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吉田茂 著
戦後日本はどのように復興していったのか。吉田茂が語る戦後史の完結編では、ドッジライン、朝鮮戦争特需、一兆円予算、三度の行政整理などの内政面から振り返り、さらに日本が進んで行く道筋を提示する。国会での施政方針演説集、問題発言集等も収録。〈解説〉井上寿一
2015/01/25 刊行

新井千裕 著
イケなくなった売れっ子ホストである兄、ひたすらビルに登り続ける弟。そして元美人の太った女。「この世界は膨らませたコンドームのよう」と感じる兄を襲った下半身の不調が、いつしか3人を結びつける。他人との距離感に悩み、無垢にしか生きられない人々の、ぎこちなくも温かな彷徨……。
2015/01/20 刊行

クスリ・報酬・診断書
藤本修 著
クスリの大量投与、医者によって食い違う診断、患者の都合にあわせたウソだらけの診断書…何が本当で何がウソなのか?ベテラン精神科医が医療のカラクリをわかりやすく説明しながら、疑問・批判に答えます!「名医」と「迷医」の見分け方、賢い活用方法などのヒントが満載。
2015/01/16 刊行

「数楽アート」を生んだ日本の底力
桜井進/大橋製作所 著
町工場の職人技がつくりだした「数楽アート」。同作品の魅力を「補助線」に、その美しさを生んだ、壮大な数学の歴史物語を旅しよう! 日本は江戸時代から、ものづくり・アート・数学がバランスよく発展し、華道、建築、俳句が花開いた。日出る国の数学文化の奥深さを楽しく解説。
2015/01/16 刊行

ネットで変容する「最も古いメディア」
松田美佐 著
デマ、流言、口コミ、風評、都市伝説・・・・・・。多様な言葉を持つうわさ。この「最古のメディア」は、トイレットペーパー騒動や口裂け女など、戦後も社会現象を巻き起こし、東日本大震災の際も大きな話題となった。事実性を超えた物語が、人々のつながり=関係性を結ぶからだ。ネット社会のいまなお、メールやSNSを通じて、人々を魅了し、惑わせるうわさは、新たに何をもたらしているのか――。人間関係を噂から描く意欲作。
2015/01/16 刊行

維新官僚から学歴エリートへ
清水唯一朗 著
明治維新後、新政府の急務は近代国家を支える官僚の確保・育成だった。当初は旧幕臣、藩閥出身者が集められたが、高等教育の確立後、全国の有能な人材が集まり、官僚は「立身出世」の一つの到達点となる。本書は、官僚の誕生から学歴エリートたちが次官に上り詰める時代まで、官僚の人材・役割・実態を明らかにする。激動の近代日本のなか、官僚たちの活躍・苦悩と制度の変遷を追うことによって、日本の統治内部を描き出す。
2015/01/16 刊行

太田忠司 著
警視庁捜査一課のエリート刑事・和賀千蔭が追う連続「殺人鬼」殺人事件。遺体は体の一部を抉られ、さらに現場には必ず一人の女子高生が現れていた。謎の言葉「わたしはセクメト」を残し消えた彼女の正体とは? そして事件の裏に潜む、知ってはいけない巨大な闇とは!? 驚愕のハイブリッド警察小説シリーズ始動!! 〈解説〉梶研吾
2015/01/16 刊行

日本語を書くということ
今野真二 著
中学・高校の古文の授業で私たちは「歴史的かなづかい」に出会い、例えば現在「カワ」と発音する語がかつては「かは」と書かれたことを知る。なぜ発音と表記は違うのか、表記はいかに揺れてきたのか。仮名が生まれた十世紀の『土左日記』に始まり、藤原定家の「定家かなづかい」、中世の実用的な文書、契沖のかなづかい。そして明治期の小学校教科書や野口英世の母の手紙まで。「かなづかい」でたどる日本語の歴史。
2015/01/12 刊行

松子・重子姉妹との書簡集
谷崎潤一郎 著 千葉俊二 編
作家に請われて主従関係を結んだ美貌の姉、その証人となったうりふたつの妹。「春琴抄」「細雪」など、数々の名作のモデルになった姉妹と文豪谷崎がかわした、未公開書簡の全貌。
2015/01/10 刊行

朝比奈あすか/木村紅美/長嶋有/山下澄人/松田青子/斉藤弥世 著
<連載長編小説>■朝比奈あすか「少女は花の肌をむく」■木村紅美「まっぷたつの先生」■長嶋有「三の隣は五号室」■山下澄人「壁抜けの谷」<連作短編小説>■松田青子「おばちゃんたちのいるところ Where the Wild Ladies Are」<4コママンガ>■斉藤弥世「左右石先生と書生」
2015/01/01 刊行

挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方
宇佐美典也 著
通帳の残金、二万円。東大卒、元キャリア官僚の自信に満ち溢れたエリートが、自由に憧れて、肩書きを捨てたら、まったく社会に通用しなかった! 仕事もお金も仲間もない「地獄」で見出した「頼れない」時代の働き方とは? 経産省や都知事選の体験を盛り込み、未来を予言。生き延びたいなら、こう働くしかない!
2014/12/26 刊行

森村誠一 著
休暇を利用して訪れていた唐松岳山頂で、トレッキングツアーグループから写真撮影を頼まれた警視庁捜査一課の棟居弘一良。名前も告げ合わず別れた彼らとはその場限りだったはずが、下山後、思わぬ再会を果たす。メンバーの一人が、殺人事件の被害者となってしまったのだ。金と愛欲にまみれた下界の悪に、棟居刑事が迫る!〈解説〉大野由美子
2014/12/26 刊行

鈴木一夫 著
草津では小林一茶が江戸との往復時にたちより、俳句を詠んだ。一茶自身湯治が好きで覚え書きや感想を残している。また熱海を訪れた中級武士たちは新鮮な海の幸に感激してグルメ三昧、弁当を持って寺社詣でに出かけた。道後・有馬などの大歓楽地では、小金のある連中が名産・名物を買い漁り……。古代の湯浴みに始まり、江戸期に急速に広がった温泉文化の有り様や魅力を語る、
2014/12/25 刊行

安彦良和 著
欧米列強に負けない強国を目指す日本は日清戦争へと踏み込んでいく。日本の第二次大戦敗戦がどこに起因していたかを活写した歴史巨篇、堂々完結!
2014/12/20 刊行

吉田茂 著
吉田茂が語った「戦後日本の形成」。中巻では、自衛隊創立、農地改革、食糧事情そしてサンフランシスコ講和条約締結の顛末等を振り返る。〈解説〉井上寿一
2014/12/20 刊行