ホーム > 検索結果
全10642件中 0~15件表示

影山輝國 著
『論語』の解釈は一通りではない。日本に伝わった貴重な写本を紹介しつつ、多様な読み方の楽しみを説き、あわせて孔子の生涯をたどってゆく。孔子とその弟子たちの言行録を味読するための画期的な入門書。
2025/12/26 刊行

野村進 著
手近なリゾート地というイメージが定着しているサイパン島は、第一次世界大戦中の1914年からアメリカが占領する44年まで、日本の統治下に置かれた。移民によって開墾され、「南洋の東京」として栄えたが、やがて戦禍に──。「楽園」を求めて南の島に渡った二つの家族を通して、日本領サイパン島の歴史をダイナミックに描く。〈解説〉池澤夏樹〈目次〉プロローグ第1章 漂着第2章 獣の島第3章 南洋成金第4章 南洋の東京第5章 北ガラパン二丁目大通り第6章 南村第一農場第7章 海の生命線第8章 軍島第9章 戦禍第10章 収容所エピローグ解説 池澤夏樹
2025/12/26 刊行

近代日本の音楽移転
竹中亨 著
西洋音楽が日本にもたらされて150年。日本人は洋楽を短期間に、徹底して取り入れたが、これは世界にも稀な事例なのだ。ではどのようにして洋楽を是とする価値観が生まれ、新しい感性が習得され、コンサートの実践が受け入れられたのか。世紀転換期の明治末、宗教学者・姉崎正治(嘲風)の雑誌論文に端を発する「ワーグナー・ブーム」は、日本の洋楽受容の縮図と言っていい。洋楽の流入経路、それに関わった役人や学者、音楽家、「お雇い」教師たちの意図と役割を詳細に辿り、日本近代化のもう一つの流れを描き出す鮮やかな社会文化史。目次より序 章 明治のワーグナー・ブーム第一章 シューマンの「薩摩潟」第二章 文明国にふさわしい響き第三章 「敗者」たちの洋楽第四章 「お雇い」の奮闘第五章 二人の洋楽徒―留学・栄達・屈折第六章 洋楽と明治のハビトゥス補 章 「ワーグナー」はどこから来たか第七章 「時代閉塞」を打破するタンホイザー終 章 頭を通して聴く音楽
2025/12/26 刊行

山本孝文 著
百済、新羅、高句麗が鼎立した韓半島の三国時代は、日本列島の古墳時代とほぼ重なり合う。本書はまず第Ⅰ部で、日本列島と韓半島の交渉史を扱う際の問題点全般を提示する。第Ⅱ部では、国家形成期の百済と新羅の政治・社会・文化を、考古学の最新の発掘成果にもとづき詳述する。さらに第Ⅲ章では、韓半島南部にあって地理的に日本列島と深い関係を持った加耶、そして栄山江流域を取り上げる。三国時代の韓半島がどのような社会であったのかを、古墳時代の日本列島との比較から浮き彫りにし、韓半島のそれぞれの地域にとって日本列島の諸勢力がどのような存在であったかを探究する。
2025/12/26 刊行

イアン・マキューアン 著/真野泰 訳/金子恵 絵
ぼく夢をみているんだろうか、それとも?ネコや赤ちゃんと体が入れ替わる、いじめっ子の気持ちが手に取るように分かる、うるさい両親を消してしまう、大人になった気分を満喫する。ふとしたきっかけで、そんな空想の世界に心がとらわれてしまう少年ピーターの毎日はスリルいっぱい。誰だって最初は子供だった――驚き、切なさ、自分とちがう存在を想像してみること、誰でもいつかは大人になること。子供たちに、そして昔子供だったすべての人に、いろいろなことを教えてくれる冒険ストーリー。英国ブッカー賞作家からの贈り物。
2025/12/26 刊行

佐藤誠三郎/松崎哲久 著/河野有理 解説
政治の見方を変えた画期的名著が刊行から40年を経てよみがえる!なぜ長期安定政権が続いたのか、どこに権力があるのか、誰が首相を決めたのか‥役職人事の制度化や派閥の機能など、自民党の党運営、政治過程を実証的なデータを用いて分析する。図表および資料多数収載。解説・河野有理。〈目次〉 第Ⅰ部 分析第1章 優越政党としての自民党第2章 役職人事の制度化第3章 派閥と党運営第4章 政策決定の仕組み第5章 民意への対応第6章 自民党の国会運営第7章 野党の立法活動第8章 現代日本の政治システム 第Ⅱ部 資料解題第1章 戦後内閣一覧表第2章 自民党の前身政党第3章 自民党政権の組織構造第4章 自民党議員第5章 有力議員第6章 官僚・知事経験議員第7章 派閥第8章 政務調査会第9章 国会審議 第Ⅲ部 基礎資料戦後内閣一覧役職一覧戦後選挙結果一覧自民党議員一覧
2025/12/26 刊行

自主防衛と対米依存のジレンマ
北井邦亮 著
憲法第九条を持つ国家として、日本はどこまで軍事的役割を担うことができるのか。日米ガイドラインは、米軍と自衛隊を有事の際に具体的にどう動かすかという取り決めである。米国のアジア戦略や日本を取り巻く安全保障環境の変化を受け、1978年に策定され、97年と2015年の二度にわたって改定された。本書は、その過程と内容を日本の自主性の発露という視角から捉え、日米安保体制の現在地と日本の防衛政策の本質を提示する。
2025/12/26 刊行

中国の独裁君主
宮崎市定 著
康熙帝の治政を承け中国の独裁政治の完成者となった雍正帝。その生き方から問う、東洋的専制君主とは?「雍正朱批諭旨解題」併録。〈解説〉礪波 護
2025/12/26 刊行

石川桂郎 著
種田山頭火、尾崎放哉、高橋鏡太郎、西東三鬼……破滅型、漂泊型など強烈な個性を持った十一名の俳人たち。人生と世間と格闘しつつ、俳句に賭けた彼らの壮絶な生きざまと文学世界を端正な筆致で彫琢する。読売文学賞受賞作。解説・高橋順子
2025/12/26 刊行

増補新版
鹿島茂 著
『レ・ミゼラブル(惨めな人々)』という題名それ自体の意味が、黒々とした写実的な木口木版のおかげで初めて理解できたように思えた。すなわち、ユゴーは単に貧困によって虐げられた弱者ばかりでなく、貧困が生み出すあらゆる悪を、被害者も加害者もひっくるめた形で描き出すつもりだったのではなかろうか――――(「はじめに」より)19世紀フランスで大ヒットしていた「レ・ミゼラブル」。話題作を《絵》で読みたいと欲する民衆のため、膨大な木版挿絵360葉をつけた廉価版全巻233冊が刊行された。それをパリの古書店で偶然発見した著者が、挿絵230葉を選りすぐり、物語の要約を添え、さらに当時の社会情勢や民衆の生活をわかりやすく解説。時代を超えて人々の心に響く、愛と苦悩の物語を繙く。作品にまつわる講演録、エッセイを収録。・「なぜ『レ・ミゼラブル』は人の心をうつのか?」・「19世紀初頭、フランスに生きた人びと」
2025/12/26 刊行

企業トップ60人が明かす新時代の生存戦略
読売新聞経済部 編
読売新聞経済面の人気連載「リーダーズ 経営者に訊く」の書籍化。
2025/12/23 刊行

荷風全集附録
中央公論新社 編
昭和23年から四年をかけ、伏字を復活、全巻著者の校訂を経て刊行された生前最後の『荷風全集』。文人、カフェー店主、歌舞伎役者ら79人が文を寄せた月報を初の書籍化。〈解説〉多田蔵人
2025/12/23 刊行

森まゆみ 著
地域の歴史や文化、人々の営みを記録してきた著者が、みずからの十代までの体験を回想。少女の視点から甦る、高度成長期の東京下町、庶民と家族の生活史。
2025/12/23 刊行

自然の発見者
アンドレア・ウルフ 著/鍛原多惠子 訳
ナポレオンに次ぐ影響力を有し、ゲーテやダーウィンに影響を与えた知的好奇心と冒険心にあふれる偉大な博物学者の傑作評伝。『フンボルトの冒険』改題。
2025/12/23 刊行

岩井圭也 著
大戦、朝鮮戦争特需、公害問題……激動の時代に翻弄されつつ、北の水銀鉱山に生きた数奇な一族を描く、哀切な昭和ロマン。〈巻末対談〉今村翔吾×岩井圭也
2025/12/23 刊行