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井上祐美子 著
博陵郡王の屋敷で怪異が頻発する。桃の木のたたりと断じて呪法をほどこそうとする道士の騙りを見破り、眠りから醒めなくなった娘を救うのは、式神を操る青年・光周明。はたして彼の正体は?(表題作)他に、孤独な少年帝に忠誠をつくす虎、竜王の甕が見せる夢幻、墨に命を賭けた名匠の皮肉な運命を描いた、心ゆさぶる幻想的な珠玉の四篇を収録。中国傑作短篇小説集。
2008/03/21 刊行
魂葬屋奇談
九条菜月 著
「そこには、近付かない方がいいよ。死にたくなければね」通り魔が頻発する地区で、使い魔を連れた男女に出会った深波。それを聞いた時雨の警告が意味するのは――?人気シリーズ登場!
2008/03/21 刊行
結城昌治 著
私立探偵の真木は、実業家・磯村の依頼を受けて、十九歳の劇団研究生・乃里子の行方を捜し始めた。調査が進むに従って、バーの女、ボーイフレンドの父と関係者が相次いで殺され、一族の暗く重い過去が真木の前に現れる。
2008/03/21 刊行
村上春樹 訳 レイモンド・カーヴァー 著
初めて活字になった短篇『怒りの季節』など来るべき作品世界を暗示する習作群、単行本未収録の詩、自作を語るエッセイ、死を目前にした最後の散文。作家カーヴァーの起点と終着点を結ぶ作品集。
2008/03/10 刊行
神坂次郎 著
鯛の寸法計り、風呂桶運び、書物の揺さぶり……奇妙な仕事に従事して戦国から江戸にかけての世を生き抜いた男たち。決して派手な活躍はしなかった歴史の中の無名者たちの哀歓をつづった異色の時代小説集。『定本 おかしな侍たち』から八編を選り抜いて改題
2008/02/28 刊行
吉行淳之介 訳
生涯にたわむれし女三千七百四十二人、終には女護の島へと船出し行方知れずとなる稀代の遊蕩児世之介の物語が、最高の訳者を得て甦る。〈解説〉林 望
2008/02/25 刊行
町田康 著
河内音頭にうたわれた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る、著者渾身の長編小説。谷崎潤一郎賞受賞作。〈解説〉石牟礼道子
2008/02/25 刊行
近代イスラームの挑戦
山内昌之 著
十九世紀、西欧の帝国主義によりイスラーム世界は危機に陥る。明治維新とも無縁ではない改革運動と近代化への挑戦の道を現代の民族問題と繋げて捉える。
2008/02/25 刊行
太陽の国の英傑たち
大垣貴志郎 著
「太陽の国メキシコ」と言えば、わたしたちは陽気なマリアッチや古代文明を思い起こす。だが重層的な民族構成や文化をもつメキシコは、「仮面をかぶった国」と言われ、なかなか素顔を見せない。この複雑なメキシコの歴史を、マヤやアステカにはじまり、植民地時代、レフォルマ戦争、メキシコ革命などをへて現代まで概説するとともに、イダルゴやサパタなど、それぞれの時代を特徴づける神がかり的な英雄たちを紹介する。
2008/02/25 刊行
哲学誕生
内山勝利 編
哲学ということばは「ピロソピア(愛知)」に由来します。ギリシア人はこの世界の多様性ばかりでなく、そもそも世界が存在することに驚き、その成り立ちと仕組みに思索を凝らしたのです。ものごとの原理を徹底的に考えるという哲学の根本姿勢がここに生まれました。ミレトス学派からソクラテス・プラトン・アリストテレスにいたる古代ギリシア哲学創成期の歩みを辿り、西洋における哲学的思索の誕生と開花の多様なドラマを跡づけます。
2008/02/25 刊行
塩尻~妻籠
笹沢左保 著
木枯しの音を道連れに、中山道を足まかせ。宿場に巣くう悪人たちに、独り敢然と立ち向かう。行く手は白刃の修羅のなか――孤高の一匹狼、木枯し紋次郎が木曽路を往く。名作「街道シリーズ」第二弾
2008/02/22 刊行
粕谷知世 著
お雛様や、お人形とも話せた幼い日々、病弱な弟を抱える家族の中で、ひとり孤独を感じていた頃、将来が見えず惑い苛立った思春期。少女・風美にめぐる季節を切り取り、誰もが、心のなかに大事に持っている〝あのころ〟の物語を描き出す。期待の新鋭、初の文庫化!
2008/02/22 刊行
大石英司 著
「北方領土の無血占領」という奇跡から一夜。武力奪還を目指すロシアは戦爆連合部隊を派遣する。オホーツク海での交戦の末、自衛隊パイロット二名がサハリンへ漂着。サバイバルの行方は?
2008/02/22 刊行
佐々木高行日記にみる明治政府と宮廷
笠原英彦 著
維新の一大理念であるはずの天皇親政は、明治政府誕生後間もなくして形骸化した。事態を憂慮した天皇側近の元田永孚、佐々木高行らの侍補グループは、名実ともに実効ある親政とすべく、薩長藩閥政府に対峙する。本書は、明治天皇から「左右ニ陪シテ誠ニ進規ニ尽ス」の御沙汰を下賜された数少ない維新官僚・佐々木が残した膨大な日記を読み解き、その親政論の政治的意義を明らかにするとともに、当時の政府と宮廷の状況を描出する。
2008/02/08 刊行
小池真理子 著
急逝した親友の不倫相手と飲んだのをきっかけに、エリカは、彼との恋愛にのめりこんでいく。逢瀬を重ねていった先には何が……。現代の愛の不毛に迫る長篇。
2008/01/25 刊行