ホーム > 検索結果
全10653件中 3390~3405件表示

ルイス・フロイス 著/松田毅一/川崎桃太 訳
16世紀後半に来日し30年余り滞在したイエズス会の宣教師フロイスによる「日本史」の完訳版。毎日出版文化賞、菊池寛賞受賞作。全12巻のうち豊臣秀吉篇Ⅰ・Ⅱ(4・5巻)を収録する。豊臣秀吉篇Ⅰ(4巻)大坂築城がなりバテレン一行を接見する秀吉と城内の様相を臨場感豊かに描く。諸国征伐を終えた秀吉は、高山右近を追放し、キリシタン禁教令を布く。豊臣秀吉篇Ⅱ(5巻)後陽成天皇の聚楽行幸、遣欧使節の謁見、小田原北条氏征伐など、全盛期の秀吉を描く。天下人となった「暴君」秀吉の野望はついに朝鮮侵寇に至る。
2021/12/24 刊行

石光真清 著/石光真人 編
中公文庫『新編・石光真清の手記』全四巻を合本したものです。既刊電子版と内容に変更はありません。明治元年に生まれ、日清・日露戦争に従軍し、満洲やシベリアで諜報活動に従事した陸軍将校の手記四部作。新発見史料と共に新たな装いで復活。(一) 西南戦争・日清戦争故郷熊本で西南戦争に遭遇した後、陸軍士官学校に入り、日清戦争に従軍するまでを綴る。未公開だった手記『思い出の記(抄)』及び小説『木苺の花』を併せて収録する。(二) 義和団事件明治三十二年、諜報活動に従事すべく、ロシアの進出著しい満洲に入った石光陸軍大尉。そこは、中国人、ロシア人、韓国人、コサック、そして日本人など多彩な民族の坩堝であり、日本人娼婦を妻とする中国人馬賊が疾駆する大地だった。未公開手記『得体の知らぬ日本人』『因果物語ほか』等を収録。(三) 日露戦争/長編小説・曹長の妻日露開戦。陸軍少佐となった石光は第二軍司令部付副官として出征する。終戦後も大陸への夢醒めず、幾度かの事業失敗を経て、ついに海賊稼業へ。やがて明治という時代は終焉を迎える……。新編刊行に際し、未公開の手記『思い出の記 放浪生活時代』、短編小説『惨劇の夜の思い出』や秘蔵写真多数、そして電子版のみ、著者唯一の長編小説『曹長の妻』を収録。(四) ロシア革命世田谷で三等郵便局長を務めていた石光元陸軍少佐は「大地の夢」さめがたく、再び大陸に赴き満蒙貿易公司を設立する。そしてロシア革命が勃発、密命を受けた石光はアムールへと赴く。一方日本軍は革命に干渉し、シベリアに出兵する。時代を裏側からささえていた一軍人の手記、完結。
2021/12/24 刊行

松岡正剛 著
中公文庫『遊学Ⅰ』『遊学Ⅱ』を合本したものです。既存電子書籍版と内容に変更はありません。古今東西より選ばれし知の巨人たち149人を評じた松岡遊学の原点。伝説の雑誌「遊」より生まれた渾身の著。Ⅰ巻はピタゴラスからエジソンまで。Ⅱ巻はユイスマンからマンディアルグまで。
2021/12/24 刊行

白川静 著
『初期万葉論』万葉集の「見る」という語は、自然に対して交渉し、霊的な機能を呼び起こす語であった。人麻呂の解析を中心に、呪歌としての万葉歌、秘儀の方法としての歌の位置づけを明らかにする。人麻呂の挽歌を中心に古代日本人のものの見方、神への祈りが鮮やかに描かれる、それまでの通説を一新した、碩学の独創的万葉論。『後期万葉論』中国の文学や思想の影響が強まった万葉後期、変容する古代国家が残した歌は、その時代の心のありようを伝える。旅人・憶良・家持の分析を中心に、七夕などこの時期からの風習や言葉についても明らかにする。『初期万葉論』に続く、独創的万葉論。人麻呂以降の万葉歌の精神の軌跡を描き、文学の動的な展開を浮かび上がらせる。
2021/12/24 刊行

新版
武田百合子 著
夫、武田泰淳と過ごした富士山麓での十三年間を、澄明な目と無垢な心で克明にとらえ、天衣無縫の文体で映し出す日記文学の白眉。愛犬の死、湖上花火、大岡昇平夫妻や土地の人々との交流……。執筆に加え講演、選考会など多忙をきわめる夫、季節のうつろい、そして夫の病。「忙しくくたびれて」日記を付けられなかった二年間をはさんで、ふたたび丹念に綴られた最後の一年。昭和三十九年七月から五十一年九月までの日記を収録。田村俊子賞受賞作。巻末に関連エッセイを収録。
2021/12/24 刊行

奥山景布子 著
「怪談牡丹灯籠」を生んだ近代落語の祖・三遊亭圓朝。師匠や弟子に裏切られる壮絶な芸道を歩み、人々に愛される怪物となった不屈の一代記。〈解説〉中江有里
2021/12/22 刊行

餃子とわかめと好敵手
紙吹みつ葉 著
新たな中学で給食を全力で楽しんでいた教師・甘利田の前に、ひとりの転校生が現れる。それは因縁の相手で? 市原隼人主演の人気ドラマseason2原作本!
2021/12/22 刊行

石ノ森章太郎 著
ペリー率いる〝黒船〟が来航し幕府は横浜を開港。西郷・高杉らの活躍で尊皇攘夷から倒幕へ、そして最後の将軍徳川慶喜の大政奉還により新しい時代が始まる。
2021/12/22 刊行

新装版
セリーヌ 著 生田耕作 訳
仏人医学生バルダミュは第一次大戦で絶望し、暗黒遍路の旅へ出る。「呪われた作家」の鮮烈なデビュー作。〈座談会〉中上健次他「根源での爆発、そして毒」
2021/12/22 刊行

澤田瞳子 著
仁和寺僧・寛朝が東国で出会った、荒ぶる地の化身のようなもののふ。それはのちの謀反人・平将門だった。武士の世の胎動を描く傑作長篇!〈解説〉新井弘順
2021/12/22 刊行

新装版
北方謙三 著
毀すこと、それがばさら――。後醍醐帝との暗闘、実弟直義との対立で苦悩する将軍足利尊氏を常に支え南北朝動乱を勝ち抜いた、ばさら大名佐々木道誉とは。
2021/12/22 刊行

中野重治 著
旧制四高生の青春を描く「歌のわかれ」、天皇感情を問うた「五勺の酒」に「村の家」などを収めた代表作選集。〈巻末エッセイ〉石井桃子・安岡章太郎ほか
2021/12/22 刊行

ポーラの戴冠式
茅田砂胡 著
リィはデルフィニアの危機に、十年の時を経て再び故国に降り立つ。「小説BOC」に連載された全十話に書きおろしの二話を加えた連作短篇集。
2021/12/22 刊行

完全版
諸田玲子 著
浅草田原町の女医者。恋の痛みを癒すため、御法度の子堕ろしを手がける彼女は、あろうことかそれを取り締まる同心と恋に落ちてしまう。最終章を書き下ろし。
2021/12/22 刊行

新装版
セリーヌ 著 生田耕作 訳
アフリカ、米国と遍歴を重ねたバルダミュは、パリ郊外で医院を開業するが――。世界に衝撃を与えた二〇世紀文学の重要作品。〈巻末エッセイ〉四方田犬彦
2021/12/22 刊行