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伊藤之雄 著
明治憲法成立後の1890年代以降、天皇の特別な補佐として、首相選出を始め、内閣の存廃、戦争、条約改正など重要国務を取り仕切った元老。近代日本は、伊藤博文、山県有朋、西園寺公望ら元老8人の指導下にあった。非公式な組織のため、当初は政治の黒幕として批判されたが、昭和初期の軍部台頭下では未成熟な立憲国家を補う存在として期待が高まる。本書は、半世紀にわたり権力中枢にいた元老から描く近代日本の軌跡である。
2017/08/10 刊行

山崎ナオコーラ/原田ひ香/朝比奈あすか/堀江敏幸 著
■連載小説堀江敏幸「あとは切手を一枚、貼るだけ 」(二通め)■連載長編小説原田ひ香「節約メリーゴーランド」(第2回)山崎ナオコーラ「偽姉妹」(第3回)■連作短編小説朝比奈あすか「メアリーとセッツ」(後編)
2017/08/01 刊行

新装版
鈴木英治 著
親友殺しの嫌疑が晴れ、ようやく故郷・諏訪への帰途につく重兵衛。その胸に、母への思慕の念と、主命を秘めていた。友と弟の仇であり、前の江戸家老の不正を知る遠藤恒之助は、この手で屠らなければならぬ――。一方その遠藤は、重兵衛の後を追い、甲州街道を急いでいた。前回の剣戟で自らに傷を負わせた重兵衛には、必ずや報復してみせる、と。(二〇〇五年三月に刊行された作品を改版)
2017/07/31 刊行

渋谷署8階 特捜本部
久間十義 著
円山町のラブホテル街で女性の扼殺死体が発見され、渋谷署に特別捜査本部が設置された。警視庁捜査一課の若手刑事・根本恭平は、証券会社に勤める恋人とのデートをキャンセルし、所轄のワケありベテラン刑事とともに聞き込みを始める。被害者は外資系証券会社のキャリアOLであることが判明したが……。現代の矛盾に鋭く斬り込む、名作警察小説。
2017/07/31 刊行

渋谷署8階 特捜本部
久間十義 著
被害者の周辺を調べる特捜本部の面々。根本らは、キャリアOLの元上司である証券会社専務・柳谷の筋を、古株の大月刑事らは、政治家の塚本周辺と中央電力・大橋常務グループの筋を追う。やがて、銀行も巻き込んだ〈不適切な融資〉疑惑が浮上してきて……。被害女性の鎮魂のため奔走する刑事たちを描く、渾身の警察小説。
2017/07/31 刊行

島精機を支えた肝っ玉母さん・島和代物語
梶山寿子 著
和歌山で「ホエール和代」こと、島和代を知らない人はいない。完全無縫製のニットを製造するコンピュータ編機「ホールガーメント」で世界に知られる島精機製作所。その会社を裸一貫から一代で築いた創業者であり、いまもなお現役の技術者である島正博社長を、献身的に支えてきたのが、妻の島和代である。新製品発明に命をかけ、仕事のためなら家にお金を入れない夫のため、内職や美容師の手伝いをして家庭を支えてきた。一方後年は、和島興産の社長として、地域の発展のため身を粉にして働き、その人気でラジオのレギュラー番組を持つほどのチャーミングで豪快な女性だった。「紀州のエジソン」と呼ばれた夫とともに歩み、75歳で急逝した和代の波乱の生涯を、島精機の発展の歴史とあわせて描く。
2017/07/31 刊行

唯一無二の時間を求めて
青柳いづみこ 著
別府アルゲリッチ音楽祭、ポリーニ・プロジェクト、ラ・フォル・ジュルネ……。日本国内のクラシック・イベントに密着。同業のピアニストたちのステージを内と外から克明にとらえた、渾身の音楽祭見聞録。演奏の一瞬一瞬がよみがえる、スリリングなレポート。
2017/07/28 刊行

買うたのしみ、売るよろこび
岡崎武志 著
古本カフェ、女性店主の活躍、「一箱古本市」……。いま古本がおもしろい。新しい潮流と古きよき世界を橋渡しする著者が、その味わい方を伝授。店主との交流、個人の日記が売られる理由、神保町案内、さらにブックオフ活用法や古本屋開業の鉄則まで、この一冊で神髄をつかもう。
2017/07/28 刊行

特別編集部 編
「最近もの忘れが気になる」「親の認知症が心配」……。65歳以上の3人に1人が認知症になる時代、いまから予防習慣・介護知識を身につけましょう! 自分と家族のために手元に置きたい「認知症」の決定版。「頼りになる全国病院データ402」付き
2017/07/25 刊行

4
小説BOC編集部 著
小説BOC4は、なんと「猫ミス」大特集。秋吉理香子、長岡弘樹、菅野雪虫、芦沢央、小松エメル、恒川光太郎、新井素子が登場! そして「猫ピッチャー」のそにしけんじも登場。好調「螺旋」では、カバーイラストを描いた杜昆と「螺旋」の伊坂幸太郎のアーティスト対談が実現! ヴァレンタイン読み切り特集や森見登美彦が巡る京都七福神など、今回も読み応え抜群の盛り沢山!
2017/07/25 刊行

玉村豊男 著
英国式ローストビーフとアジの干物の共通点は? 刺身もタコ酢もサラダである? アルジェリア式羊肉シチューからフランス料理を経て、豚肉のショウガ焼きに通ずる驚くべき調理法の秘密を解明する。火・水・空気・油の四要素から、全ての料理の基本を語り尽くした名著。
2017/07/25 刊行

警視庁捜査第一課・蟻塚博史
中村啓 著
警察エリート一家に育ち、優秀な兄と比較されながらも地道に事件に向き合う蟻塚博史。六本木で起こった爆破事件では、元暴力団員の単独犯として捜査が進むのを疑問視し、独自の捜査を続けた結果、カジノ法案可決の裏で暗躍する警察上層部に疑いの目を向ける。中心には警備局長の兄の姿が……。中公文庫警察小説に、新たな才能が登場!警察キャリアの兄との確執を抱えた孤独な刑事・蟻塚が、巨悪に挑む!! 文庫書き下ろし
2017/07/25 刊行

王城夕紀 著
「誰かのために戦う奴に勝てるわけがない」蓋の国を動かすのは、盤戯「天盆」を制した者。人々は立身を目指し研鑽に励むが、長い間、平民から征陣者は出ていない。そんな中、貧しい十三人きょうだいの末子・凡天が激戦を勝ち進み――少年が歴史に挑む時、国の運命もまた動き始める。圧倒的疾走感で描き出す放熱ファンタジー!
2017/07/25 刊行

伊藤比呂美 著
変わっていく身体、減らない体重、親の老い、夫の偏屈。更年期に次々とふりかかる事態に女たちは奮闘する。その闘いぶりは、〈漢〉と書いて〈おんな〉と読むにふさわしい――ぽっぽと火照るからだで日米を往復し、仕事に介護にラテン系エクササイズにと全力で走り抜けた日々。人生と格闘する多くの女たちの支持を得た、パワフルなエッセイ集。
2017/07/25 刊行

山口由美 著
国立西洋美術館の世界遺産登録をきっかけに、ますます注目を浴びるモダニズム建築。しかし、一方で老朽化のため取り壊される建物も多い。吉村順三設計の箱根ホテル小涌園も2018年1月10日での営業終了が発表された。しかし、同じ箱根にあり、唐破風の玄関を持つ本館が有名な富士屋ホテルにもモダニズム建築の建物があることはあまり知られていなかった。『箱根富士屋ホテル物語』の著者が、その富士屋ホテル・フォレスト館の謎を解き明かす。
2017/07/25 刊行