2020 11/16
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『人類と病』と『五・一五事件』がサントリー学芸賞を受賞

詫摩佳代著『人類と病』と小山俊樹著『五・一五事件』が、第42回サントリー学芸賞を受賞しました。

前者は政治・経済部門での受賞です。副題に「国際政治から見る感染症と健康格差」とある通り、国際社会が病といかに苦闘してきたかをたどり、今後を展望する話題作です。  

後者は思想・歴史部門の受賞です。昭和恐慌下、民衆が困窮を極める中、政党政治の腐敗を憂える海軍青年将校らが起こした事件の実情、そしてその後の影響までを論じた力作です。  

なお、中公新書のサントリー学芸賞2冊同時受賞は、第1回以来のことになります。