ホーム > 単行本 > 竜血の山
岩井圭也 著
昭和13年、鉱山技師の那須野寿一は、北海道東部の山奥で、巨大な水銀鉱床と地図にない集落を発見する。フレシラという名のその集落には、ある秘密を抱えた一族が暮らしていた――。フレシラの鉱夫となった一族の青年アシヤ。寿一の息子で、水銀に魅せられた源一。昭和の動乱に翻弄された二人の青年の、数奇で壮絶な生き様を描く!