2021 09/27
中公新書の60年

1994年の中公新書

色彩心理学入門色彩の研究は、ニュートンの実験に始まり今日の色表示体系に至る流れと、ゲーテの観察に始まる、色の主観的な体験の現象学の流れとがあり、そこに両者に欠けた色覚の生理学の流れが加わっている。さらに色には、感情や文化と結びつく複雑な側面もある。この広範囲におよぶ色彩のさまざまな問題を、主要な人物の貢献を紹介しつつ解説する。色彩への実用的知識が要求される現在、その課題にも応えてくれる格好な入門書となっている。

大山正(おおやま・ただす)1928-2019。心理学者。東京大学/日本大学元教授

この年のできごと5月 英・仏間のユーロトンネルが開通
6月 松本サリン事件
同月 村山喜一内閣が発足
7月 向井千秋、スペースシャトルで宇宙へ
10月 大江健三郎、ノーベル文学賞を受賞
12月 「同情するならカネをくれ」「就職氷河期」などが流行語に

この年のラインナップ佐和隆光著『平成不況の政治経済学』
根本順吉著『超異常気象』
B・M・ボダルト=ベイリー著/中直一訳『ケンペルと徳川綱吉』
大山正著『色彩心理学入門』
冨田昌宏著『紙幣が語る戦後世界』
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鳥越憲三郎著『弥生の王国』
今井隆吉著『科学と外交』
川越史郎著『ロシア国籍日本人の記録』
土居良三著『軍艦奉行木村摂津守』
林紘一郎/田川義博著『ユニバーサル・サービス』
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佐山和夫著『黒人野球のヒーローたち』
羽田正著『モスクが語るイスラム史』
千田稔著『天平の僧 行基』
村松岐夫著『日本の行政』
上野久著『メキシコ榎本殖民』
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中村均著『韓国巨文島にっぽん村』
渡辺弘子著『母と子のマレーシア通信』
清永孝著『裁かれる大正の女たち』
藤村久雄著『革命家 孫文』
朱建栄著『江沢民の中国』
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陸正著『変わる消費者、変わる商品』
小山茂樹著『サウジアラビア』
太田素子著『江戸の親子』
奥井智之著『日本問題』
木崎甲子郎著『ヒマラヤはどこから来たか』
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吉田進著『ラ・マルセイエーズ物語』
土橋寛著『持統天皇と藤原不比等』
広瀬佳一著『ヨーロッパ分断一九四三』
黒川修司著『赤狩り時代の米国大学』
橋爪紳也著『化物屋敷』
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灰野昭郎著『近世の蒔絵』
津田三郎著『北政所』
持田豊著『青函トンネルから英仏海峡トンネルへ』
中村明著『センスある日本語表現のために』
劉岸偉著『明末の文人李卓吾』
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長尾重武著『建築家レオナルド・ダ・ヴィンチ』
佐藤章著『関西国際空港』
小倉欣一/大澤武男著『都市フランクフルトの歴史』
川本静子著『ガヴァネス(女家庭教師)』
矢羽勝幸著『信濃の一茶』
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若宮啓文著『忘れられない国会論戦』
名越健郎著『クレムリン秘密文書は語る』
白川一郎著『内外価格差』
高橋文利著『競争政策・消費税・PL法』
柳澤桂子著『いのちとリズム』
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和田正平著『裸体人類学』
荒木博之著『日本語が見えると英語も見える』
谷口研語著『流浪の戦国貴族 近衛前久』
高尾義一著『平成金融不況』
波多野裕造著『物語 アイルランドの歴史』
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杉原厚吉著『理科系のための英文作法』
野口実著『武家の棟梁の条件』
北博昭著『日中開戦』
十字猛夫著『骨髄バンク』
石川九楊著『書とはどういう芸術か』
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郡司正勝著『鶴屋南北』