いたずらに政を混迷させる。さらにデルマリナからは新たな難問が突きつけられた。内憂外患の窮地──時代の激流は容赦なくケアルを追い立てる。ハイランドの命運をかけ、ケアルが下した決断とは?
2001/02/23 刊行
旭光へ翔ける翼
三浦真奈美 著
己の血統に頼り、特権を振りかざし島人を蔑む支配階級を相手取り、ケアルは差別の壁に挑み続けていた。しかし長年に亘り慣習となり果てた民人たちの意識改革は難題だった。反対派を煽り兄ミリオが反旗を翻す。息つく暇もなくデルマリナからは都市が壊滅状態という報が──恐慌を来すハイランドの民を前に、運命をかけたケアルの決断とは。
2001/02/23 刊行
覚醒篇
今野敏 著
今のおまえは鍛えすぎた鋼のように脆い──剃髪の剣豪高松孝道に喝破され、朝丘剛はたじろぐ。生き抜くため功夫を身につけ、戦いこそすべてと信じてきたからだ。迷いを振り払うべく、真剣を構えた孝道に木刀で果敢に勝負を挑む剛。一方、華僑の大立者・劉栄徳と暴力団組長・松任源造は剛をめぐって鋭く対立し、それぞれ松原弘一と宋陵元を立てての決闘に発展。実戦経験の乏しい松原は、歴戦のボクサー相手に大苦戦を強いられるが!? 若き武術形の逡巡と目覚めを描くシリーズ第8弾!
2001/02/23 刊行
鳴海章 著
中米某国の建国記念式典を血に染めたクーデタ。大統領は凶弾に倒れ、祝典に出席していた群臣通産大臣は大使館で、随員一行は政府専用機で革命政権の人質となってしまう。カリブ海沿岸を自国の裏庭と称してはばからぬ米国は、日本人が人質であることを理由に、原子力空母信濃の出撃を要求。日本政府は太平洋アメリカ沖で演習中の信濃艦隊を南下させるが、大西洋側には米海軍空母と海兵隊の揚陸艦が……。自らの勢力圏内で、日本軍に軍事力を行使させようとするアメリカ政府の真意は?
2001/02/23 刊行
鳴海章 著
空母信濃に海軍中将を送り込んで作戦の主導権を握ろうとするアメリカ。信濃艦隊司令部は一計を案じ、米国の思惑と異なる人質救出作戦を策定する。その要となるのが、夜間低高度航法/目的指示赤外線ポッドを装備したストライク・ファントム、そして政府専用機ボーイング767への機種転換訓練中だった二人のファントム・ライダー'ジャック'と'ビック'であった。一方、空自出身の駐在武官才藤とともに大使館を脱出、革命軍特殊部隊に狙われる群臣大臣も、空港へ、政府専用機へと向かうが。
2001/02/23 刊行
柘植久慶 著
1940年5月10日、ドイツ機甲師団は突破不可能といわれたアルデンヌの森を越え、フランス本国に電撃的進行を開始。潰走する英仏連合軍を追撃して、ダンケルクに包囲した。第19師団の指揮官グーデリアン大将に、やがて攻撃停止命令が下ることを予言、これを無視して英仏将兵35万を捕虜にすべきだ、と強く進言する参謀がいた。フォン=タンネンベルク少佐こと御厨太郎は半世紀の時を遡り、第三帝国を勝利に導こうとしていたのだ。なるか逆転。緊迫の軍事シミュレーション!
2001/02/23 刊行
トラック奪回
横山信義 著
グアムを取り戻した日本軍は、講和交渉を有利に進め大戦を終結させるべく、総力を挙げトラックへの進攻を開始した。空母を分散配置して包囲殲滅を狙う米軍の罠を見抜いた海軍機動部隊は、空母3隻を失うも、米空母4隻を撃沈破。実働空母を失った米太平洋艦隊司令官はトラック撤収を決断し、自ら殿軍を率いて、追撃する「長門」以下の第二艦隊を迎え撃った。環礁を挟む熾烈な戦艦対決の末、遂に日本はトラックを奪回。だが、欧州では世界を震撼させる外交交渉が……戦略巨篇第7弾!
2001/02/23 刊行
天壌篇
井上祐美子 著
覇王の星を手中にせんとした〈衛〉王・耿無影のもとに、騎馬国〈琅〉より突然の宣戦布告。優勢誇る衛軍の7万に対し、手勢半分の琅軍は、しかし、慧眼の謀士と旧王朝の末裔、そして異民族にして傭兵出身の王が、統率された兵と知力と果断さで挑む。〈魁〉王朝の崩壊から8年──5人の王の時代は掉尾の一戦を迎える。【巻末に外伝「雪花譜」を収録】
2001/02/23 刊行
デルフィニア戦記8
茅田砂胡 著
王子が敵の手に落ち意気消沈するタンガの陣に、国王ゾラタス率いる援軍が到着した。迎え撃つデルフィニア国王ウォル。両軍の王を将とした大軍が国境の砦をはさんで対峙する。パラストを加えた大華三国は三どもえの戦乱に突入するのか!? デルフィニア王妃リィの存在が、すべての「鍵」を握っている……?
2001/02/23 刊行
紀州藩田辺詰与力騒動一件
中村豊秀 著
騒動は、安政二年六月の夏にはじまった。田辺に居住する紀州藩横須賀組一統に対し、紀州家から支藩安藤家への支配替の通達が届けられた。横須賀組二十二家はこれを拒み、家康以来の徳川直臣の家柄である証拠書類をもって安藤策と執拗に通達撤回の運動を行なうが、決裂、整然と田辺を退散して浪人となる。しかし、六年余の浪々の後、一統は復帰運動を展開する。本書は、団結して復帰成功に至る横須賀組の動向と、幕末武士社会を描く。
2001/02/23 刊行
漱石・龍之介から万太郎まで
関森勝夫 著
文人の俳句は面白い。なぜかといえば、発想が自在で、飛躍もあり、ものの核心を衝いているからである。彼らは佳句を作り、人と競おうという気負いはなく、肩肘はらず、しかし精神は集中させ、普段の息遣いで句作している。本書は、文人たちの秀句を任意にとりあげ、常住座臥、温故知新、哀傷・追懐、女人賛歌、存問のジャンルにわけて、悟達の境地に喜遊する、彼らの喜怒哀楽、おりおりの心の揺れをうけとめる、俳句悠遊である。
2001/02/23 刊行
唐木順三 著
常陸から下野へ、会津から陸奥へ、みちのくの仏に惹かれて東国の山野を経めぐる豊かな思索。古代から中世にこの地に生きた人々の心情に深い洞察の眼を注ぎつつ、東西文化の興亡のあわいに歴史の生命を思考する評論集。
2001/02/23 刊行
渥美雅子 著
日本人は一般に法嫌いといわれている。しかしもはや、それではすまされない。欲望社会の緊張した人間関係の中で、人を傷つけず、自分も不当な目にあわずに、果たして生きてゆけるものだろうか。女弁護士が事件と裁判を通して、平凡な市民の上にくり広げられるさまざまな運命を見る。
2001/02/23 刊行
山崎洋子 著
『マルスフタオという蝶を手に入れて親父にプレゼントして下さい。バタフライ・ゴッドにでも尋ねて』 シンガポールからの絵葉書を最後に、別居中の夫がマレーシアで殺された。現地へ飛んだ妻の実生(みお)はかつての恋人で昆虫商の草平と再会する。夫の死の真相を求め、草平とともにバタフライ・ゴッドを訪ねた実生の前で、新たな殺人が。妖蝶に魅入られた男たちの残酷な過去とは――。
2001/02/23 刊行