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中公選書
戦争と音楽――京極高鋭、動員と和解の昭和史

戦争と音楽――京極高鋭、動員と和解の昭和史

古川隆久 著

近代日本において、西洋音楽は「動員」と「和解」の2つの役割を担った。これを一身に体現したのが本書の主人公、京極高鋭である。京極は、戦前は国民精神総動員の方針のもとに作られた「愛国行進曲」のプロデュースを手がけ、戦後は東京オリンピックの開催に大きく関わった。祖父は初代東京帝国大学総長・枢密顧問官の加藤弘之、父は昭和天皇の侍医という名家。本人は幼少時、のちの昭和天皇の遊び相手でもあった。弟は喜劇役者古川ロッパである。白樺派の影響を受けて長じた「華麗なる縁の下の力持ち」京極の人生を通して、昭和史における動員と和解、日本が引き受けざるを得なかった矛盾を描く。

書誌データ

  • 初版刊行日2025/3/24
  • 判型四六判
  • ページ数368ページ
  • 定価2530円(10%税込)
  • ISBNコードISBN978-4-12-110158-7

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