ホーム > 検索結果
全10641件中 195~210件表示

大笹吉雄 著
岸田戯曲賞に名を残す岸田國士とは何者か。その多くの遺作群が上演されるたびに話題になるのはなぜか。岸田の目指した「文学の立体化」はどこまで可能か。真の岸田像を提出する―!
2025/09/30 刊行

岡田温司 著
特異な歴史性をまとうイタリアは、現代思想に独特の介入を続けてきた。観念よりも具体的な問題に関心が向かい、生政治、神学の世俗化、否定の思考等を巡る強力な思考が繰り広げられている―
2025/09/30 刊行

ドストエフスキー 著/江川卓 訳
ドストエフスキー作品の謎に最も迫った翻訳者・江川卓による魂の訳業、初文庫化。大審問官の問い、ゾシマ長老の死……カラマーゾフ(黒塗)家の一族をめぐる壮大な愛憎劇は、やがて殺人事件へと向かう。(第2巻)カラマーゾフ家の人々の間にさまざまな思惑が入り乱れる中、ついに父フョードルが殺害される。はたして犯人は―(第3巻)父フョードル殺害事件の裁判が進展する一方で、カラマーゾフの兄弟たちはそれぞれに転機を迎えていた。やがて、あの夜の真相が明らかになる。彼らは、ロシアは、そして人類の運命は――「現代の予言書」として読み継がれてきた一大叙事詩はついにクライマックスへ!(第4巻)。※本コンテンツは、中公文庫『カラマーゾフの兄弟』1~4巻を合本化したものです。
2025/09/30 刊行

チャーチル、ローズヴェルト、ハリマン 父娘の愛と戦争の物語
キャサリン・グレイス・キャッツ 著/砂村榮利子 訳
三大国の思惑が入り乱れるヤルタ会談を舞台に、尊大・放縦な「父」を支え、機転と才覚により協定を成立へと導いた英首相チャーチル次女・セアラ、米大統領ローズヴェルト長女・アナ、米駐ソ大使ハリマン次女・キャスリーン(キャシー)の活躍と波瀾の生涯を描く主要登場人物英首相チャーチル次女・セアラ 1914-1982 (カバー写真左) 首相副官・女優・空軍婦人補助部隊士官 3度の結婚。 頭脳明晰にして情熱的。当時、初婚が破綻する中、息子がナチスの捕虜となった傷心中の米駐英大使ワイナント(戦後ピストル自殺)と不倫関係に。戦後は映画・舞台女優として活躍米大統領ローズヴェルト長女・アナ 1906-1975 (カバー写真中央)大統領副官 2度の結婚。 当時、2度めの婚姻中。会期中、瀕死の父(2ヵ月後に死去)を献身的に介助。母エリノアと距離を置き、父の愛人秘書ルーシーを敬愛。戦後は新聞経営に失敗、その後、社会奉仕活動に専念。米駐ソ大使ハリマン次女・キャスリーン(キャシー)1917-2011(カバー写真右)ジャーナリスト ロシア語を習得し、対ソ首脳との融和に貢献。ソ連軍によるカティンの森虐殺事件をナチスの犯行と誤認。父から、父の愛人パメラとの離反工作を依頼されるもパメラと友情を温める。チャーチル長男妻・セアラの兄嫁・パメラ・チャーチル 1920-1997 キャシーの父ハリマンとロンドン空襲下で不倫関係に。多くの男性と情事を重ね、71年にハリマンと3度めの結婚。民主党の主要な資金調達者となり、クリントン政権下で米駐仏大使。
2025/09/30 刊行

開発・民主化・民主主義再考
岩崎育夫 著
先進国から途上国まで、民主主義体制から一党独裁、軍政、王政まで多種多様なアジア諸国。開発体制・民主化・民主主義の三つの視点から横断的に分析し、アジアとは何かを問い直す。
2025/09/30 刊行

グリモ・ドゥ・ラ・レニエール 著 伊藤文 訳
招待者の使命とは? 訪問客の心得とは? 食卓の粋な会話とは? B=サヴァランに先駆けて料理評論を創始した稀代の美食家が、皮肉や諧謔をこめて説く究極のもてなしの哲学。初邦訳。
2025/09/30 刊行

ヴァティカンをめぐる医学史
小長谷正明 著
カトリックの頂点に立つローマ教皇は、宗教上の指導者であるだけでなく、しばしば世俗君主として権勢を振るった。執務上のストレスや贅沢な食事などから高血圧や痛風を患った例も数多い。教皇ほどの権力者が健康を損なえば、その影響はいかに甚大であったか。毒殺説がささやかれる教皇は、誰にどのような毒を盛られたのだろうか――。現代に残された文献をもとに歴代教皇の病いと死を検証し、医学の発達の歴史をたどる。
2025/09/30 刊行

戦史に学ぶ決断の時機と方策
齋藤達志 著
ガリポリ(WWⅠ)、ダンケルク(WWⅡ)、スターリングラード(WWⅡ)、ガダルカナル、インパール、キスカ‥各戦地において、政府と軍統帥機関、そして現場指揮官が下した決断と背景との因果関係・結果を分析。窮地から脱するための善後策を探る―!
2025/09/30 刊行

国務長官回想録
ジョン・ダレス 著/大場正史 訳
対日講和に奔走し、アイゼンハワー大統領下で国務長官として冷戦外交を主導。第二次世界大戦後の混乱する世界情勢に鑑みて、NATO(北大西洋条約機構)やOAS(米州機構)設立の経緯を明かす。ソ連・中国の脅威に直面するなかで、安易な宥和政策や国連安保理の機能不全を批判、世界の安定・平和への方策を提言する。第二版の原著者まえがき第一章 現代の課題 第一節 危機 第二節 汝の敵を知れ 第三節 目標第二章 われわれの政策 第一節 宥和策は無用 第二節 国際連合 第三節 国連の運営状況 第四節 植民地の進展と暴力革命 第五節 地域的連合 第六節 経済上の空白と精神上の空白 第七節 軍事上の空白 第八節 外交政策の特殊性第三章 外交政策の限度 第一節 五カ年間の得点しらべ 第二節 なぜ共産主義は勝つか第四章 なにをなすべきか 第一節 これだけはぜひとも 第二節 二党協調主義の将来 第三節 世界機構の発達 第四節 西欧の統一 第五節 アジアにおける諸政策 第六節 軍部の役割 第七節 新しい方法 第八節 精神に必要なもの 第九節 平和への道
2025/09/30 刊行

松村由利子 著
「情熱の歌人」と呼ばれる与謝野晶子は、短歌だけでなく、詩、社会評論、童話・童謡など、さまざまな分野で多くの仕事を成し遂げた。しかしその活躍が多岐にわたるがゆえに、「君死にたまふことなかれ」や「母性保護論争」など限られた側面しか知られていない。本書では、晶子の幅広い業績をたどるとともに、教育や労働について鋭く論評し、たくさんの子を産み育てた「ワーキングマザー」でもあった、ひとりの等身大の女性像を描きだす。
2025/09/30 刊行

制約と実存
塩塚秀一郎 著
ポーランド出身のユダヤ系移民の子としてパリに生誕したペレックは、第二次世界大戦によって戦争孤児となり、想像を絶する人生の断絶を体験した。やがて作家として歩み出すと、実験文学集団ウリポ(潜在文学工房)への加入を契機に、特異な言語遊戯小説の制作者として知られるようになる。フランス語で最も出現頻度が高いEの排除という「制約」によって成された『煙滅』や、集合住宅での人・物・出来事を徹底して描出した『人生 使用法』など、その作品群はどれも現代的問題性を宿した重要な達成とされ、評価は歿後ますます高まっている。本書は『煙滅』日本語訳という容易ならざる作業を成したフランス文学者が、この「世にも稀なる風変わりな文学的個性を持つ、およそ誰とも似ていない作家」(カルヴィーノによるペレック評)の、人と作品が秘めたものを存分に語りながら、その魅力へと縦横に迫った労作である。異なるアプローチから成る作品論を重ねつつ、〈日常〉〈自伝〉〈遊戯〉〈物語〉という四領域を満遍なく扱う総合的読解を志向した本書の方法的特徴も注目されよう。
2025/09/30 刊行

矢月秀作 著
※中公文庫「もぐら新章」シリーズ全4巻を合本。既刊電子版と内容に変更はありません。※大人気ハード・アクションシリーズ、第2シーズン!「もぐら」こと影野竜二の息子・竜星は、沖縄で戦いとは無縁の高校生活を送っていた――はずだった。ITベンチャー社長の爆死事件、最凶の武闘派ヤクザ・座間味組との衝突など、親友・真昌とともに次々と事件に巻き込まれる竜星。彼の眠っていた本性が呼び覚まされた時、新たなるもぐら伝説が始まる!収録作品『もぐら新章 血脈』『もぐら新章 波濤』『もぐら新章 青嵐』『もぐら新章 昴星』
2025/09/30 刊行

矢月秀作 著
※中公文庫「もぐら」シリーズ全7巻を合本。既刊電子版と内容に変更はありません。※ある事件で相棒と愛する妻と娘を失い表社会から姿を消した、元警視庁組織犯罪対策部の影野竜司。十年後、竜司は闇社会で“もぐら”と恐れられるようになる。警察には相談できぬ事件を請け負い、暴力を厭わず、超法規的に過激な手段で解決するトラブルシューターとして――。シリーズ累計130万部超の大人気ハード・アクション!収録作品『もぐら』『もぐら讐』『もぐら乱』『もぐら醒』『もぐら闘』『もぐら戒』『もぐら凱 (上)』『もぐら凱 (下)』
2025/09/30 刊行

野村喜和夫 著
錯綜する幻覚的ヴィジョンの構造、分裂した自己像への視座、象徴主義の秩序を超えていく言葉のエネルギー、巧妙な自己笑劇化の装置‥そして「詩を書かなくなった詩人」としての晩年。本書は評論でも研究書でもなく、「評釈つき詩集」だと著者は書く。大枠は評伝・解釈を付けた詩集であり、それゆえ、入門書的関心の読者をも引きこむ本だが、一方で、「地面の詩学」「身体の詩/詩の身体」「母性棄却」「姦通系」など、独自の用語を駆使して、朔太郎に深く斬り込んだ高度な内容を併せ持つ。読者を充分に楽しませつつ、同時に、豊かで不気味な詩世界に導く、まさに「たくらみ」に満ちた一冊。
2025/09/30 刊行

王冠への忠誠と自由な連合
小川浩之 著
イギリスと、過去にその帝国支配下に置かれた国々が中心となり形成される自由な連合=英連邦。本書では、この独特の存在を通して、イギリス帝国の着地点を探り、帝国後のソフトパワーの源に迫る。
2025/09/30 刊行