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悲哀の道化師の物語
オスカー・ワイルド 著/宮﨑かすみ 編訳
没後120年。スキャンダルを経てなおキザを貫いた世紀末の鬼才、その大きすぎた代償とは――。投獄されるきっかけとなった事件の発端から、同性愛裁判、出獄後の放浪、死までを詳細な解説と註とともに、一篇の小説のように再構成する。独自の芸術論、迫真のキリスト論と人間的な弱さが一体となった「悲哀の道化師」ワイルドのほんとうの姿が浮かび上がる。