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中条省平 著
人間中心主義に抗う谷崎、乱歩、足穂、三島、澁澤らの作品を手掛かりに、「反近代」という視点で近代文学の再読に迫る。既製文学史にアンチテーゼを掲げる文芸評論。
2024/11/29 刊行
文豪に学ぶテクニック講座
中条省平 著
厳選した小説から織り込まれた言葉の技術を解析し、不朽の名作といわれる所以を探る。また、文章読本の変遷を辿って近代文学の特異性を解読し、文章術の極意に迫る。
2024/11/29 刊行
野崎歓 著
大正期の作品群から、エキゾティシズムを超えて異邦を夢みながら美女と美食に惑溺する創造世界に、『痴人の愛』『卍』へと連なる萌芽を再発見する。
2024/11/29 刊行
なぜ政党政治は「悪法」を生んだか
中澤俊輔 著
言論の自由を制限し、戦前の反体制派を弾圧した「稀代の悪法」。これが治安維持法のイメージである。しかし、その実態は十分理解されているだろうか。本書は政党の役割に注目し、立案から戦後への影響までを再検証する。1925年に治安維持法を成立させたのは、護憲三派の政党内閣だった。なぜ政党は自らを縛りかねない法律を生み、その後の拡大を許したのか。現代にも通じる、自由と民主主義をめぐる難問に向き合う。
2024/11/29 刊行
終末思想で読み解くキリスト教
岡田温司 著
世界の終末に神が人類を裁く「最後の審判」。キリストが再臨して、天国で永遠の命をあずかる者と地獄へ堕ちて永遠の苦しみを課される者を振り分けるとされる。西洋の人々にとって、希望の光であると同時に恐怖の源でもあった。本書は、このキリスト教の重要主題をわかりやすく解説する。死後の世界はどうイメージされたか。罪は誰が裁き、どんな罰が与えられたか。裁きに正義はあったか――。多くの図版とともに読み解く。
2024/11/29 刊行
坂井希久子 著
ヒット作『妻の終活』の著者が贈る最新の人情ドラマは「親の終活」父が脳出血で倒れた。折り合いの悪い父・時次郎と、この10年連絡すら取り合っていなかった42歳の篠崎明日美。実家からは勘当されとっくの昔に母に逃げられている時次郎にとって、一人娘である明日美は唯一の身内である。変わり者の父は16年前から「まねき猫」という立ち飲み屋を営んでいるが、医師には「回復後も麻痺が残る」と言われ、店に立ち続けるのは難しそうだ。「まねき猫」を閉めるしかないと考えていた明日美だったが、時次郎の友人で店の回転資金として300万円貸しているという「宮さん」によると、返済に関しては「『まねき猫』が続くかぎり無期限」ということらしく、簡単に閉店するわけにはいかず……。果たして、明日美の選択は――。※「せんべろ」とは:1000円でべろべろに酔える酒場などの俗称。
2024/11/29 刊行
諷刺画とともに見る指導者たち
飯倉章 著
1914年に勃発した戦争は、当初の予測を裏切り、4年以上に及ぶ最初の世界大戦となった。その渦中で、皇帝や政治家、軍人などの指導者は、どのような選択と行動をし、それは戦況にいかなる影響をもたらしたのか? 本書は重要人物や戦場を描いた100点近くの諷刺画を織り交ぜ、当時の状況を再現しながら、戦いの軌跡をたどる。そして、複雑な背景を持つ第一次世界大戦を多面的に読み解き、実態をここに描き出す。
2024/11/29 刊行
澤地久枝 著
「昭和史というすらりとした言い方や書き方では包括できない生身の人間の話を、生活を書きたい」(『昭和史のおんな』単行本あとがき)。東郷青児と情死をはかった西崎盈子、夫の出陣前夜に殉死した井上中尉夫人・千代子、保険殺人をはかった母子・徳山はつ/光子、堕胎罪に問われた女優・志賀暁子、ソ連へ亡命した女優・岡田嘉子……。昭和のメディアを「騒がせた」女たちの苦闘に寄り添い、その人生を追ったノンフィクション。文藝春秋読者賞受賞。昭和100年に際し、二・二六事件の遺族を追う「雪の日のテロルの残映」が補完された完本を文庫化。「文庫版あとがき」を収録。〈解説〉酒井順子■目次■妻たちと東郷青児井上中尉夫人「死の餞別」保険金殺人の母と娘志賀暁子の「罪と罰」杉山智恵子の心の国境チフス饅頭を贈った女医性の求道者・小倉ミチヨ桝本セツの反逆的恋愛初代女性アナ翠川秋子の情死擬装結婚の愛と真実さまよえる「ノラ」日中の懸橋 郭をとみと陶みさを伝説のなかのプリマドンナ夫の生還を信ず小林多喜二への愛雪の日のテロルの残映あとがき文庫版あとがき解説 酒井順子
2024/11/29 刊行
橋と水辺の物語
小倉孝誠 著
ブルゴーニュ地方の山中に源を発し、ル・アーヴル近くで英仏海峡に注ぐ。全長七七六キロに及ぶ堂々たる大河、セーヌ川。パリ市の紋章には「たゆたえども沈まず」とあり、パリとこの川の浅からぬ縁を証言している。昔日のガイドブック、文学作品などの歴史的証言の数々を繙いて、この都市の錯綜したイメージを読み解いてゆこう。著者とともに、河岸を散策し、船に乗り、橋に佇めば、見知らぬパリの相貌に出会えるだろう。
2024/11/29 刊行
はせがわゆうじ 作
ベストセラーの絵本にテーマソングの楽譜がついた特別版が登場。「ぼく」の世界をより深く感じることのできる1冊。
2024/11/20 刊行
美輪明宏 著
「微笑みは開運の鍵」「ルンルンルン」「はんなり」「麗人」「正負の法則」「地獄極楽は胸三寸にあり」……。美輪明宏さんが89年の人生をかけて大切にしてきた珠玉の言葉と自筆の書が満載!
2024/11/20 刊行
垣谷美雨 著
六十三歳の雅美は、子育てに追われて自分らしく生きられなかった人生を悔やんでいる。人生をもしやり直せるなら......。大谷選手をまね、マンダラチャートのマス目を埋めた雅美はタイムスリップし、中学生に戻ってしまう。
※「マンダラチャート」は一般社団法人マンダラチャート協会の登録商標です。
2024/11/20 刊行
フランツ・カフカ 著/頭木弘樹 編訳
カフカの一行が、俳句に変身する。「ときおり体が八つ裂きになりそうな不幸を感じる」「家族のなかで、他人よりももっと他人のように暮らしている」――二〇世紀の文豪がのこした断片八〇首を、自由律俳句のように味わう鮮烈なカフカ入門。カフカの短い断片を新たに訳し下ろし、小宇宙のような深みを楽しめる解説つき。俳人・九堂夜想×頭木弘樹との対談では、俳句×カフカの共鳴を縦横無尽に感じられる一冊。
2024/11/20 刊行
僕はこんなふうに考えてきた
養老孟司 著/鵜飼哲夫 編
「ああすれば、こうなる」と、すぐに答えが出ることなんて、面白いはずないでしょう――。頭だけで考えたことの安易な正当化を〈たかだか千五百グラムの脳味噌が、そうだと思っているだけ〉と痛快に斬り、子どもと虫の将来を本気で心配する。今の読者に改めて伝えたい、「養老節」が炸裂する22篇を厳選した、ベストエッセイ集。巻末に語り下ろし「二十年後のQ&A」を収録した、好評『なるようになる。』の姉妹編。
2024/11/20 刊行
395年から現代まで
ジャンピエール・フィリユ 著/鶴原徹也 訳
3つの大陸の交差点、3つの一神教の発祥地、数々の緊張と紛争の淵源――。中東は世界の中心である。ローマ帝国の東西分割から米国支配の終焉まで、1600年余のその興亡を、西側中心史観を脱却し、宗教の枠を超えて描く。本邦初登場の現代中東史の第一人者が、パリ政治学院修士課程の講義を20の地図と10の年表とともに再現する。
2024/11/20 刊行