2021 10/11
中公新書の60年

1996年の中公新書

『サブリミナル・マインド』人は自分で考えているほど、自分の心の動きをわかっていない。人はしばしば自覚がないままに意志決定をし、自分のとった行動の本当の理由には気づかないでいるのだ。人間科学の研究が進むにつれ、「認知過程の潜在性・自働性」というドグマはますます明確になり、人間の意志決定の自由と責任に関する社会の約束ごとさえくつがえしかねない。潜在的精神を探求する認知・行動・神経科学の進展からうかびあがった新しい人間観とは。

下條信輔(しもじょう・しんすけ)1955-。認知神経科学者。カリフォルニア工科大学生物学・生物工学部教授

この年のできごと2月 羽生善治が王将戦で勝利し、初の七冠制覇
3月 台湾初の総統直接選挙で李登輝が圧勝
7月 アトランタ五輪開催
同月 安室奈美恵の二枚目のアルバム『SWEET 19 BLUES』がリリース。初回出荷305万枚は国内新記録(当時)
10月 第41回総選挙。初の小選挙区比例代表並立制での実施となる
12月 広島の原爆ドームと厳島神社が世界遺産に登録

この年のラインナップ大杉一雄著『日中十五年戦争史』
吉田和男著『超円高時代の経済学』
辻秀男著『手術とからだ』
鈴木康久著『西ゴート王国の遺産』
平野秀樹著『森林理想郷を求めて』
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古川薫著『幕末長州藩の攘夷戦争』
太田肇著『個人尊重の組織論』
片山智行著『魯迅』
金城清子著『生殖革命と人権』
二至村菁著『エキリ物語』
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黒木登志夫著『がん遺伝子の発見』
齋藤貴男著『源泉徴収と年末調整』
宮本信生著『カストロ』
遠山美都男著『壬申の乱』
浅野幸弘著『投資家から見た株式市場』
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高橋伸彰著『数字に問う日本の豊かさ』
三井秀樹著『美の構成学』
鯖田豊之著『水道の思想』
中村方子著『ミミズのいる地球』
三石善吉著『中国、一九〇〇年』
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林道義著『父性の復権』
川上源太郎著『ソレルのドレフュス事件』
前川清治著『三枝博音と鎌倉アカデミア』
林浩著/藤村久雄訳『アジアの世紀の鍵を握る 客家の原像』
中尾浩著『文科系のパソコン技術』
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白幡洋三郎著『旅行ノススメ』
広井良典著『遺伝子の技術、遺伝子の思想』
纐纈厚著『日本海軍の終戦工作』
高橋洋児著『市場システムを超えて』
田久保忠衛著『戦略家ニクソン』
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平本紀久雄著『イワシの自然誌』
野村雅一著『身ぶりとしぐさの人類学』
日下翠著『金瓶梅(きんぺいばい)』
毛利敏彦著『台湾出兵』
池上直己/J・C・キャンベル著『日本の医療』
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千葉喜彦著『からだの中の夜と昼』
小島慶三著『戊辰戦争から西南戦争へ』
宮川隆泰著『岩崎小彌太』
渡邊行男著『重光葵』
上田篤著『日本の都市は海からつくられた』
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名和小太郎著『サイバースペースの著作権』
新保恵志著『デリバティブ』
本村凌二著『ポンペイ・グラフィティ』
天野正子著『「生活者」とはだれか』
下條信輔著『サブリミナル・マインド』
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谷岡一郎著『ギャンブルフィーヴァー』
高野史男著『韓国済州島』
石川良輔著『昆虫の誕生』
森杲著『アメリカ職人の仕事史』
丹治昭義著『宗教詩人 宮澤賢治』
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土屋雅春著『医者のみた福澤諭吉』
緒方四十郎著『円と日銀』
中村靖彦著『日記が語る日本の農村』
清水博著『生命知としての場の論理』
嶺隆著『帝国劇場開幕』
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加藤淳平著『文化の戦略』
下谷政弘著『持株会社解禁』
浜本隆志著『鍵穴から見たヨーロッパ』
木村茂光著『ハタケと日本人』