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旭光へ翔ける翼
三浦真奈美 著
己の血統に頼り、特権を振りかざし島人を蔑む支配階級を相手取り、ケアルは差別の壁に挑み続けていた。しかし長年に亘り慣習となり果てた民人たちの意識改革は難題だった。反対派を煽り兄ミリオが反旗を翻す。息つく暇もなくデルマリナからは都市が壊滅状態という報が──恐慌を来すハイランドの民を前に、運命をかけたケアルの決断とは。