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健全な懐疑の目を養う
猪木武徳 著
私たちが暮らす経済社会――経済的な関係が深く染みこんだ社会とどうつき合うべきか。その仕組みを知り、そこで起こる問題解決のために必要なこととは。データの重要性と限界、理論の功罪、因果推論の効果と弱点から、人間心理を扱う難しさ、歴史に学ぶ意義と注意点、政治との距離感まで、経済社会について学ぶためのヒントに満ちた一冊。溢れる情報に「健全な懐疑の目」で接し、社会を少しでも良くしたい全ての人々へ。
2022/09/08 刊行

教科書が教えない日本語
山口謡司 著
「あ゛」「ま゛」といったマンガやネットに溢れる「ありえない日本語」。現代は感情を的確に表現するうえで、発音と表記の間にズレが生じており、それを埋め合わせるべく今日もどこかで前衛的な表現が生まれている。それは「五十音図」が誕生した平安時代さながらの状況であり、一〇〇〇年に一度の転換期なのかもしれない。本書は、古代の万葉仮名、「いろは歌」、江戸~明治の文学、学校の国語教育、現代のマンガにいたるまで史実にもとづいて日本語の進化の謎に迫る。この歴史の旅を通じて、「お」と「を」、「は」と「わ」、「じ」と「ぢ」の違いなど、日本語理解が深まる一冊。学校が教えてくれない「あいうえお」の世界へようこそ!
2022/09/08 刊行

歴史の転換期をめぐって
大澤真幸/平野啓一郎 著
コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻……人類史レヴェルの危機に直面し、私たちは正念場を迎えている。今こそどんな未来を選び取るのかが問われているのだ。この歴史の転換期にあたり、天皇論や三島由紀夫論など対話を重ねてきた二人の知性が、新たな日本のアイデンティティを模索した。蔓延する「日本スゴイ」論を、鍛え抜かれた言葉と思索の力で徹底検証。将来世代のことを視野に入れ、環境、ジェンダー、平和など、あくまで理想を追求し続けるために我々は何をなすべきか、国を愛するとはどういうことかをラディカルに問うた「憂国」の書。 なお本書の元となった対話は、平成の天皇(現・上皇)が退位を宣言した後の二〇一九年一月、コロナ禍中の二〇二〇年八月および二〇二一年三月、そしてロシアのウクライナ侵攻最中の二〇二二年四月に行われた。
2022/08/31 刊行

5つの転換点と迫りくる最大の危機
小川真如 著
稲作伝来以来、日本人はコメ不足に悩まされてきた。1967年、ついに自給自足を達成する。だが、そこに喜びはなかった。直ちに到来したコメ余り時代と減反の開始、ヤミ米の拡大と食管制度の崩壊、ウルグアイ・ラウンドで生まれた国際秩序への対応、水田フル活用政策の誕生と混乱……。本書は半世紀で大変貌を遂げた日本人とコメの関係を、転換点ごとに整理。そして、残された未解決問題がもたらす最大の危機に警鐘を鳴らす。
2022/08/31 刊行

倉本一宏 著
清盛ら平家一門が権力を握り、日本史の主役を務めたのはわずか十数年。だが平氏の存在感は大きい。「源平合戦」で功績を挙げて鎌倉幕府を支えた御家人(北条氏、梶原氏、三浦氏など)の多くは平氏出身とされ、後世の織田信長も平氏の末裔を称した。本書は、平朝臣の姓を賜った天皇の子孫たちに始まり、朝廷に対して反乱を起こした平将門、公卿・実務官人として京都で活躍した堂上平氏など、公家・武家にわたる平氏の全貌を描く。
2022/08/31 刊行

軒上泊 著
「君はいま何を滑稽だと思っている?」「自分自身です」――僕は何者かからの五百万円と引き替えに、殺人事件の犯人として自首した。そして、17歳の全部を少年院の中で使い果たした。18歳になり仮退院した僕を待っていたのは、卑屈な父親と装飾した街、そして一通の手紙――。誰がなぜ僕を犯人に仕立てたのか。本当の犯人は誰なのか。僕の足は、被害者の家庭へと向いた。
2022/08/31 刊行

中江有里 著
村山由佳氏、おすすめ!「作家・中江有里の真摯な声が聞こえてくる。人生からは逃げられない、けれど人は変われる、と」30歳の大倉玉青は、人材派遣会社に登録し大手通信系企業の受付として働いている。大学時代は、演劇サークルに所属していた。愛読書の『走れメロス』をバッグに放り込み、苦行のような満員電車に乗り職場へ通うのは、ただ生活のためだけだ。その生活が空虚で、何のために生きているのかわからない。彼女は、5年前の自らの選択が生んだ「秘密」を抱え、それに関わる者の存在を「希望」と感じながら、ただ日々を過ごしていた。そんなある日、劇的な邂逅から生活が急転。玉青は思う。この出会いを、わたしは信じていいのだろうか――。女優・作家・歌手として多彩な才能を見せる著者が、二人の女性の交錯を軸に現代的テーマに迫った、温かでミステリアスな物語。『トランスファー』改題。【目次】同じ夢極夜世界は広い振り向かない男話してくれて嬉しかったおやすみ 洋海再びの夢まだ、生きているまだ死ねない痕跡 〈巻末対談〉松井五郎(作詞家)×中江有里 歌手活動の再開は、この小説がきっかけだった
2022/08/31 刊行

軒上泊 著
1994年、一人の男が沖縄・万座毛から墜死した。遺骨を引き取った22歳の美しい娘も行方不明に。素人探偵(アマチュア・オプ)の私は、事件を追ううちに11年前の海難事故に辿り着く――。基地の街・沖縄を舞台に麻薬取引、臓器移植を巡る事件が絡み合い、めまぐるしいスピードで展開する極上のミステリー。
2022/08/31 刊行

ご当地藩のすべてがわかる!
中央公論新社 編
「最強・最弱の藩」「英雄の末裔藩」「名君と呼ばれた藩主」「幕閣を輩出した藩」「名門藩校の実力」「版図が最大・最小の藩」「268年一家支配の藩」「藩主家が最も多く代った藩」「物語となった藩」……テーマ別に、現代日本の源流となった江戸の藩を紹介する。幕藩体制を理解するための基本事項解説のほか、各藩の格付け(御三家、御家門、御連枝、親藩、譜代、外様など)、歴代藩主、石高、伺候席などを一覧できる504藩のデータシートも充実。2020年刊行のムック『江戸五百藩 ご当地藩のすべてがわかる』に新規要素を収録した完全保存版。
2022/08/29 刊行

開封暗夜陣
井上祐美子 著
後宮の主に追われる少女、母を探す皇子、使命を帯びた秀才。運命に導かれ、三人は幻の郷・桃花源を目指す――中華歴史ファンタジー、ここに開幕!
2022/08/23 刊行

竹西寛子精選作品集
竹西寛子 著
表題作ほか、「兵隊宿」(川端賞)「蘭」「鶴」など自選短篇小説全十三篇に、高校の国語教科書で親しまれた随想八篇を併せた決定版作品集。〈解説〉堀江敏幸
2022/08/23 刊行

風雲江南行
井上祐美子 著
幻の郷・桃花源を探し都を出た一行は、道中盗みの嫌疑を掛けられる。亡国の宝と江南の歴史に隠された、桃花源の手がかりとは? 白熱の第二巻!
2022/08/23 刊行

日本近代プレBL短篇選
中央公論新社 編
日本近代文学において「男性間の愛と絆」はどのように描かれてきたのか。国木田独歩から山本周五郎まで十五篇を精選。文庫オリジナル。〈解説〉佐伯順子
2022/08/23 刊行

橋本治 著
許婚者に裏切られ、一夜にして全てを失った東大生・貫一。孤独な心を満たすものは、愛か、金か、それとも――。橋本治、衝撃の遺作。〈解説〉橋爪大三郎
2022/08/23 刊行

逢坂剛 著
記憶を失い、アメリカ西部へと渡った土方歳三を狙うのは、女保安官と元・新選組隊士。大切な者を守り抜き、失った記憶を取り戻せ!〈解説〉西上心太
2022/08/23 刊行